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葉菜類の野菜
葉や茎を食べる野菜です。生育期間が短いものが多く、まき時をずらせば長く穫り続けられます。とう立ち(抽苔)させない温度管理が要点です。
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- 品目
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- 品種
葉や茎を食べる野菜たち
キャベツ
アブラナ科
結球性のアブラナ科。春まき・夏まきで作型が分かれる。球を押して硬く締まれば穫り頃で、遅れると裂球する。
ハクサイ
アブラナ科
秋まきが基本で、播種期が2週間ずれると結球しないことがある、時期にシビアな野菜。霜に当たると甘みが増す。
レタス
キク科
結球レタスのほか、サニーレタス、リーフレタス、ロメインなど非結球型も多い。高温で発芽しにくいので夏まきは低温処理する。
ブロッコリー
アブラナ科
頂花蕾を穫ったあと側花蕾が次々と出る品種もある。花蕾が緩む前の締まった状態で収穫する。
ホウレンソウ
ヒユ科
冷涼を好み、寒さに当たると糖度が上がる。酸性土に弱いため、種まき前の石灰による土壌調整が要になる。
コマツナ
アブラナ科
江戸期から東京・小松川周辺で作られてきた菜。生育が早く、種まきから30〜40日で穫れるため家庭菜園の入門に向く。
ミズナ
アブラナ科
京都在来の細葉の菜。株を大きく育てる作型と、若採りでサラダにする作型がある。低温に強い。
チンゲンサイ
アブラナ科
中国原産の軸が肉厚な菜。生育が早く、周年栽培しやすい。株元に土が入りやすいので浅植えにする。
シュンギク
キク科
関西ではキクナと呼ぶ。春に黄色い菊の花を咲かせることが名の由来。摘み取り型は側枝を次々に穫れるため長く楽しめる。害虫が付きにくい。
ネギ
ヒガンバナ科
白い部分を食べる根深ネギ(関東)と、葉を食べる葉ネギ(関西)で作り方がまったく違う。根深ネギは生長に合わせて何度も土寄せして軟白させる。
ニラ
ヒガンバナ科
一度植えれば数年穫り続けられる多年草。刈り取ると再び伸びてくるため、1シーズンに3〜4回収穫できる。3〜4年で株分けすると勢いが戻る。
セロリ
セリ科
冷涼を好み、乾燥にも高温にも弱い。生育期間が長く、家庭菜園では難易度が高い部類。日本では長野県が主産地で、夏の高原栽培が中心。
カリフラワー
アブラナ科
ブロッコリーと同じケールの仲間で、花蕾が白く軟化したもの。白く仕上げるには花蕾が見え始めた頃に外葉を折って日光を遮る。オレンジや紫の品種もある。
ケール
アブラナ科
キャベツやブロッコリーの原種に近い野菜。結球せず、外葉から順に掻き取れば長期間穫れる。寒さに強く、霜に当たると甘みが増す。
ルッコラ
アブラナ科
ゴマに似た香りとピリッとした辛味が特徴。タネまきから30日ほどで穫れる早さが魅力。とう立ちすると辛味が強くなるので若いうちに摘む。
タアサイ
アブラナ科
中国原産の中国野菜。寒さに当たると地面に張り付くように葉を広げ、独特のロゼット形になる。この形になった株がいちばん甘い。
ノザワナ
アブラナ科
長野県野沢温泉村が名の由来とされる漬け菜。草丈が80cm近くまで伸び、野沢菜漬けにする。カブの仲間で、根も小さなカブ状に肥大する。
タカナ
アブラナ科
