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果樹類

ウメ

和歌山県が全国生産の6割前後を占める。多くの品種が自家受粉しにくいため、受粉樹を近くに植える。生の果実には有毒成分があり、加工して食べる。

ふつう
育てやすさ
向く
プランター
15〜25
生育適温
4品種
登録品種

うめ / 梅バラ科

栽培カレンダー

タネまき / 植え付け 11〜12月・1〜2月 / 収穫 6〜7月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期です
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ウメの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ウメ栽培の前提

分類
バラ科の落葉高木。原産は中国
気温条件
年平均気温7℃以上。開花時に-4℃以下で低温障害
受粉
ほとんどの主要品種が自家不結実性。2品種以上の混植が必須
受粉期
2月〜3月上旬。開花したら3日以内に
植え付け
12〜3月の落葉期
結果習性
春に伸びた50cm以下の枝に花芽が付く。徒長枝には付きにくい
剪定
冬(12〜2月)。枝の半分から3分の1を残す
施肥
冬に鶏ふん。実ウメは6月下旬にお礼肥

品種の選び方

この果樹で最も大事なのは受粉樹の組み合わせです。ウメは自分と同じ品種の花粉では受精しない自家不結実性が強く、しかも違う品種であっても受精しない他家不親和性がよく見られます。主要品種のほとんどが自家不結実性で、花香実・紅さし・藤五郎・林州などは比較的自分の花粉でも結実します。逆に南高や改良内田のように他家不親和性の強い品種は、ほかの受粉樹としては優秀な一方、一定の品種以外の花粉ではほとんど結実しません。そこで、受粉樹は1品種にこだわらず2品種以上を植えて開花期を長く保ち、低温による傷みや不完全花が出ても受粉が安定するようにします。寒冷地では開花の遅い白加賀や豊後が向きます。

育て方の手順

  1. 場所と土

    日当たりと水はけのよい場所を好みます。育つ温度条件は年平均気温7℃以上。実ウメは開花時に-4℃以下になると低温障害を起こして実が楽しめないので、寒冷地では開花の遅い品種を選んでください。鉢植えなら、赤玉土小粒7〜8に腐葉土3〜2の配合土が使えます。

  2. 植え付け12〜3月の落葉期

    落葉から発芽までの間が適期です。実を穫るなら実ウメの品種を選び、必ず2品種以上を一緒に植えてください。

  3. 受粉2月〜3月上旬、開花したら3日以内

    混植した受粉樹があれば、あとは虫や風が運んでくれます。確実にしたいなら、開花後3日以内に花と花を軽くこすりつけます。晴れた日の朝8〜10時ごろが最適です。雨天では花粉が流れてしまいます。受粉樹が離れた場所にある場合は、咲きたての枝を数本切り、口を切ったペットボトルに水を入れて挿し、受粉させたい木の枝につるしておく方法もあります。挿した枝は4〜5日で新しいものに取り替えてください。

  4. 剪定冬(12〜2月)

    剪定しないと枝が強く伸びて株元の枝が枯れてしまいます。枯れ枝、樹冠の内側に伸びた枝、ひこばえ、徒長枝などの不要な枝を、蕾を確認しながら切ります。強く切りすぎると枝がよく伸びて花付きが悪くなるので、枝の半分から3分の1を残す程度に留めます。花芽は春から伸びた50cm以下の枝に梅雨の頃から夏にかけて分化し、翌春に咲きます。元気に伸びすぎた徒長枝には花芽ができにくいことを覚えておいてください。鉢植えの剪定は花後すぐに行います。

  5. 芽摘み4月中旬以降

    強めの新芽が出て枝が長く伸び、樹形を乱します。芽のうちに摘んでください。鉢植えでは5cmほどに伸びたら先端を摘みます。

  6. 施肥

    植え付けから2〜3年は、冬に緩効性化成肥料を40g前後と乾燥鶏ふん1kgを施します。成木は、肥料が多いと徒長枝が増え、少ないと下葉が早く落ちます。冬に鶏ふんを施し、実ウメは6月下旬にお礼肥として化成肥料を与えてください。

    植え付け2〜3年
    冬に緩効性化成肥料40g前後+乾燥鶏ふん1kg
    実ウメのお礼肥
    6月下旬
  7. 収穫

    用途で穫る時期が変わります。梅酒や青梅の加工なら未熟な青いうちに。梅干しやジャムにするなら、完熟して黄色くなったものが香りが強く向いています。完熟を狙う場合は自然落果の直前が最もよい状態です。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
花は咲くのに実がならない自家不結実性。1品種しか植えていない、または組み合わせが他家不親和2品種以上を混植する。南高など他家不親和性の強い品種は親和性の高い受粉樹を選ぶ
寒い年に実が付かなかった開花時に-4℃以下になり低温障害を起こした寒冷地では開花の遅い白加賀や豊後を選ぶ。受粉樹を2品種以上にして開花期を長く保つ
剪定したら花付きが悪くなった強く切りすぎた。枝がよく伸びて徒長枝ばかりになった枝の半分から3分の1を残す程度に留める。花芽は50cm以下の枝に付く
果実に黒い斑点が出る黒星病風通しをよくし、発病した葉は取り除く。4月下旬〜5月上旬に薬剤を散布する
新芽が食われて芽が出なくなったウメスカシクロバの幼虫。早春から発生する食害を見つけたら薬剤を散布する
徒長枝ばかり伸びる肥料のやりすぎ成木への施肥は控えめに。逆に少なすぎると下葉が早く落ちるので様子を見る

主な病気と害虫

  • 病気黒星病果実に黒い斑点。風通しをよくして予防する
  • 害虫ウメスカシクロバ幼虫が新芽を食害する。早春から発生
  • 害虫アブラムシ新芽や若葉に集まる。葉を巻く種類に注意
  • 害虫カイガラムシ枝に張り付く。冬のマシン油乳剤が有効

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