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果樹類

カボス

大分県が主産地。スダチより一回り大きく、果汁が多い。こちらも青いうちに穫る。焼き魚や鍋に搾るほか、皮を薄く削って吸い口にする。

旬
秋
育てやすさ
ふつう
プランター
向く
生育適温
15〜28℃
登録品種
2品種

Citrus sphaerocarpa ・ 出典: ウィキペディア日本語版

かぼす / 香母酢 ・ ミカン科

栽培カレンダー

タネまき — / 植え付け 2〜4月 / 収穫 8〜10月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

カボスの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

カボス栽培の前提

分類
ミカン科ミカン属の常緑樹。香酸カンキツ
耐寒性
温州ミカンよりやや強い(-6℃くらい)
受粉
1本で結実する
トゲ
ほとんどない。作業しやすい
特徴
スダチより一回り大きく、収穫開始も半月ほど早い
収穫
9月中旬頃から。テニスボールほどの緑果を穫る
剪定
2〜3月
植え付け
2月下旬〜4月上旬

品種の選び方

大分を代表する香酸カンキツです。スダチとよく比べられますが、違いははっきりしています。カボスのほうが果実が一回り大きく、収穫の開始も半月ほど早い。そしてトゲがほとんどないため、収穫や剪定の作業がずっと楽です。耐寒性も温州ミカンよりやや強い-6℃くらいで、香酸カンキツの中では扱いやすい部類に入ります。初めて香酸カンキツを育てるなら、トゲの少なさだけでもカボスを選ぶ理由になります。使うのは緑の未熟果なので、色づくのを待つ必要はありません。

育て方の手順

  1. 植え付け2月下旬〜4月上旬

    日当たりと水はけがよく、強風が当たらない場所を選びます。古い根や土を取り除き、接ぎ木部より上に土がかぶらないように植えてください。植え付け後、庭植えは50cm、鉢植えは25cmの高さで枝を切り詰め、支柱に固定してたっぷり水をやります。トゲがほとんどないので、カンキツの中では植え付けも剪定も扱いやすい木にあたります。

    切り詰める高さ(庭植え)
    50cm
    切り詰める高さ(鉢植え)
    25cm

    プランターの場合 — 鉢植えでも作れます。冬に移動できるので、寒さの心配がある地域では有利です。

  2. 骨格づくり

    棒苗を植えた場合、最初の2年は骨格の養成に充てます。植え付けた年の5〜7月に枝を3本残して切り取り、2年目の2〜3月に枝の先端を3分の1程度切り詰め、3年目も長い枝の先端を3分の1程度切り詰めます。トゲがないぶん、この作業はカンキツの中でも楽なほうです。

    骨格づくりの期間
    植え付けから2年
    残す枝
    3本
    切り詰める長さ
    先端を3分の1程度
  3. 水やりと施肥

    庭植えは基本的に水やり不要ですが、7〜8月に10日以上雨が降らないときは与えます。鉢植えは表面が乾いたらたっぷり。施肥は萌芽前(2月)に有機質肥料、開花直後(5月)・果実肥大期(7月)・収穫直後に化成肥料の年4回が目安です。スダチより一回り大きい実を着けるので、果実肥大期(7月)の施肥が効いてきます。

    施肥の回数
    年4回
    時期
    萌芽前2月・開花直後5月・果実肥大期7月・収穫直後
  4. 剪定2〜3月

    木の広がりを抑えたい場所を枝の分岐部で切り、古い枝や込み合った枝を付け根から間引いて全体の1〜3割を減らし、残した枝のうち30cm以上のものだけを3分の1程度切り詰めます。すべての枝を切り詰めると花芽ごと落とすことになります。トゲがほとんどないので、この作業はカンキツの中でも楽なほうです。

    間引く量
    全体の1〜3割
    切り詰める枝
    30cm以上のものだけを3分の1程度
  5. 摘果7月下旬〜8月

    隔年結果を防ぎ、実を大きくするために幼果を間引きます。

  6. 収穫9月中旬頃から

    テニスボールくらいの大きさになった緑色の実を摘み取っていきます。果梗はハサミで切り、果実すれすれで切り直してください。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
実が多い年と少ない年が交互になる隔年結果7月下旬〜8月に幼果を摘果する
剪定した翌年に実がならないすべての枝を切り詰めて花芽を落とした30cm以上の長い枝だけを3分の1切り詰める
冬に葉が落ちる、枝が枯れる-6℃を下回る寒さに当たった。幼木は特に弱い寒風の当たらない場所に植え、植えてから3〜4年は防寒する
果皮に黒い点やかさぶた状の斑が出るかいよう病・そうか病・黒点病。風雨で広がる鉢植えは軒下に置く。庭植えなら梅雨前に果実袋をかぶせる
葉が短期間で食べられたアゲハチョウの幼虫こまめに観察して手で取り除く

主な病気と害虫

カボスの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 果実類/(かんきつ類)/かぼす/果汁/生

エネルギー
36kcal
たんぱく質
-g
脂質
-g
炭水化物
-g
食物繊維総量
0.1g
カリウム
140mg
カルシウム
7mg
鉄
0.1mg
ビタミンK
-µg
葉酸
13µg
ビタミンC
42mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 07052)

主な産地

2023年産 / 全国の収穫量 6,613.7 t / 統計での作物名: カボス

  1. 大分県6,500 t98.3%
  2. 宮崎県73.1 t1.1%
  3. 埼玉県18.6 t0.3%
  4. 福岡県16.7 t0.3%
  5. 鹿児島県3 t0.0%
  6. 愛媛県2.3 t0.0%

出典: 特産果樹生産動態等調査(農林水産省)