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根菜類

タマネギ

秋に播いて苗を作り、初冬に定植して越冬させる。葉が8割倒れたころが収穫適期。早生・中生・晩生で貯蔵性が変わる。

春・夏
ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
8〜20
生育適温
6品種
登録品種

Allium cepa原産 中央アジア

たまねぎ / 玉葱ヒガンバナ科

栽培カレンダー

タネまき 9〜10月 / 植え付け 11〜12月 / 収穫 5〜6月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期です
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき用品種
秋まき・中晩生種

一般地関東〜近畿の平野部

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秋まき・早生種
秋まき・中生〜中晩生種

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
秋まき・極早生種
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

タマネギの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

タマネギ栽培の前提

好む気候
冷涼。生育初期はマイナス8℃にも耐えるが、25℃を超えると生育が止まる
発芽適温
20℃前後。適温なら約7日で発芽する
球が太る条件
日が長くなること。早生は日長12時間前後、中生は13時間前後、晩生は13.5時間前後で太り始める
球が太り始める温度
極早生の10〜13℃から晩生の約20℃まで、品種で幅がある
作型
温暖地・暖地は秋まきの春〜初夏どり。寒冷地は越冬できないため春まき
育苗日数
地床で55日前後、12cmポットなら約35日
定植する苗の大きさ
本葉3〜4枚、草丈20〜25cm、根元が鉛筆よりやや細いくらい
株間・条間
ともに12〜15cm

品種の選び方

タマネギは収穫の早さと貯蔵性が反比例します。早採りをねらうなら太りのよい早生種ですが日持ちしません。普通に作るなら中生種、長く貯蔵したいなら晩生種を選びます。辛さで見ると、日本で作られているのはほとんどが刺激成分の多い辛タマネギです。表皮は黄色系が主流で、赤タマネギは甘みがあり生食に向きます。品種選びで最も大事なのは、その品種が「どれくらい日が長くなったら太り始めるか」です。北海道向けの品種は日長14〜14.5時間で太り始めるため、本州で使うと太るのが遅れ、梅雨の高温多湿で腐りやすくなります。トウ立ちも起きやすいので、産地に合った品種を使ってください。早まきして大きな苗で冬を越すとトウ立ちが増えるため、種袋に書かれたまき時を守ることが品種選び以上に効きます。

育て方の手順

  1. 苗床を用意する

    苗床の予定地に苦土石灰と化成肥料を全面散布してよく耕します。タマネギは酸性土壌に弱いので、石灰は多めです。

    苦土石灰
    1㎡あたり約150g
    化成肥料
    1㎡あたり約100g
    成分量で見る苗床の元肥
    10㎡あたりチッソ・リン酸・カリを各70〜100g
  2. 種まきと育苗定植の55日前が目安。12cmポットなら約35日前

    8cm間隔に浅い溝をつけ、5mm間隔ですじまきします。薄く覆土して水をやり、乾燥しないようモミガラや切りワラ、新聞紙をかけます。豪雨で種が流れるのも防げます。発芽したら新聞紙は外します。発芽がそろうまでは乾かさないことが第一です。間引きは本葉2枚までに済ませ、苗の間隔を1cm前後に仕上げます。ときどき軽く中耕すると根に酸素が入って育ちがよくなり、雑草も抑えられます。中耕のついでに軽く土を寄せて倒れるのを防ぎ、追肥もします。まく時期は品種と地域で決まっているので、種袋の適期を必ず守ってください。まき時が前後すると、それだけで収量が落ちます。

    溝の間隔
    8cm
    種の間隔
    約5mm
    最終の株間
    1〜1.5cm
    追肥(8-8-8)
    1㎡あたり約30g
    追肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ成分で10〜15g
  3. 畑の土づくり定植の2週間以上前

    苦土石灰を施して耕します。タマネギは酸性を嫌うので、ここを省くと生育がそろいません。

    苦土石灰
    1㎡あたり約150g
  4. 元肥を入れて畝を作る定植の1週間前

    完熟堆肥と元肥を施してよく耕し、畝を立てます。生育を早め雑草も抑えられるので、黒ポリマルチを張るのがおすすめです。元肥と追肥の配分は品種で変えます。早生種は生育期間が短いので元肥に3分の2から全量を入れ、中生から晩生種は元肥と追肥を半分ずつにします。

    完熟堆肥
    1㎡あたり約3kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約100g
    過リン酸石灰
    1㎡あたり約30g
    1作を通した施肥量の目安
    10㎡あたり成分量でチッソ200〜250g、リン酸とカリは各200〜300g
  5. 定植

    本葉3〜4枚、草丈20〜25cmで根元が鉛筆よりやや細い苗を、株間・条間ともに12〜15cmで植えます。深植えは禁物で、根元の白い部分が見えるくらいの浅さにしてください。深いと球が太りません。畑の準備が遅れて苗が育ちすぎると、活着が悪くなるうえトウ立ちも増えます。大玉をねらって株間を広げすぎると、逆に分球しやすくなるので広げすぎないでください。

