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イネ科の野菜
トウモロコシ、イネ、ムギ、雑穀など、世界の主食を支える科です。花が目立たず、風で花粉を運びます。連作障害が出にくく、他の科のあとに入れて土を休ませる役にも立ちます。
- 品目
- 11
- 品種
- 33
イネ科とは
科としての共通点
細長い葉が互い違いにつき、茎の中は節で仕切られます。花は目立たず、風で花粉を運びます。実は穀粒として稔ります。
連作と病害虫
連作障害が比較的出にくい科です。マメ科やアブラナ科と組み合わせて回すと、土を保ちやすくなります。
育てるときの要点
- トウモロコシは1株では受粉しません。1列ではなく2列以上のまとまりで植えます。
- 穂が実ると鳥に狙われます。ネットをかけないと収穫前に減ります。
- アワ・キビ・ヒエなどの雑穀はやせた土でも育ち、肥料をやりすぎると倒れます。
イネ科の品目
同じ科の野菜を続けて同じ場所に植えると生育が落ちることがあります。 作付けを計画するときの参考にしてください。
マコモ
イネ科
水辺に生えるイネ科の多年草で、秋に茎の付け根が太ったところを穫る。この部分をマコモタケと呼ぶ。太るのは黒穂菌が寄生するためで、菌が働かないと肥大しない。食感はタケノコに似て、乳白色の茎はやわらかく味は淡白。水田で作るので、耕起・施肥・代かきは水稲と同じにする。穫り遅れると外皮が緑になり、中に黒い斑点が出て値打ちが下がる。休耕田を活かせる作物として各地で広がっている。
トウモロコシ
イネ科
絹糸(ヒゲ)が出てから20〜25日で穫り頃。適期が3〜4日と短く、収穫後は数時間で甘みが落ちるため、朝穫りその日のうちが基本。
イネ
イネ科
バケツ1つでも育てられ、タネもみから収穫まで一年の流れをそのまま追える。穂が出て40〜45日、籾の8割ほどが黄色くなった頃が刈り取りの適期。
コムギ
イネ科
秋にまいて冬を越し、初夏に穫る。冬のあいだに苗を踏む「麦踏み」で根張りをよくし、倒れにくくする。穂が黄金色になり、粒を噛んで硬ければ刈り取る。
オオムギ
イネ科
コムギより半月ほど早く穫れる。麦茶や押し麦になるほか、緑肥として土に鋤き込む使い方もある。穂の先の芒(のぎ)が目立つのが見分け方。
アワ
イネ科
五穀のひとつ。乾燥に強くやせた土地でも育つ。穂が垂れて黄色くなった頃に穂だけを刈り取る。鳥に狙われやすいので、色づいたら網をかける。
キビ
イネ科
生育期間が短く、まいてから80日ほどで穫れる。粒が黄色く色づき、穂を振って落ちはじめたら刈り時。きび団子の材料として知られる。
ヒエ
イネ科
冷害や湿害に強く、米が穫れない年の備えとして東北で長く作られてきた。手をかけなくても育つため、雑穀のなかでは最もやさしい。
ハトムギ
イネ科
実が硬い殻に包まれ、灰白色から褐色に変わった頃が収穫の目安。お茶やハトムギ茶に使う。背丈が1.5mほどになるので、風で倒れないよう支える。
レモングラス
イネ科
イネ科の非耐寒性多年草で、香りは葉より株元の白い部分に強く出る。温帯ではほとんど咲かないため、ふやすのは初夏の株分けになる。霜に当たると枯れるので、鉢に上げて越冬させるか、株を掘り上げて保管する。
タケノコ
イネ科
種もまかず苗も植えない。竹林を手入れして地下茎から出る芽を掘る。作業は1年じゅう続き、親竹の更新は10〜12月、土入れも10〜12月、施肥は3回に分ける。地上に出てしまうと黒褐色になって品質が落ちるので、先端が地表すれすれのうちに掘る。3〜4年目の地下茎がいちばんよく出し、表年と裏年がおおむね隔年で来る。