九州を中心に作られる漬け菜。ワサビに似たピリッとした辛味があり、高菜漬けにすると乳酸発酵で風味が変わる。阿蘇高菜や三池高菜が知られる。
ミツバ
セリ科
日本原産の数少ない野菜のひとつ。直射日光より半日陰を好み、木陰やベランダの北側でもよく育つ。一度植えるとこぼれ種で毎年出てくる。
アスパラガス
キジカクシ科
一度植えれば10年以上穫れる多年草。ただし株が育つまで2〜3年は収穫を我慢する必要がある。土を盛って遮光するとホワイトアスパラガスになる。
モロヘイヤ
アオイ科
刻むと独特の粘りが出るエジプト原産の葉菜。真夏の高温期にいちばんよく育つため、他の葉物が穫れない時期の貴重な戦力になる。種子と莢には毒性があるため食べない。
ツルムラサキ
ツルムラサキ科
つるを伸ばして育つ夏の葉物。ぬめりと独特の香りがある。暑さに強く病害虫も少ないため、真夏でも青物を切らさずに済む。緑茎種と赤茎種がある。
クウシンサイ
ヒルガオ科
茎の中が空洞なことが名の由来。高温多湿を好み、真夏でも旺盛に伸びる。摘芯すると脇芽が次々に出て、1株から何度も穫れる。炒め物向き。
ナバナ
アブラナ科
とう立ちしたつぼみと若い茎を食べるアブラナ科の総称。ほかの野菜では失敗になるとう立ちを、そのまま収穫物にしてしまう作物。ほろ苦さが春の味。
クレソン
アブラナ科
清流に自生する水生の葉菜。市販の束から数本を水に挿すだけで発根し、そこから増やせる。ピリッとした辛味は肉料理の付け合わせに合う。
セリ
セリ科
春の七草の筆頭で、日本原産。水を張った容器でも育つ。宮城県では根まで食べる「根セリ」がせり鍋に使われる。
アシタバ
セリ科
今日摘んでも明日には新芽が出るという意味の名。伊豆諸島や房総半島が自生地。茎を切ると黄色い汁が出るのが本物の証で、この成分に独特の苦味がある。
フキ
キク科
日本原産の山菜で、葉柄を食べる。早春に地下茎から出るつぼみがフキノトウ。半日陰の湿った場所を好み、一度根付くと地下茎で広がる。
ミョウガ
ショウガ科
食べているのは花のつぼみ(花穂)。日陰でよく育つ数少ない作物で、家の北側や樹木の下が適地。一度植えれば数年間ほぼ放任で穫れる。
ワケギ
ヒガンバナ科
ネギとタマネギの雑種とされ、タネができないため球根で殖やす。株元から次々と分けつすることが名の由来。刈り取っても再生し、何度も穫れる。
葉菜類の品種
品目の下に登録されている品種です。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。
キャベツ
8品種- 金系201きんけいにいまるいち春キャベツの代表品種。葉がやわらかく、巻きがふんわりしている。生食向き。
- グリーンボール球が丸く小ぶりで、葉が濃緑でやわらかい。家庭で使い切りやすい大きさ。
- 紫キャベツアントシアニンで葉が赤紫になる。葉が硬めで、サラダの彩りや酢漬けに使う。酢に漬けると鮮やかな赤に変わる。
- ちりめんキャベツ葉が縮れた品種。加熱しても煮崩れしにくく、ロールキャベツやスープに向く。ヨーロッパで一般的。
- 寒玉キャベツ冬穫り向けの硬く締まった球になる系統。加熱調理や千切りに向く。
- 味春あじはる春どりのやわらかいキャベツ。巻きがゆるく、生食に向く。
- 札幌大球さっぽろたいきゅう北海道1個10〜20kgになる巨大キャベツ。かつて越冬用の漬物に使われた。栽培する人が減り、貴重になっている。
- 夢ごろも夏どりの中早生種。暑さに比較的強い。
ハクサイ
8品種- オレンジクイン家庭菜園でも使われる秋冬どり系ハクサイの目安です。
