CATEGORY
ハーブ・香味の野菜
香りを目的に育てる植物です。少量あれば料理が変わるため、プランターひと鉢でも十分に役に立ちます。多年草が多く、一度植えると長く穫れます。
- 品目
- 16
- 品種
- 33
香りや薬味に使う植物たち
カモミール
キク科
リンゴに似た甘い香りの花を穫って、ハーブティーにする。種袋で出回るのはジャーマンカモミールで、花が咲いたあと枯れる一年草にあたる。多年草のローマンカモミールとは別のもの。暑さと蒸れに弱く、肥料をやりすぎると葉ばかり茂って花が付かない。花の中心の黄色い部分が盛り上がり、白い花弁が反り返ったころが穫りごろ。晴れた日の午前中に摘むと香りが飛びにくい。
レモンバーム
シソ科
レモンに似たさわやかな香りの葉を摘んで、ハーブティーにする。暑さにも寒さにも耐え、半日陰でよく育つ。属名のメリッサはギリシャ語のミツバチで、蜜が多く養蜂に使われてきた。繁殖力が強い多年草で、地上部が枯れても地下部が残って何年も生える。植える場所は先に決める。花が咲くと葉が硬くなって香りも落ちるので、つぼみが見えたら株元を残して刈り取る。
パクチー
セリ科
直根性で移植を嫌うので直まきにする。好光性の種なので覆土は薄くする。強い日ざしと高温でとう立ちしやすく、暑い時期は半日陰に置く。葉を摘み取って長く穫れ、花のあとの種はスパイスとして使える。
ディル
セリ科
直根性で移植を嫌うため直まきにする。草丈20cmごろに摘芯すると枝分かれして葉が多く穫れる。秋まきのほうが失敗が少なく、収穫期間も長くなる。フェンネルと交雑するので近くに植えない。
タイム
シソ科
常緑の多年草で、一度植えれば何年も穫れる。乾燥には強いが高温多湿の蒸れに弱く、梅雨前に株を切り戻して風を通すことが夏越しの鍵になる。種からは時間がかかるので苗から始めるほうが早い。
オレガノ
シソ科
地中海沿岸原産の多年草。乾燥ぎみを好み多湿に弱い。肥料が多いと香りが弱まり徒長するので控えめにする。開花直前に草丈の3分の1まで刈り込むと、香りがもっとも強い状態で穫れる。
バジル
シソ科
摘芯を繰り返すほど枝分かれして収量が増える。花を咲かせると葉が硬くなるため、つぼみは早めに摘む。トマトと相性がよく、混植されることが多い。
シソ
シソ科
青じそは薬味に、赤じそは梅干しや紫蘇ジュースに使う。こぼれ種で毎年勝手に生えてくるほど丈夫。芽じそ、穂じそ、実じそと生育段階ごとに使い道がある。
パセリ
セリ科
外葉から掻き取れば1株で長期間穫れる。半日陰でも育ち、真夏は葉が硬くなるため遮光すると質が保てる。葉が縮れるカーリー種と平たいイタリアン種がある。
ミント
シソ科
地下茎で猛烈に広がるため、地植えにすると数年で一帯を覆う。鉢やプランターに隔離して育てるのが基本。北海道北見市はかつて世界のハッカ生産の中心だった。
ローズマリー
シソ科
地中海沿岸原産の常緑低木で、一年中収穫できる。過湿を最も嫌うため、水はけを優先する。立性とほふく性があり、仕立て方が変わる。
セージ
シソ科
地中海沿岸の乾いた土地の草なので、日本の梅雨で蒸れて枯れる。収穫を兼ねて刈り込み、株の中に風を通すのが越夏の要になる。種は好光性で覆土を薄くする。株間は60cm以上と、ハーブの中では広く取る。
チャイブ
ヒガンバナ科
ネギの仲間で、地際から4〜5cm残して切れば何度も再生する。日当たりがよすぎると葉が硬くなるので、夏は半日陰に置く。耐寒性は強く耐暑性はやや弱い。ピンクの花も食べられるが、咲かせると葉が硬くなる。
フェンネル
セリ科
直根性で移植を嫌うため、家庭菜園では直まきにする。草丈は2mに達し、株間は50cm要る。葉・茎・花・種のどこも使える。ディルと交雑するので、種を採るなら離して植える。株元が肥大する系統は土寄せして白く仕上げる。
レモングラス
イネ科
イネ科の非耐寒性多年草で、香りは葉より株元の白い部分に強く出る。温帯ではほとんど咲かないため、ふやすのは初夏の株分けになる。霜に当たると枯れるので、鉢に上げて越冬させるか、株を掘り上げて保管する。
エゴマ
シソ科
シソと同じ種の変種で、葉も種子も食べる。東北では「じゅうねん」と呼ばれてきた。葉は焼き肉を巻いたり漬けたりし、種子からは油をしぼる。改良された品種がほとんど無く、各地の在来種が受け継がれている。非常に丈夫で、土壌を選ばず育つ。
ハーブ・香味の品種