    株間・条間
    12〜15cm
  6. 追肥定植から25日ほど後、1月、そして3月上旬の止め肥

    マルチをしている場合は植穴に入れます。マルチ無しなら畝面全体にまき、移植ゴテで土と混ぜます。年内は肥料を効かせすぎず、1月から効かせていくのが基本です。1月の追肥は根張りを促して寒さに耐えさせ、葉の数を増やします。2月はトウ立ちの危険期にあたりますが、この時期に肥料が効いていると花芽ができにくくなります。逆に冬に肥料が切れると、それがトウ立ちの引き金になります。最後の追肥(止め肥)は3月上旬までに済ませてください。それ以降に効かせると貯蔵性が落ち、病気も出やすくなります。霜柱で苗が浮き上がることがあるので、見つけたら株元を手で押さえて戻します。ワラや刈草を敷くと霜から守れます。

    化成肥料(8-8-8)
    1回あたり1㎡あたり約50g
  7. 収穫と貯蔵葉が倒れてから1週間後

    畑の株がそろって倒れたら、そこから1週間ほど待って球が充実するのを待ちます。首がやわらかくなった頃が適期です。晴れた日を選んで抜き、そのまま1〜2日天日に干します。よく乾かすほど貯蔵中の腐りが減ります。乾いたら雨の当たらない場所につるすか、コンテナに入れて保管します。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
トウ立ちする(ネギ坊主が出る)早くまきすぎ、または大きな苗で植えて、冬までに生育が進みすぎた。暖冬の年も同じ。逆に冬に肥料が切れた場合も起きる種袋のまき時を守る。定植時に鉛筆よりやや細い苗を選ぶ。1〜2月に肥料を切らさず、3月上旬までに止め肥を済ませる
球が2つに分かれる(分球)生育が旺盛すぎた。葉鞘の直径が8〜10mm以上ある株が14〜15℃に感応すると分かれる早まきと大苗の定植を避ける。大玉をねらって株間を広げすぎない
球が太らない深植えした。あるいは産地に合わない品種を使い、太り始める日長に達するのが遅れた根元の白い部分が見えるくらい浅く植える。栽培地域に合った品種を選ぶ
生育がそろわない土が酸性に傾いている。または播種期がずれた苦土石灰を苗床と本畑の両方にしっかり施す。種袋の播種適期を守る
冬に苗が浮き上がる霜柱で持ち上げられた見回って株元を押さえ、ワラや刈草を敷く
貯蔵中に腐る窒素が多すぎた、肥料が遅くまで効いた、乾かし方が足りない止め肥を3月上旬までに済ませる。収穫後は晴天の日に1〜2日しっかり天日干しする

主な病気と害虫

  • 病気べと病気温15℃前後の多雨で多発し、特に4月中旬〜5月上旬の曇雨天が続くときに出る。葉に黄色い病斑ができて折れ垂れる。冬のうちに感染株を抜き取り、3月中に予防散布しておく
  • 病気軟腐病同じく春先から。水はけを保つ
  • 病気黒斑病春先から収穫期に出る
  • 害虫タネバエ秋まきでは種まき後1〜2か月が要注意
  • 害虫ヨトウガ同じく種まき後1〜2か月
  • 害虫アブラムシ春先から発生する

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/(たまねぎ類)/たまねぎ/りん茎/生

エネルギー
33kcal
たんぱく質
0.7g
脂質
Trg
炭水化物
7.0g
食物繊維総量
1.5g
カリウム
150mg
カルシウム
17mg
0.3mg
ビタミンK
0µg
葉酸
15µg
ビタミンC
7mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06153

主な産地

2024年産 / 全国 1,126,000 t / 統計での作物名: たまねぎ

  1. 北海道752,600 t66.8%
  2. 佐賀県82,000 t7.3%
  3. 兵庫県77,600 t6.9%
  4. 長崎県28,500 t2.5%
  5. 愛知県22,400 t2.0%
  6. 静岡県15,000 t1.3%
  7. 熊本県10,400 t0.9%
  8. 香川県9,640 t0.9%
  9. 栃木県8,690 t0.8%
  10. 群馬県8,250 t0.7%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

タマネギをよく買う地域

2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 14.9 kg / 統計での品目名: たまねぎ

この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。

  1. 札幌市18.3 kg
  2. 大津市18.2 kg
  3. 奈良市18.2 kg
  4. 北九州市17.2 kg
  5. 大阪市17.1 kg
  6. 千葉市16.9 kg
  7. 松江市16.9 kg
  8. 京都市16.8 kg
  9. 堺市16.7 kg
  10. 岡山市16.6 kg

少ない側(52市中の下位3市)

  1. 鳥取市12.4 kg
  2. 甲府市12.5 kg
  3. 福島市12.8 kg

出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)

同じヒガンバナ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。