CATEGORY
穀類の野菜
実(子実)を食べる作物です。受粉の条件が収量に直結します。
- 品目
- 11
- 品種
- 35
穀物の仲間たち
トンブリ
ヒユ科
ホウキギの実を煮て外皮をもみ取ったもの。粒がそろって黒く光り、口の中ではじける食感から「畑のキャビア」と呼ばれる。国内で作っているのは秋田県大館市だけで、2017年に地理的表示(GI)に登録された。実そのものは硬く、加工しないと食べられない。
トウモロコシ
イネ科
絹糸(ヒゲ)が出てから20〜25日で穫り頃。適期が3〜4日と短く、収穫後は数時間で甘みが落ちるため、朝穫りその日のうちが基本。
ソバ
タデ科
タネまきから70〜80日と短期間で穫れ、やせた土地でも育つ。実の8割ほどが黒く熟した頃が刈り取りの適期で、待ちすぎると先に熟した実が落ちる。
イネ
イネ科
バケツ1つでも育てられ、タネもみから収穫まで一年の流れをそのまま追える。穂が出て40〜45日、籾の8割ほどが黄色くなった頃が刈り取りの適期。
コムギ
イネ科
秋にまいて冬を越し、初夏に穫る。冬のあいだに苗を踏む「麦踏み」で根張りをよくし、倒れにくくする。穂が黄金色になり、粒を噛んで硬ければ刈り取る。
オオムギ
イネ科
コムギより半月ほど早く穫れる。麦茶や押し麦になるほか、緑肥として土に鋤き込む使い方もある。穂の先の芒(のぎ)が目立つのが見分け方。
アワ
イネ科
五穀のひとつ。乾燥に強くやせた土地でも育つ。穂が垂れて黄色くなった頃に穂だけを刈り取る。鳥に狙われやすいので、色づいたら網をかける。
キビ
イネ科
生育期間が短く、まいてから80日ほどで穫れる。粒が黄色く色づき、穂を振って落ちはじめたら刈り時。きび団子の材料として知られる。
ヒエ
イネ科
冷害や湿害に強く、米が穫れない年の備えとして東北で長く作られてきた。手をかけなくても育つため、雑穀のなかでは最もやさしい。
ハトムギ
イネ科
実が硬い殻に包まれ、灰白色から褐色に変わった頃が収穫の目安。お茶やハトムギ茶に使う。背丈が1.5mほどになるので、風で倒れないよう支える。
ゴマ
ゴマ科
下のさやが茶色くはじけはじめたら株ごと刈り、乾かしてから叩いて実を落とす。「開けゴマ」はこのはじける音に由来する。国内自給率は0.1%ほど。
穀類の品種
品目の下に登録されている品種です。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。
トンブリ
1品種トウモロコシ
6品種- おすすめゴールドラッシュサカタのタネのスイートコーン。つややかな黄色と強い甘みが持ち味で、粒皮がやわらかく粒がぎっしり詰まる。皮の口残りが少ないので、生でも食べられるほどやわらかい。家庭菜園で最もよく作られる品種のひとつ。
- ミラクルスイート糖度の高さを狙って育成されたスイートコーンで、黄色い粒種にあたる。粒皮がやわらかく、穫れたてなら生でも食べられる。トウモロコシは収穫後に糖がでんぷんへ変わっていくため、糖度の高い品種ほど家庭菜園で作る意味が出る。育成元が公開している詳しい品種特性は確認できていないため、収穫日数や糖度の数値はここでは記載しない。
- ホワイトショコラ粒が白いスイートコーン。糖度が高く、粒皮がやわらかい。黄色種と近くで作ると花粉が混ざり、白い粒の中に黄色い粒が混じってしまうため、隔離するか作る時期をずらす必要がある。白粒種は熟しても色の変化が分かりにくいので、絹糸の色と受粉からの日数で穫りどきを判断する。
- 味来みらい粒皮がやわらかく甘みが強い黄色種。粒が小ぶりでそろい、皮が口に残りにくい。生でも食べられるとされる。「味来」という名は複数の系統で使われており、番号付きの品種として売られていることもある。
- ピュアホワイト粒が白いスイートコーン。糖度が高く、粒皮がやわらかい。黄色種と混植すると花粉が混ざり、白い粒の中に黄色い粒が混じるため隔離が要る。生でも食べられるほどやわらかく、白い粒がそろったときの見た目が美しい。
- おおもの1本400gを超える大型の黄色種。粒の並びがそろいやすく、先端まで実が詰まる。1本が大きいぶん株の負担も大きいので、1株1本に絞って作る。糖度が高く、粒皮はやわらかい。
ソバ
3品種- おすすめ信濃1号しなのいちごう長野県長野県で育成されたソバの主力品種。倒れにくく香りが強い。ソバは種まきから収穫までおよそ75日と短く、夏の終わりにまいて秋に穫れる。やせた土でも育つので、他の作物が難しい土地でも作れる。