- 黄芯白菜きしんはくさい内側の葉が濃い黄色になる系統。甘みが強く、生でサラダにもできる。
- 無双むそう作りやすい中生種。球がよく締まり、貯蔵性がある。
- タイニーシュシュ1株1kg前後のミニ白菜。株間を詰めて植えられるため狭い菜園に向き、使い切りやすい。
- 山東菜さんとうさい東京都江戸東京野菜結球しない半結球型の白菜。葉が開いたまま育つ。関東では正月の雑煮や漬物に使われてきた。
- 仙台白菜せんだいはくさい宮城県日本の結球白菜の礎になった系統。明治末に松島湾の島で採種され、隔離された環境で純度の高いタネが採れたことから全国に広まった。
- 黄ごころ内葉が濃い黄色になる中生種。玉が締まり、貯蔵性がある。
- 紫白菜内葉が紫色になる品種。生でサラダにすると色が映える。
レタス
6品種ブロッコリー
6品種ホウレンソウ
4品種コマツナ
8品種- 大和まなやまとまな奈良県大和野菜奈良県で古くから作られてきたツケナ。葉に切れ込みが入り、株元がふくらむ。やわらかく甘みがあり、油との相性がよい。『古事記』に登場する菜の子孫とも言われる。
- 後関晩生小松菜ごせきばんせいこまつな在来系の小松菜。葉が濃緑で、寒さに当たると甘みが増す。
- 夏楽天なつらくてん高温期でも作りやすい夏まき向きの系統。
- 女池菜めいけな新潟県雪の下で冬を越し、春先にとう立ちしたところを穫るとう菜。寒さで糖を蓄えるため、独特の甘みとぬめりが出る。
- 潮江菜うしおえな高知県高知市潮江地区の在来菜。土寄せして軟白させた茎を食べる。かつて一度途絶えかけ、保存された種から復活した。
- 水前寺菜すいぜんじな熊本県葉の裏が紫色になる葉菜。ゆでるとぬめりが出る。金沢では金時草、沖縄ではハンダマと呼ばれ、同じものが各地で名を変えて残っている。
- しろ菜しろな大阪府なにわの伝統野菜白い葉柄が特徴のツケナ。やわらかく、煮浸しに向く。
- かき菜かきな栃木県春先にとう立ちした若い茎葉を手で掻き取って収穫する。甘みがある。
ミズナ
4品種チンゲンサイ
3品種シュンギク
4品種ネギ
10品種- 下仁田ネギしもにたねぎ群馬県白い部分が太く短い根深ネギ。生では強い辛味があるが、加熱するととろけるような甘さに変わる。殿様ネギとも呼ばれる。
- 九条ねぎくじょうねぎ京都府京の伝統野菜京都を代表する葉ネギ。葉の内側にぬめりがあり、これが甘みと香りの元になる。刈り取っても再生するため何度も穫れる。
- 深谷ねぎふかやねぎ埼玉県利根川流域の土壌で育つ根深ネギ。やわらかく甘みが強い。
- 岩津ねぎいわつねぎ兵庫県白根も葉も両方食べられる兵庫県の在来ネギ。冬の寒さで甘みが乗る。冬季限定で出回る。
- 松本一本ねぎまつもといっぽんねぎ長野県一度掘り上げて斜めに植え直す「曲がりねぎ」の作り方をする。ストレスがかかることで軟らかく甘くなるとされる。
- 万能ねぎばんのうねぎ九条系の葉ネギを若採りしたもの。細くやわらかく、薬味に使う。
- 曲がりねぎまがりねぎ宮城県生育途中で一度掘り上げ、寝かせて植え直す「やとい」という手法で作る。曲がろうとする力が加わることで、やわらかく甘みが増すとされる。
- 観音ねぎかんのんねぎ広島県広島市観音地区で作られてきた葉ねぎ。やわらかく、お好み焼きの薬味に使われる。
- 赤ねぎあかねぎ葉鞘部が赤紫色になるネギ。加熱すると甘みが強い。
- やぐらねぎ花の代わりに子株を付け、それが倒れて根付くことで殖える珍しいネギ。