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ヒガンバナ科の野菜
タマネギ、ネギ、ニンニク、ニラなど。硫黄化合物による香りが共通します。他の野菜と混植すると病害虫を減らす効果があるとされます。
- 品目
- 10
- 品種
- 40
ヒガンバナ科とは
科としての共通点
硫黄化合物による強い香りを共通して持ちます。球根を食べるもの(タマネギ、ニンニク)と、葉や葉鞘を食べるもの(ネギ、ニラ)に分かれます。
連作と病害虫
連作障害は比較的出にくい科です。他の野菜と混植すると病害虫を減らす効果があるとされます。
育てるときの要点
- 収穫後は乾かしてから貯蔵します。乾かさないと貯蔵中に腐ります。
- 葉ネギやニラは根元を残して刈り取ると再生し、何度も穫れます。
- タマネギやニンニクは、苗が大きすぎる状態で冬を越すととう立ちします。まき時を守ります。
ヒガンバナ科の品目
同じ科の野菜を続けて同じ場所に植えると生育が落ちることがあります。 作付けを計画するときの参考にしてください。
ギョウジャニンニク
ヒガンバナ科
山の沢沿いや湿地に生えるネギの仲間で、ニンニクに似た強い香りがある。タネをまいてから穫れるまで4〜5年かかり、山菜のなかでもとりわけ気の長い作物にあたる。同じ株から毎年穫ると弱るので、1〜2年おきに休ませる。有毒のイヌサフラン(コルチカム)やバイケイソウ類と若葉がよく似ており、誤って食べて亡くなった例がある。山で採ったものは口にしない。
タマネギ
ヒガンバナ科
秋に播いて苗を作り、初冬に定植して越冬させる。葉が8割倒れたころが収穫適期。早生・中生・晩生で貯蔵性が変わる。
ニンニク
ヒガンバナ科
秋に鱗片を植えて越冬させ、翌初夏に穫る。寒地系と暖地系があり、地域に合った系統を選ばないと球が太らない。
ネギ
ヒガンバナ科
白い部分を食べる根深ネギ(関東)と、葉を食べる葉ネギ(関西)で作り方がまったく違う。根深ネギは生長に合わせて何度も土寄せして軟白させる。
ニラ
ヒガンバナ科
一度植えれば数年穫り続けられる多年草。刈り取ると再び伸びてくるため、1シーズンに3〜4回収穫できる。3〜4年で株分けすると勢いが戻る。
ワケギ
ヒガンバナ科
ネギとタマネギの雑種とされ、タネができないため球根で殖やす。株元から次々と分けつすることが名の由来。刈り取っても再生し、何度も穫れる。
ラッキョウ
ヒガンバナ科
砂地でもよく育ち、鳥取砂丘や福井の三里浜が名産地。植え付けから収穫まで9か月ほどかかる。1年で穫ると大粒、2年置くと小粒で締まった実になる。
チャイブ
ヒガンバナ科
ネギの仲間で、地際から4〜5cm残して切れば何度も再生する。日当たりがよすぎると葉が硬くなるので、夏は半日陰に置く。耐寒性は強く耐暑性はやや弱い。ピンクの花も食べられるが、咲かせると葉が硬くなる。
アサツキ
ヒガンバナ科
食用のネギ類でいちばん葉が細い。チャイブを基本種とする変種で、青くささが少なくやや辛みがある。球根で殖やし、夏の6〜7月に休眠して地上部が枯れる。枯れても失敗ではない。寒さに強く、東北では雪の中から掘り出す雪中アサツキが特産になっている。
リーキ
ヒガンバナ科
下仁田ネギに似た太いネギ。長ネギより刺激臭が少なく、加熱するととろみが出て甘みが強い。煮込みやスープに使う。葉は硬く扁平で、耐暑性も耐寒性も強い。冬に葉を穫らず翌春に球根を穫ると、ジャンボにんにく(無臭ニンニク)になる。同じ植物を、いつ何を穫るかで呼び分けている。