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葉菜類

ネギ

白い部分を食べる根深ネギ(関東)と、葉を食べる葉ネギ(関西)で作り方がまったく違う。根深ネギは生長に合わせて何度も土寄せして軟白させる。

ふつう
育てやすさ
向く
プランター
15〜25
生育適温
10品種
登録品種

Allium fistulosum原産 中国西部〜中央アジア

ねぎ / 葱・長ネギ・青ネギヒガンバナ科

栽培カレンダー

タネまき 3〜4月・9月 / 植え付け 6〜7月 / 収穫 11〜12月・1〜3月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期です
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期です
2月は収穫の時期です
3月は収穫の時期です
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

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根深ねぎ・春まき
根深ねぎ・秋まき

一般地関東〜近畿の平野部

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根深ねぎ・春まき
根深ねぎ・秋まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
葉ねぎ(周年)
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

ネギの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ネギ栽培の前提

発芽適温
15〜25℃。30℃以上では発芽が悪くなる
生育適温
10〜20℃(最適は15℃)。30℃を超えると生育が衰える
耐寒性
非常に強く、マイナス8℃まで耐える
土のpH
5.7〜7.4なら問題なく育つ。土質への適応は広い
苦手な条件
過湿。乾燥には比較的強いが、湿気にはきわめて弱い
発芽までの日数
約1週間
根深ネギの株間
5〜8cm
定植の溝
深さ20〜25cm、底幅20cmほど

品種の選び方

ネギは大きく2つに分かれます。関東より北で作られる根深ネギは白い葉鞘の部分を食べ、関西以西に多い葉ネギは緑の葉と葉鞘の両方を食べます。栄養価では葉ネギのほうがミネラル、カロテン、ビタミンCとBを多く含みます。根元から株が増える性質(分けつ)にも差があり、葉ネギはよく分かれ、根深ネギ(1本ネギ)はほとんど分かれません。葉鞘の太さが5〜7mm以上になった株が10℃以下の低温に一定期間当たると花芽ができ、その後の高温と長日でトウ立ちしてネギ坊主ができます。9〜10月にまく作型では翌年3〜4月にトウ立ちする可能性があります。春から初夏に穫る作型では、トウ立ちしにくい晩抽性の品種を選んでください。根深ネギは春まき・夏定植にすると作りやすく、霜が降りてからおいしい冬ネギが穫れます。なお、ネギの種は野菜の中でも寿命が最も短い部類です。古い種を使うと発芽がそろわないので、その年に買ったものを使ってください。

育て方の手順

  1. 育苗畑の土づくり種まきの2週間以上前と1週間前

    2週間以上前に苦土石灰を施してよく耕し、1週間前に堆肥と化成肥料を入れてもう一度耕します。ネギは湿気に弱いので、水はけの悪い畑では高畝にしてください。

    苦土石灰
    1㎡あたり約100g
    堆肥
    1㎡あたり約3kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約150g
    苗床の元肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ140g・リン酸160g・カリ110g
  2. 種まき

    厚さ1cmほどの板を押しつけて深さ6〜8mmの溝を作り、5mm間隔ですじまきします。3〜5mmの厚さに覆土して手でしっかり押さえ、水をやります。発芽まで乾かないよう稲ワラや寒冷紗で覆ってください。1週間ほどで発芽します。3〜4月の低温期にまくなら、マルチを敷いたうえでビニールトンネルをかけます。ネギは苗の質がそのまま生育のそろいに出るので、温度と水の加減を丁寧にしてください。高温・低温も、乾かしすぎ・湿らせすぎも、どちらもよくありません。セルトレイにまく場合は1セルに2〜3粒です。

    まき溝の深さ
    6〜8mm
    種の間隔
    5mm
    覆土
    3〜5mm
  3. 育苗中の間引きと追肥

    2〜3回に分けて間引き、本葉3〜4枚までに株間2〜3cmにします。砂や有機質の多い土をかけて、たっぷり水をやってください。追肥は種まきから1か月ごとに化成肥料をばらまき、クワや移植ごてで軽く耕します。セルトレイやチェーンポットで育てる場合、草丈20〜25cmになったらはさみで15cmほどに切りそろえ、再び20cmに伸びたらもう一度切ると、太くてがっしりした苗になります。

    最終の株間
    2〜3cm(本葉3〜4枚まで)
    化成肥料
    1㎡あたり約50g を1か月ごと
    追肥を成分量で見る場合
    種まきから40日後と60日後に、10㎡あたりチッソ成分で40〜50g
  4. 定植畑の準備(根深ネギ)定植の1週間前と当日

    定植畑は耕しません。1週間前に苦土石灰だけをまいておき、当日に深さ20〜25cm、底幅20cmほどの溝を掘って、出た土を両側に積み上げます。この積んだ土を、後の土寄せで少しずつ戻していきます。