品目の下に登録されている品種です。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。
カモミール
2品種レモンバーム
1品種パクチー
2品種ディル
1品種タイム
2品種オレガノ
3品種- ゴールデンオレガノ葉が黄金色になるオレガノ。料理に使うオリガヌム類の一つで、パスタやピザ、ミネストローネなどイタリア料理に向く。葉色を活かして花壇にも植えられる。乾かした葉はハーブソルトやハーブティーにも使える。
- ケント・ビューティ観賞用の花オレガノ。「オレガノ・スカブルム」と「オレガノ・ロツンディフォリウム」の交配種で、料理に使うオレガノとは別のものにあたる。草丈10〜40cm、ピンクの花が5月下旬〜7月と9月下旬〜11月上旬に咲く。
- コモンオレガノ料理に使うオレガノ。和名はハナハッカ。トマトやチーズと相性がよく、ピザやパスタに使われる。生より乾燥させたほうが香りが強くなる珍しいハーブにあたる。多年草で年々広がる。
バジル
3品種- おすすめスイートバジルもっとも一般的なバジル。ジェノベーゼソースやトマト料理に使われる。先端を摘むとその下からわき芽が2本伸びるので、繰り返すほど株が茂って収穫量が増える。花が咲くと葉が硬くなり香りも落ちるので、つぼみが見えたら摘む。
- ブッシュバジル葉が小さく、株がこんもりとまとまるバジル。草丈が低く横に広がらないので、鉢植えや窓辺の栽培に向く。香りはスイートバジルより穏やかで、葉が小さいぶん刻む手間が要らない。摘芯でわき芽が増える点は同じにあたる。
- ホーリーバジルスパイシーな香りを持つバジル。タイ語で「ガパオ」と呼ばれ、鶏肉と炒める「ガパオライス」に使われる。スイートバジルと違って加熱しても香りが飛びにくいので、炒めものに向く。インドではトゥルシーと呼ばれ、神聖な植物として扱われる。
シソ
3品種- おすすめ青じそあおじそ薬味に使う緑葉のシソ。「大葉」の名で売られているものと同じにあたる。下の葉から摘み取りながら育てると、秋まで穫り続けられる。こぼれ種でよく増えるので、一度植えると翌年から勝手に生えてくる。
- 赤じそあかじそ梅干しの色付けや紫蘇ジュースに使うシソ。赤い色はアントシアニンによるもので、梅の酸に触れると鮮やかな赤に変わる。梅の収穫期と重なる6〜7月に集中して出回り、それ以外の時期にはほとんど見かけない。
- ちりめん青じそちりめんあおじそ葉が細かく縮れる青じその系統。縮れているぶん葉に厚みがあり、香りが強く日持ちする。刻んだときにかさが出るので、薬味として盛ったときの見た目もよい。普通の青じそより葉が硬めなので、巻いて使うより刻んで使うほうが向く。
パセリ
3品種- おすすめイタリアンパセリ葉が平たく切れ込むパセリ。苦味が穏やかで香りがやわらかいため、刻んで料理に混ぜ込みやすい。カーリーパセリが飾りとして残されがちなのに対し、こちらは量を使う料理向けにあたる。二年草である点は同じで、2年目に花が咲くと終わる。
- カーリ・パラマウントタキイ種苗の濃緑色パセリ。葉は肉厚で葉身が大きく、葉縁がよくカールする。葉柄は太く節間が短いので収穫しやすい。耐寒性にすぐれ低温期の再生力が強く、耐暑性もあって高温期でも平葉になりにくい。
- カーリーパセリ葉が細かく縮れる一般的なパセリ。料理の付け合わせとして皿に添えられることが多い。苦味と香りが強いので、刻んで料理に混ぜ込むより、飾りとして使われがちにあたる。二年草で、1年目は葉を茂らせ、2年目に花を咲かせて枯れる。
ミント
3品種- おすすめペパーミントメントールが強く、清涼感が際立つミント。ハーブティーや菓子に使われる。スペアミントとウォーターミントの交雑から生まれた品種にあたる。多年草で地下茎から旺盛に広がるため、地植えにすると数年で庭中に広がる。鉢で育てるのが基本になる。
- スペアミントペパーミントより穏やかで甘い香りのミント。メントールが少ないぶん清涼感が控えめで、料理に使いやすい。モヒートに使われるのは本来こちらにあたる。多年草で地下茎から旺盛に広がるので、鉢で育てるのが基本になる。
- アップルミントリンゴに似た甘い香りを持つミント。葉に細かい毛があり、丸みを帯びる。メントールが少なく清涼感が控えめなので、ハーブティーやデザートに向く。葉が毛羽立っているため、生でそのまま食べるより、香りを移して使うほうが向く。