- キタワセソバ北海道北海道の主力ソバ品種。生育が早く収量が安定する。北海道は国内のソバ生産の大部分を占めており、その中心にあたる品種になる。夏の終わりにまいて秋に穫る作型が基本になる。
- 韃靼そばだったんそば苦味があることから「苦そば」とも呼ばれるソバ。ルチンという成分を普通のソバの100倍以上含むとされる。実が黄色く、麺にすると黄色い色が出る。普通のソバと違って自家受粉するので、1株でも実がなる。
イネ
10品種- おすすめコシヒカリ作付面積が国内でもっとも多いうるち米。粘りと甘みが強く、日本の米の味の基準になっている。ただし背が高く倒れやすいので、肥料を控えめにする必要がある。いもち病にも弱い。味のよさと作りにくさが同居している品種にあたる。
- ヒノヒカリ宮崎県宮崎県総合農業試験場が「コシヒカリ」に「黄金晴」を交配して育成した西日本の主力品種。1989年に水稲農林299号として命名登録され、翌1990年に品種登録された。作付割合は令和5年産で7.4%と全国3位。主産地は熊本・大分・鹿児島。
- ななつぼし北海道北海道立中央農業試験場が育成し、2001年に北海道の優良品種になった。作付割合は令和5年産で3.3%と全国5位で、北海道内では作付面積の約半分を占める。ほどよい甘みで味のつり合いがよく、冷めてもおいしい。
- はえぬき山形県山形県立農業試験場庄内支場が「あきたこまち」に「庄内29号」を掛けて育成し、1993年に品種登録された(登録番号第3346号)。ササニシキの後継を目指した品種で、冷害と倒伏に強い。作付割合は令和5年産で2.8%と全国6位。
- まっしぐら青森県青森県農林総合研究センターが「奥羽341号」に「山形40号」を交配して育成し、2005年3月に青森県の奨励品種になった。倒伏抵抗性が強く、いもち病抵抗性も強い。作付割合は令和5年産で2.5%と全国7位で、青森県のうるち米の77.9%を占める。
- ゆめぴりか北海道北海道立上川農業試験場が「札系96118」に「上育427号」を交配して育成した低アミロース米。2008年に北海道の優良品種になり、2009年産から市販された。炊いた米につやがあり、粘りが大変強い。作付割合は令和5年産で1.9%と全国8位。
- つや姫つやひめ山形県山形県立農業試験場庄内支場が1998年に「東北164号」を父、「山形70号」を母として交配し、2008年に山形県の奨励品種になった。熟期はコシヒカリと同程度の中生の中で、稈長が短く耐倒伏性にすぐれる。白色度が高く、炊いた米が白く輝く。
- きぬむすめ農研機構が育成し、2006年に品種登録された。コシヒカリ並みの良食味に、作りやすい栽培適性を持つ。コシヒカリより1週間ほど晩生で、早生品種と作期を分けられる。耐暑性は「強」。作付割合は令和5年産で1.8%と全国9位。
- ひとめぼれコシヒカリに「初星」を交配して育成された品種。コシヒカリの食味を受け継ぎつつ、寒さに強くなっている。1993年の大冷害でコシヒカリが大きな被害を受けるなか、ひとめぼれは比較的耐えたことで一気に広まった。東北から九州まで広く作られている。
- あきたこまちコシヒカリに「奥羽292号」を交配して育成された品種。秋田県が中心に作る。粒がそろい、冷めても硬くなりにくいので、弁当やおにぎりに向く。コシヒカリより早く穫れるので、収穫期を分散できる。
コムギ
2品種オオムギ
2品種アワ
2品種キビ
2品種ヒエ
2品種ハトムギ
2品種ゴマ
3品種- おすすめ白ゴマしろごまもっとも広く使われるゴマ。油分が多く、ごま油の原料になる。日本で消費されるゴマの99%以上が輸入品で、国産はごくわずかしかない。栽培そのものは難しくないが、収穫と脱粒に手間がかかることが国産が少ない理由のひとつにあたる。
- 黒ゴマくろごま種皮が黒いゴマ。中身(胚乳)は白ゴマと同じく白いので、すりつぶすと灰色になる。香りが強く、すりごまや和えもの、黒ごま豆腐に向く。白ゴマより油分がやや少ないので、ごま油の原料には白ゴマが使われる。
- 金ゴマきんごま黄金色の種皮を持つゴマ。3種類のゴマのなかで香りとコクがもっとも濃いとされ、値段も高い。収量が少ないので生産量は限られる。煎ったときの香りが際立つので、仕上げに振る使い方で持ち味が出る。