    苦土石灰
    1㎡あたり約100g
    深さ20〜25cm・底幅約20cm
    元肥を成分量で見る場合
    根深ネギは10㎡あたりチッソ・リン酸・カリ各100〜150g。葉ネギはチッソ120〜150g・リン酸150〜200g・カリ120〜150g
  5. 定植(根深ネギ)

    株間5〜8cmで、植え溝の側面に苗を立てかけるように置き、3cmほど覆土します。その上に敷きワラや堆肥をかけて乾燥を防ぎます。土を戻したところを踏んで根元を安定させ、そのあと苦土石灰を薄くかけておくとよいです。

  6. 土寄せと追肥(根深ネギ)定植後40〜50日から、3週間おきに計4回

    1回目は定植から40〜50日後に厚さ6〜7cmほど土を寄せ、同時に追肥します。2回目と3回目は3週間ごと、最後は収穫の30〜40日前に葉が集まっているところまで寄せます。最後の1回だけは追肥をしません。1回に厚く寄せすぎないのが要点です。白い部分の長さは、この土寄せの回数と深さで決まります。

    1回目の土寄せ
    厚さ6〜7cm(定植後40〜50日)
    化成肥料
    1㎡あたり約50g
  7. 葉ネギ・小ネギの場合

    小ネギは条まきして株間1cmほどで育てると、60日ほどで穫れます。九条系などの中ネギは苗を作って植え替えたほうがよく育ちます。植えるときは3〜4本まとめて10〜15cm間隔にし、覆土は苗が倒れない程度で十分です。植えて1か月ほどしたら肥料をやって軽く土を寄せ、以降1か月ごとに追肥と中耕・土寄せを繰り返します。大きくなった株から順に穫っていきます。根深ネギのような深い土寄せは要りません。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
春にネギ坊主ができる葉鞘の直径が5〜7mm以上になった株が、10℃以下の低温に一定期間当たった春から初夏どりの作型では晩抽性の品種を選ぶ。出てしまったら早めにつぼみを摘み取ると、わき芽が伸びて収穫は続けられる
白い部分が短い(根深ネギ)土寄せの回数か深さが足りない定植後40〜50日から3週間おきに計4回、順に寄せていく
根深ネギなのに株が分かれる本葉6〜10枚の頃に乾燥・多肥・高温などのストレスを受けた。収穫の遅れでも起きるこの時期に水と肥料を安定させる。穫り時を逃さない
生育が悪く根が傷む水はけが悪く湿気がこもった粘土質の畑は避けるか、堆肥を入れて通気をよくし高畝にする
葉に赤褐色の斑点が出る(さび病)15〜20℃で出やすく、春と秋に多い。雨が多いときや窒素過多で増える見つけたらすぐ薬剤を散布する。ネギは葉が水をはじくので展着剤を必ず使う。24℃以上になると出なくなる
葉の中ほどにくぼんだ斑点ができ、上が枯れて垂れる(黒斑病)24〜27℃で雨が多いと多発する。春から秋に出る早めに薬剤を散布する

主な病気と害虫

  • 病気さび病オレンジ色の小さな斑点が多数できる。15〜20℃の春と秋に多く、24℃以上では出ない。窒素過多で増える
  • 病気黒斑病淡褐色のくぼんだ斑点が広がり、黒いすす状のカビが出る。24〜27℃で雨が多いと多発する
  • 病気べと病残暑の頃に多く出る
  • 害虫スリップス乾燥すると発生する
  • 害虫アブラムシ同じく乾燥時に増える

このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)

栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/(ねぎ類)/根深ねぎ/葉/軟白/生

エネルギー
35kcal
たんぱく質
1.0g
脂質
Trg
炭水化物
3.6g
食物繊維総量
2.5g
カリウム
200mg
カルシウム
36mg
0.3mg
ビタミンK
8µg
葉酸
72µg
ビタミンC
14mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06226

主な産地

2024年産 / 全国 399,200 t / 統計での作物名: ねぎ

  1. 茨城県50,200 t12.6%
  2. 埼玉県46,400 t11.6%
  3. 千葉県43,400 t10.9%
  4. 大分県21,000 t5.3%
  5. 北海道19,800 t5.0%
  6. 群馬県18,300 t4.6%
  7. 長野県16,500 t4.1%
  8. 秋田県14,400 t3.6%
  9. 栃木県11,500 t2.9%
  10. 青森県10,700 t2.7%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

ネギをよく買う地域

2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 4.2 kg / 統計での品目名: ねぎ

この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。

  1. 山形市5.6 kg
  2. 秋田市5.5 kg
  3. 東京都区部5.5 kg
  4. 千葉市5.3 kg
  5. 盛岡市5.3 kg
  6. さいたま市5.2 kg
  7. 横浜市5.1 kg
  8. 川崎市5.1 kg
  9. 名古屋市5.0 kg
  10. 仙台市5.0 kg

少ない側(52市中の下位3市)

  1. 那覇市2.4 kg
  2. 高知市2.8 kg
  3. 長崎市2.9 kg

出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)

ネギの品種

10品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。

同じヒガンバナ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。