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穀類

キビ

生育期間が短く、まいてから80日ほどで穫れる。粒が黄色く色づき、穂を振って落ちはじめたら刈り時。きび団子の材料として知られる。

ふつう
育てやすさ
向く
プランター
20〜30
生育適温
2品種
登録品種

きび / 黍イネ科

栽培カレンダー

タネまき 5〜6月 / 植え付け / 収穫 8〜9月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期です
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

キビの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

キビ栽培の前提

分類
イネ科キビ属の一年草。ウルチ種とモチ種がある
生育期間
約110日。品種によっては約90日と短い
適地
温帯寒冷地から熱帯まで。夏が高温なら高緯度でも作れる
乾燥への強さ
雑穀の中でも特に強い。酸性土にも耐える
弱点
湿気に弱い。水はけのよい畑を選ぶ
草丈
約170cm
注意
脱粒しやすく収穫適期が短い
肥料
多いと倒れやすく、芯食い虫にも狙われる

品種の選び方

実がきれいな黄色をしていることから「黄実(きみ)」が転じてキビになったといわれます。日本では弥生時代にはすでに栽培されていました。ウルチ種とモチ種があり、もちキビが育つのは中国や日本などの東アジアだけです。ヨーロッパは麦の文化圏と思われがちですが、小麦は中東から伝わったもので、庶民の主食はきび粥でした。平たいパンもキビで作られ、麦よりおいしい穀物とされていたほどです。あの鮮やかな黄色はカテキン類のポリフェノールで、強い抗酸化力を持ちます。生育期間が90〜110日と短く幅もあるため、地方によっては春まき夏どり・夏まき秋どりの両方ができます。

育て方の手順

  1. 畑の準備

    乾燥に強い反面、湿気には弱いので、水はけのよい地力のある畑を選びます。種をまく列の下に深さ10cmの溝を掘って完熟の有機質肥料を入れ、土を戻して平らにならします。列の間隔は60〜90cm。ただし肥料の入れすぎには注意してください。根が太く深くまで伸びて吸肥力が強いため、多すぎると伸びすぎて倒れやすくなり、害虫の芯食いにも遭いやすく、連作にも耐えにくくなります。

    施肥の溝
    深さ10cm
    条間
    60〜90cm

    プランターの場合深さ30cm程度のプランターで作れます。培養土を7分目まで入れ、10cmごとに深さ1cmの穴をあけて4〜5粒ずつまきます。

  2. 種まき5〜6月(暖地は3〜5月)

    深さ1cmの穴をあけ、1か所4〜5粒ずつまいて土をかけ、手か足で軽く押さえます。春まき種と夏まき種があるので、種袋の表示を確かめてください。

  3. 間引き草丈10cm頃

    小さくて弱いものを間引きます。プランターなら1か所2本、畑では株の様子を見て整理します。抜くときは周りの土を押さえて水平に引っ張るか、ハサミで根元を切ります。間引いた後は土を足して増し土をすると、根張りがよくなります。

  4. 草取りと中耕・培土

    草丈20cmで1回目の草取り。30〜40cmで列の間を耕して土を株元に寄せ、50〜60cmでもう一度中耕・培土します。草丈が170cmにもなるので、土寄せが倒伏対策の要になります。

  5. 鳥害対策穂ばらみが始まったら

    防鳥ネットを張ります。畑の周囲と中央に支柱を立て、穂の上20cmほどの高さに、穂との間隔をあけすぎないように張ってください。

  6. 収穫葉が十分黄色くなった頃

    発芽から110〜120日が目安です。この作物で最も気をつけるべきは収穫のタイミングで、実が脱粒しやすく適期が短いという性質があります。穂先の粒を触ってパラパラ落ちるようならすぐ収穫してください。穂の先から50〜60cm下(茎が40cmほど残るように)をまず手で折り、そこをハサミで切ります。

  7. 乾燥・脱穀

    親指と人差し指で握って指が届く程度の束を作り、2束を交差させて一組にし、ひもできつく縛ります。束を大きくすると乾きにくくカビが生えるので注意してください。雨のかからない日当たりのよい軒下などに1〜2週間干します。脱穀は軍手をして穂を両手ではさみ、こすって粒を落とします。ちりとりで受け、揺すりながら息を吹きかけてごみを飛ばします。仕上げにミキサーで数秒回して割れた殻を吹き飛ばす作業を3〜4回繰り返すと、殻がきれいに取れます。

    乾燥期間
    1〜2週間

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
収穫しようとしたら粒がほとんど落ちていた脱粒しやすく収穫適期が短い。待ちすぎた穂先の粒を触ってパラパラ落ちるようならすぐ刈る
株が倒れる肥料が多すぎて伸びすぎた。または土寄せ不足肥料は適量に留める。草丈30〜40cmと50〜60cmで中耕・培土する
茎の芯を食われた肥料分が多いと芯食い虫に狙われやすくなる肥料を控えめにする
生育が悪い、根が傷んだ湿気に弱いのに水はけの悪い畑に植えた水はけのよい畑を選ぶ。乾燥にはむしろ強い
乾燥中にカビが生えた束が大きすぎた指が届く程度の小束にする。雨のかからない場所で干す
プランターで途中から育たなくなった水切れ。プランターは水分の蒸発が激しい5〜6月と9月は週2回、7〜8月は2日に1回たっぷり与える

主な病気と害虫

  • 害虫アワノメイガ茎に入って芯を食う。肥料が多いと狙われやすい
  • 害虫アワヨトウ夜間に葉を食害する
  • 害虫スズメなどの鳥穂ばらみから防鳥ネットを張る

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