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葉菜類

ニラ

一度植えれば数年穫り続けられる多年草。刈り取ると再び伸びてくるため、1シーズンに3〜4回収穫できる。3〜4年で株分けすると勢いが戻る。

やさしい
育てやすさ
向く
プランター
15〜25
生育適温
3品種
登録品種

Allium tuberosum原産 中国

にら / 韮ヒガンバナ科

栽培カレンダー

タネまき 3〜4月 / 植え付け 6〜7月 / 収穫 4〜9月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期です
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期です
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき(2年目から収穫)

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
春まき(2年目から収穫)

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
秋まき(2年目から収穫)
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

ニラの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ニラ栽培の前提

性質
野菜では数少ない多年草。一度植えれば数年穫れる
生育適温
20℃前後。7〜8月の高温期は生育が緩やかになる
土のpH
6〜7。酸性では生育が悪い
発芽までの日数
10〜14日
育苗日数
家庭菜園なら80〜90日。低温期にまくと100〜120日かかる
定植適期の苗
分げつ2〜3本、葉数4〜5枚、草丈25〜35cmほど
植え方
深さ5cmの穴に4〜6本まとめて植える
株間・条間
株間15〜20cm、条間30cmの2条植え

品種の選び方

ニラは葉幅の広い大葉群、細い小葉群、そして花ニラ群に分かれます。大葉群と小葉群は冬に休眠しますが、その深さは品種で違います。花ニラ群は休眠しません。現在の主流である大葉系は休眠が浅く、葉が長く幅広で葉肉が厚く、色も濃くて品質がよく作りやすい反面、乾燥にやや弱いので注意してください。株が分かれやすい品種ほど本数は稼げますが、分かれすぎると株どうしが陰になって、かえって収量も品質も落ちます。葉の幅は株にたまった養分の量で決まるので、株をしっかり育てる期間を取ることが、品種選び以上に効いてきます。黄ニラは、新芽が伸びる前から光を遮って育てたものです。花芽は長日・高温でつくられ、7〜8月にトウ立ちして開花します。

育て方の手順

  1. 苗床に種まき

    ニラの種は水を吸いにくいので、一昼夜水に浸してから軽く陰干ししてまくと発芽がそろいます。露地の苗床に深さ1〜3cmほどのまき溝を10〜15cm間隔で作り、すじまきします。5mm〜1cmほど覆土して板で押さえ、水をやります。ばらまきより条まきのほうが、目標とする2本分かれの苗が効率よくできます。厚くまきすぎると生育にむらが出て苗の質も落ちるので、詰めすぎないでください。発芽まで10〜14日かかるので、その間乾かさないようにします。

    溝の間隔
    10〜15cm
    まき溝の深さ
    1〜3cm
    覆土
    5mm〜1cm
  2. 育苗中の間引きと追肥

    本葉1〜2枚のときに株間1〜2cmに間引きます。種まきから30日後と60日後に追肥します。発芽がそろってから草丈15cmほどになるまでは立枯病が出やすいので、過湿にしないでください。土の表面が固まって水が入らないときは、適度に湿った状態で軽く中耕します。育苗期間は80〜90日ですが、低温期にまくと100〜120日かかります。

    化成肥料
    1回1㎡あたり10〜15g
    育苗中の温度
    日中25〜26℃、夜10℃以上
  3. 土づくり定植の1か月以上前

    苦土石灰を施して深く耕します。ニラは酸性土壌で生育が落ちるので、pH6〜7に合わせます。一度植えると数年そのままなので、この時点で土の状態を整えておくことが後々まで効きます。堆肥などの有機物も、このときに入れておいてください。一度に大量に入れると窒素が足りなくなって生育にむらが出たり、白絹病を招いたりするので、早めに少しずつ入れます。

    苦土石灰
    1㎡あたり約150g
  4. 元肥を入れて畝を作る定植の1週間前

    堆肥と化成肥料を施して耕し、幅60〜70cmの畝を作ります。株を育てる期間は雨が多く肥料が流れやすいので、元肥は控えめにして追肥で足していくのが確実です。

    堆肥
    1㎡あたり約3kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約150g
  5. 定植

    深さ5cmほどの植え穴を作り、1穴に4〜6本をまとめて植えます。株間15〜20cm、条間30cmの2条植えにします。1穴の本数を多めにすると必要な茎数が確保でき、株間を広めにとると1株ずつが充実して、収量も品質も上がります。植えたらすぐ水をやり、根付くまでは乾かさないでください。根付いたあとも、乾かすと生育が目に見えて落ちます。日中の暑い時間を避け、夕方に水をやります。

