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バラ科の野菜
イチゴのような草から、リンゴ・モモ・ナシのような果樹まで含む科です。多くが自家不和合性で、1本だけ植えても実がなりません。受粉樹をどう組むかが最初の関門になります。
- 品目
- 10
- 品種
- 60
バラ科とは
科としての共通点
花びらが5枚の花を咲かせます。実の作りは多様で、リンゴやナシは花托が肥った偽果、モモやウメは種を核が包む核果、イチゴは表面のつぶつぶが本当の果実にあたります。
連作と病害虫
イチゴは連作を嫌い、萎黄病や炭疽病が出やすくなります。果樹は同じ場所に植え替えると育ちが悪くなる「いや地」が起きます。
育てるときの要点
- ナシやサクランボは1品種だけでは実がなりません。開花期の合う受粉樹が要ります。
- 果樹は苗木を植えてから収穫まで数年かかります。植える場所を長期で決めます。
- 収穫期の雨で実が割れるものが多く、産地では雨よけをかけます。
バラ科の品目
同じ科の野菜を続けて同じ場所に植えると生育が落ちることがあります。 作付けを計画するときの参考にしてください。
イチゴ
バラ科
秋に定植して越冬させ、翌春に穫る。促成栽培はハウス内で冬から収穫が始まる。ランナーで苗を増やすのが一般的。
ウメ
バラ科
和歌山県が全国生産の6割前後を占める。多くの品種が自家受粉しにくいため、受粉樹を近くに植える。生の果実には有毒成分があり、加工して食べる。
サクランボ
バラ科
1本では実がつきにくく、多くの品種で受粉樹が要る。雨で実が割れるため、色づく頃に雨よけをかける。山形県が国内生産の7割を占める。
リンゴ
バラ科
青森県が全国生産の半分以上を占める。自家受粉しにくいため、開花期の合う別品種を近くに植える。夏が涼しい地域ほど色付きと味が乗る。
モモ
バラ科
山梨県と福島県が主産地。摘果と袋掛けの手間が大きく、病害虫も多いため家庭では難易度が高い。植えてから3〜4年で穫れ始める。
ナシ
バラ科
千葉・茨城・栃木が主産地。ほとんどの品種が自家受粉しないため、受粉樹と人工授粉が要る。棚仕立てが基本で、家庭では場所を取る。
ビワ
バラ科
秋から冬に花が咲き、初夏に穫れる珍しい果樹。花が寒い時期に咲くので、寒冷地では実がつきにくい。1本で実がなるが、実の数が多くなりすぎるため摘蕾と摘果が要る。袋かけをしないと鳥に食べられる。
スモモ
バラ科
自家不和合性の品種が多く、1本では実がなりにくい。開花期の合う別品種を近くに植える。モモより耐寒性が強く、北海道から九州まで作れる。実つきがよいので摘果しないと小さくなる。
ラズベリー
バラ科
地下茎で殖え、植え付けの翌年から穫れる。夏に一度だけ穫れる一季なりと、秋にも穫れる二季なりがある。暑さに弱いため夏は半日陰が向く。
アンズ
バラ科
1本でも実はなるが結実が安定しないので、受粉樹を添えると穫れ方が変わる。ウメ・モモ・スモモの花粉でも交配できる。梅雨と重なる時期に熟すため灰星病が出やすく、雨の多い年ほど難しい果樹にあたる。