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穀類

トウモロコシ

絹糸(ヒゲ)が出てから20〜25日で穫り頃。適期が3〜4日と短く、収穫後は数時間で甘みが落ちるため、朝穫りその日のうちが基本。

ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
18〜30
生育適温
6品種
登録品種

Zea mays subsp. mays原産 アメリカ大陸の

とうもろこし / 玉蜀黍イネ科

栽培カレンダー

タネまき 4〜7月 / 植え付け 4〜6月 / 収穫 7〜8月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期です
7月はタネまきの時期です
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
早生〜中早生種

一般地関東〜近畿の平野部

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早生〜中早生種
中早生種

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
早生〜中早生種
中早生種
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

トウモロコシの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

トウモロコシ栽培の前提

好む環境
温暖で日当たりのよい場所
発芽適温
20〜28℃。14℃以下では発芽しない。地温20℃なら9日ほど
生育適温
22〜30℃。35℃以上は高温障害。昼夜の差が10℃ほどあると甘くなる
まける地温
最低地温14℃以上
適度な水分が要る。乾燥も過湿も粒の太りを悪くする
選ばないが、肥料を吸う力が強いので完熟堆肥で地力を高める
株の配置
1条ではなく数条にして四角い配置にする
株間・列間
株間30cm、列間80cm
収穫までの日数
絹糸(ヒゲ)が出てから20〜25日

品種の選び方

トウモロコシは受粉の条件が収量に直結する作物です。品種を選ぶ以前に、株の配置が実入りを左右します。さらに厄介なのが、他の品種の花粉がかかるとその粒の性質まで変わってしまうことです。スイートコーンにデントコーンやポップコーンの花粉がかかると粒がかたくなって甘みが落ち、白い品種に黄色い品種の花粉がかかるとその粒だけ黄色になります。家庭菜園では1品種にそろえるのが無難です。取り除いた小さい雌穂は、皮をむけばヤングコーンとして食べられます。なお、トウモロコシはイネ科で他の野菜と共通する病気がほとんどなく、土に残った肥料分を吸う力も強いので、畑を掃除する作物としても使えます。

育て方の手順

  1. 土づくり種まきの2週間以上前

    苦土石灰を全面にまいて耕します。肥料を吸う力が強い作物なので、地力そのものを上げておくことが効きます。

    苦土石灰
    1㎡あたり約70g
  2. 元肥を入れて畝を作る種まきの1週間前

    完熟堆肥と元肥をまいてよく耕し、畝を立てます。マルチなしでも作れますが、ポリフィルムで畝全体を覆うと地温が上がって発芽と生育が早まり、水分と肥料も保てます。土が十分湿っている状態で張ってください。トウモロコシは肥料を好みますが、生育の初期は肥料が濃すぎると根が傷みます。元肥を増やすのではなく、追肥を適期に効かせて育てるのが基本です。

    堆肥
    1㎡あたり2〜3kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約150g
    元肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ・リン酸・カリをそれぞれ150〜200g
  3. 株の配置を決める

    1条に長く並べるより、数条にして作付け面が四角くなるよう配置します。トウモロコシは風で花粉を運ぶので、周囲に他の株がある形にすると、雌穂に花粉がつく確率が上がります。たとえば1条7株(株間30cm)を3条(列間80cm)にすると四角い配置になります。

    株間
    30cm
    列間
    80cm
  4. 種まき

    マルチをしている場合は、まく直前にフィルムへ直径7〜10cmの穴を開け、その部分の土を深さ3〜4cm掘り取ります。そこに3〜4粒を2〜3cm離してまき、2〜3cmの厚さで土をかけて軽く押さえます。マルチなしでも同じです。土が乾きぎみなら、まいたあとに水をやってください。ハトやカラスに食べられるので、芽が出るまで鳥除けの網をかけます。

    まき穴の深さ
    3〜4cm
    1か所あたりの粒数
    3〜4粒
    覆土
    2〜3cm

    プランターの場合ポットで育てる場合、発芽に高い温度が要るので温度を確保できる場所が必要です。育苗日数20〜30日、本葉3〜4枚が定植適期で、大きくしすぎないでください。最低気温が15℃以上になってから、根鉢を崩さないように植えます。

  5. 間引き本葉3〜4枚の頃(草丈20cmまでに)

    生育のよい株を1本だけ残します。抜くと残す株の根を傷めるので、はさみで根元を切り取ってください。

  6. マルチはぎと1回目の追肥・土寄せ本葉6〜8枚(草丈50cmの頃)