  6. 土寄せ定植後3週間ごとに2〜3回

    1回あたり2〜3cmの厚さで寄せます。土寄せをしないと分けつが増えすぎ、株が倒れやすくなります。株を育てている間に倒れると株が消耗し、収穫が始まってからの収量と品質に響きます。倒れそうなときは葉先を10cmほど刈り取ると防げます。

  7. 追肥

    夏の高温期は生育が緩やかなので追肥はあまり要りませんが、雨で肥料が流れるので、葉色と株の状態を見て15〜20日に一度施します。9月中旬以降は気温が下がって生育が旺盛になります。ただしこの時期に効かせすぎると、雨のあとに株が急に分かれて倒れる原因になるので加減してください。春まきなら定植した年の9月頃に追肥して株を充実させます。冬に地上部は枯れますが、春には芽が出てきます。2年目からは収穫のたびに追肥して株の消耗を防ぎます。一度に多く入れると濃度障害やガス障害を起こすので、水やりのたびに分けて施し、化成肥料だけでなく有機質肥料も混ぜて使うとよいです。

    化成肥料
    1回約30g
  8. 1回目の収穫定植から120日以上たってから

    株が十分育ってから穫り始めます。ニラが養分をためるのは生育に適した9〜10月なので、たまりきらないうちに穫ると品質も収量も落ちます。草丈24〜30cmになったら、株元を少し(1.5cmほど)残して刈り取ります。収穫は早朝が基本です。穫ったあとは乾かないようポリ袋に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で調製してください。

  9. 刈り取り後の管理

    刈り取ったら水をやり、追肥します。次の芽が伸びる前半に2〜3回しっかり水をやってください。後半に上から水をかけると病気が出やすく、穫ったあとの鮮度も落ちるので控えます。この繰り返しで、1シーズンに何回か収穫できます。

  10. 株分け(改植)植えてから3〜4年後の春か秋

    株を掘り上げ、3本くらいずつに分けて植え直します。株が古くなって込んでくると、葉が細く薄くなってきます。収穫3年目あたりから落ちてくるので、様子を見て2〜3年目を目安に更新してください。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
株が倒れる土寄せが足りず、分けつが増えすぎた。秋の追肥が多すぎた場合も同じ定植後3週間ごとに2〜3cmずつ土を寄せる。9月以降の追肥は控えめにする。倒れそうなら葉先を10cmほど刈る
葉が細く薄くなる株が古くなって込んできた。または株を育てる期間が足りないまま穫り始めた定植から120日以上おいてから穫り始める。2〜3年で掘り上げ、株分けして植え直す
苗のうちに枯れる(立枯病)育苗中の過湿。草丈15cmくらいまでが危ない水をやりすぎない。土が固まったら軽く中耕して水が入るようにする
生育が悪い土が酸性。または乾燥苦土石灰でpH6〜7に調整する。乾かさない
夏にトウ立ちする長日と高温で花芽ができた。7〜8月に起きる生理的なもの。株が消耗するので、伸び始めた花茎は早めに刈り取る

主な病気と害虫

  • 病気立枯病育苗中、草丈15cmくらいまでに出る。過湿を避ける
  • 病気白絹病未熟な有機物を一度に大量に入れると出やすい
  • 病気さび病葉にオレンジ色の斑点が出る。品種によって出やすさが違う

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/(にら類)/にら/葉/生

エネルギー
18kcal
たんぱく質
1.3g
脂質
Trg
炭水化物
1.7g
食物繊維総量
2.7g
カリウム
510mg
カルシウム
48mg
0.7mg
ビタミンK
180µg
葉酸
100µg
ビタミンC
19mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06207

主な産地

2024年産 / 全国 55,200 t / 統計での作物名: にら

  1. 高知県16,100 t29.2%
  2. 栃木県8,060 t14.6%
  3. 茨城県7,200 t13.0%
  4. 大分県3,090 t5.6%
  5. 北海道2,920 t5.3%
  6. 宮崎県2,850 t5.2%
  7. 山形県2,740 t5.0%
  8. 福島県2,270 t4.1%
  9. 千葉県2,160 t3.9%
  10. 群馬県2,030 t3.7%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

同じヒガンバナ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。