果樹類
カボス
大分県が主産地。スダチより一回り大きく、果汁が多い。こちらも青いうちに穫る。焼き魚や鍋に搾るほか、皮を薄く削って吸い口にする。
- 秋
- 旬
- ふつう
- 育てやすさ
- 向く
- プランター
- 15〜28℃
- 生育適温
- 2品種
- 登録品種
かぼす / 香母酢 ・ ミカン科
栽培カレンダー
タネまき — / 植え付け 3〜4月 / 収穫 8〜10月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
カボスの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
カボス栽培の前提
- 分類
- ミカン科ミカン属の常緑樹。香酸カンキツ
- 耐寒性
- 温州ミカンよりやや強い(-6℃くらい)
- 受粉
- 1本で結実する
- トゲ
- ほとんどない。作業しやすい
- 特徴
- スダチより一回り大きく、収穫開始も半月ほど早い
- 収穫
- 9月中旬頃から。テニスボールほどの緑果を穫る
- 剪定
- 2〜3月
- 植え付け
- 2月下旬〜4月上旬
品種の選び方
大分を代表する香酸カンキツです。スダチとよく比べられますが、違いははっきりしています。カボスのほうが果実が一回り大きく、収穫の開始も半月ほど早い。そしてトゲがほとんどないため、収穫や剪定の作業がずっと楽です。耐寒性も温州ミカンよりやや強い-6℃くらいで、香酸カンキツの中では扱いやすい部類に入ります。初めて香酸カンキツを育てるなら、トゲの少なさだけでもカボスを選ぶ理由になります。使うのは緑の未熟果なので、色づくのを待つ必要はありません。
育て方の手順
植え付け2月下旬〜4月上旬
日当たりと水はけがよく、強風が当たらない場所を選びます。古い根や土を取り除き、接ぎ木部より上に土がかぶらないように植えてください。植え付け後、庭植えは50cm、鉢植えは25cmの高さで枝を切り詰め、支柱に固定してたっぷり水をやります。
プランターの場合 — 鉢植えでも作れます。冬に移動できるので、寒さの心配がある地域では有利です。
骨格づくり
棒苗を植えた場合、最初の2年は骨格の養成に充てます。植え付けた年の5〜7月に枝を3本残して切り取り、2年目の2〜3月に枝の先端を3分の1程度切り詰め、3年目も長い枝の先端を3分の1程度切り詰めます。
水やりと施肥
庭植えは基本的に水やり不要ですが、7〜8月に10日以上雨が降らないときは与えます。鉢植えは表面が乾いたらたっぷり。施肥は萌芽前(2月)に有機質肥料、開花直後(5月)・果実肥大期(7月)・収穫直後に化成肥料の年4回が目安です。
剪定2〜3月
木の広がりを抑えたい場所を枝の分岐部で切り、古い枝や込み合った枝を付け根から間引いて全体の1〜3割を減らし、残した枝のうち30cm以上のものだけを3分の1程度切り詰めます。すべての枝を切り詰めると花芽ごと落とすことになります。トゲがほとんどないので、この作業はカンキツの中でも楽なほうです。
摘果7月下旬〜8月
隔年結果を防ぎ、実を大きくするために幼果を間引きます。
収穫9月中旬頃から
テニスボールくらいの大きさになった緑色の実を摘み取っていきます。果梗はハサミで切り、果実すれすれで切り直してください。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 実が多い年と少ない年が交互になる | 隔年結果 | 7月下旬〜8月に幼果を摘果する |
| 剪定した翌年に実がならない | すべての枝を切り詰めて花芽を落とした | 30cm以上の長い枝だけを3分の1切り詰める |
| 冬に葉が落ちる、枝が枯れる | -6℃を下回る寒さに当たった。幼木は特に弱い | 寒風の当たらない場所に植え、植えてから3〜4年は防寒する |
| 果皮に黒い点やかさぶた状の斑が出る | かいよう病・そうか病・黒点病。風雨で広がる | 鉢植えは軒下に置く。庭植えなら梅雨前に果実袋をかぶせる |
| 葉が短期間で食べられた | アゲハチョウの幼虫 | こまめに観察して手で取り除く |
主な病気と害虫
- 病気かいよう病風雨で広がる。軒下管理が効く
- 病気そうか病果皮がかさぶた状になる
- 病気黒点病果皮に黒い点が出る
- 害虫アゲハチョウの幼虫葉を食べ尽くす
- 害虫ミカンハモグリガ葉に白い線を残す
このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)
- さわやかな香りと酸味がたまらない!おいしいカンキツ類を育てよう(三輪正幸)(タキイ種苗)
- カボスの育て方|剪定や収穫の時期・方法は?栽培のコツは?(HORTI by GreenSnap)
- スダチとカボスの違い(香味野菜の育て方)
- ユズ類とは(育て方がわかる植物図鑑)(NHK出版 みんなの趣味の園芸)