    マルチフィルムをはぎ、速効性の肥料で追肥して土を寄せます。まいた肥料が隠れる程度に、通路から土をすくって株元にかけます。土寄せをすると根がしっかり張り、倒れにくくなります。この時期までの水は普通からやや少なめで構いません。

    化成肥料(速効性)
    1株あたり約50g
    成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ成分で40〜50g
  7. 2回目の追肥と雌穂の整理茎の先に雄穂が出た頃

    同じ量を追肥して土を寄せます。雌穂は一番上の1本だけ残し、下に出ているものは、一番上の雌穂の絹糸が出始めた頃に取り除きます。なお、株元から出た分げつ枝(わき芽)は取らないでください。取ると実の太りが悪くなります。穂が出てから収穫までは、肥料を切らさず土も乾かさないようにします。水はこの時期からやや多めにしてください。

    化成肥料(速効性)
    1株あたり約50g
    成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ成分で40〜50g
  8. 収穫絹糸が出てから20〜25日

    絹糸がこげ茶色になり、先端の粒が黄色く色づいたら穫り頃です。少し皮をむいて粒の詰まり具合を確かめてから収穫してください。早すぎると甘みが足りず、しなびるのも早くなります。遅れると粒の皮がしなび、甘みも減ります。穫ったあとは常温で5〜6時間もすると糖分が減り始め、そこからどんどん甘さが落ちていきます。家庭菜園ならもぎたてをすぐ食べるのが一番のごちそうです。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
粒がまばらにしか入らない受粉が不十分。1条植えだと花粉が届きにくい数条にして四角い配置にする。株数が少ないときは人工授粉する
粒が太らない乾燥または過湿。穂が出てから収穫までの間に肥料が切れた。雨天・低温・高温・乾燥といった悪条件が重なった場合も同じ。あるいは分げつ枝を取ってしまった穂が出てからは肥料を切らさず、土を乾かさない。株元の分げつ枝は残す
初期の生育が止まる元肥が多すぎて根が傷んだ元肥を増やすのではなく、本葉6〜8枚と雄穂が出る頃の追肥で育てる
粒がかたい・甘くない・色が混ざる近くで作った別種のトウモロコシの花粉がかかった家庭菜園では1品種にそろえる。デントコーンやポップコーンとは離す
種が発芽しない地温が14℃を下回っていた最低地温14℃以上を確かめてからまく。マルチで地温を上げる
茎や実に虫が入るアワノメイガの幼虫。雄穂から雌穂へ移動する雄穂が出始めた時と、その後7日おきに2〜3回防除する
甘みがない・皮がかたい収穫が早すぎた、または遅すぎた絹糸が出てから20〜24日を目安に、皮をむいて粒を確かめる

主な病気と害虫

  • 害虫アワノメイガ最大の敵。雄穂が出た時と7日おきに2〜3回防除する。薬剤を使わない場合、茎の上部に入ったら雄穂を切り取り、雌穂の近くなら穴の3cm上をカッターで縦に切って取り出す
  • 害虫アブラムシ雄穂に群がる。抑制作型では特に飛来が多い
  • 害虫カラス・ハクビシン収穫期を正確に狙ってくる。防鳥ネットで囲う
  • 病気黒穂病雌穂が白い塊状にふくらむ。発病株は早めに抜き取って処分する

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/(とうもろこし類)/スイートコーン/未熟種子/生

エネルギー
89kcal
たんぱく質
2.7g
脂質
1.3g
炭水化物
12.5g
食物繊維総量
3.0g
カリウム
290mg
カルシウム
3mg
0.8mg
ビタミンK
1µg
葉酸
95µg
ビタミンC
8mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06175

主な産地

2024年産 / 全国 211,900 t / 統計での作物名: スイートコーン

  1. 北海道80,300 t37.9%
  2. 千葉県16,900 t8.0%
  3. 茨城県15,900 t7.5%
  4. 群馬県13,300 t6.3%
  5. 長野県7,730 t3.6%
  6. 埼玉県7,590 t3.6%
  7. 山梨県7,520 t3.5%
  8. 愛知県6,140 t2.9%
  9. 栃木県4,570 t2.2%
  10. 静岡県4,250 t2.0%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

収穫時期を積算温度で読む

トウモロコシは外から熟し具合が分かりにくいため、受粉日からの積算温度で 収穫適期を判断できます。3品種が対応しています。

同じイネ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。

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