根菜類
ラッキョウ
砂地でもよく育ち、鳥取砂丘や福井の三里浜が名産地。植え付けから収穫まで9か月ほどかかる。1年で穫ると大粒、2年置くと小粒で締まった実になる。
- 旬
- 夏
- 育てやすさ
- やさしい
- プランター
- 向く
- 生育適温
- 15〜25℃
- 登録品種
- 3品種
Allium chinense ・ 原産 中国 ・ 出典: ウィキペディア日本語版
らっきょう / 辣韮・オオニラ ・ ヒガンバナ科
栽培カレンダー
タネまき — / 植え付け 8〜10月 / 収穫 5〜7月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期です | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ラッキョウの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
ラッキョウ栽培の前提
- 作型
- 秋に植えて翌年の夏に収穫。畑を長く占有する
- 好む条件
- 日当たりと水はけ。やせ地でもよく育つ
- 株間
- 10〜15cm
- 植える深さ
- 約5cm。先端がわずかに見える程度に埋める
- 1穴あたり
- 1〜2片。大きく穫るなら1片、小さく穫るなら2〜3球で浅植え
- 手間
- 植えたあとは特別な管理が要らない。初心者向き
品種の選び方
ラッキョウは植えてしまえば手のかからない野菜で、やせ地でもよく育ちます。難しさより、畑を長く占有することのほうが問題になります。秋に植えて収穫は翌年の夏なので、植える場所は慎重に選んでください。同じ株から穫るものでも、時期と育て方で呼び名が変わります。葉が緑の若いうちに掘り上げたものがエシャレットで、みずみずしくパリッとした歯ざわりと爽やかな風味になります。通常のラッキョウは植えた翌年の夏に掘り上げます。さらにもう一冬越させると、株がより細かく分かれて皮が薄く繊維が細かくなり、味の凝縮した花ラッキョウになります。どこまで待つかで仕上がりが変わる作物です。
育て方の手順
土づくり植え付けの2週間前
日当たりと水はけのよい場所を選び、堆肥・苦土石灰・化成肥料を入れてよく耕します。やせ地でも育つので肥料は控えめで足ります。
- 堆肥
- 1㎡あたり約2.5kg
- 苦土石灰
- 1㎡あたり約100g
- 化成肥料
- 1㎡あたり約80g
種球を分ける
株元でつながっている種球(鱗茎)を1片ずつに分けます。
植え付け秋(9〜10月)
株間10〜15cm、深さ約5cmの植え穴に、とがったほうを上にして、先端がわずかに見える程度に埋め込みます。深さの加減が仕上がりを決めます。深すぎると芽の出が遅れ、浅すぎると寒さで生育が不安定になるうえ、株が分かれすぎて小玉になります。1穴に1片ずつ植えると比較的大きなラッキョウになり、小さいものを穫りたいなら2〜3球ずつ浅めに植えます。植えたらしっかり水をやってください。
- 株間
- 10〜15cm
- 深さ
- 約5cm
プランターの場合 — 深さ25cm以上のプランターで作れます。長く置く作物なので、他の野菜を作らない容器を割り当てるとよいでしょう。
マルチ(あれば)
雑草を抑え、冬の土の水分を保てるのでマルチが有効です。15cm間隔で穴の開いた黒マルチが便利です。ただしマルチをすると土寄せが十分にできないことがあるので、その場合はやや深めに植えておきます。
収穫植えた翌年の夏(6〜7月)
葉が枯れ始めたら掘り上げます。若いうちに掘ればエシャレット、もう一冬越させれば花ラッキョウになります。どの段階で穫るかを決めてから植えると迷いません。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 小玉ばかりになる | 浅く植えすぎて分球が進んだ。または1穴に多く植えた | 大きく穫りたいなら1穴1片、深さ5cmで植える |
| 芽の出が遅い | 深く植えすぎた | 先端がわずかに見える程度に埋める |
| 畑の計画が立たなくなる | 秋から翌夏まで畑を占有することを見落としていた | 植える場所を先に決めてから作付けを組む |
主な病気と害虫
ラッキョウの育て方の出典
ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/(らっきょう類)/らっきょう/りん茎/生
- エネルギー
- 83kcal
- たんぱく質
- 0.9g
- 脂質
- (0.1)g
- 炭水化物
- -g
- 食物繊維総量
- 20.7g
- カリウム
- 230mg
- カルシウム
- 14mg
- 鉄
- 0.5mg
- ビタミンK
- 1µg
- 葉酸
- 29µg
- ビタミンC
- 23mg
- 食塩相当量
- 0g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06305)
ラッキョウの品種
3品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。
- らくだ系らっきょうらくだけいらっきょう鳥取県鳥取砂丘で作られるらっきょうの主力系統。粒がそろい、歯切れがよい。砂地は水はけがよく、らっきょうの形が整いやすい。植えてから1年で穫る「1年掘り」と、2年置いて小粒を多く穫る「2年掘り(花らっきょう)」があり、掘る年数で大きさが変わる。
- エシャレットらっきょうを若採りし、土寄せして軟白させたもの。品種ではなく、収穫の時期と育て方によるものにあたる。生で味噌を付けて食べる。フランス料理に使う西洋の「エシャロット」(玉ねぎの仲間)とはまったく別のもので、名前が紛らわしい。
- 三年子花らっきょうさんねんこはならっきょう福井県福井県の三里浜で作られる、植え付けから収穫まで足かけ3年かけるらっきょう。種球1粒が最初の1年で6〜9粒、さらに1年置いて40〜60粒まで分球する。1粒が小さく繊維が細かくなり、身が締まって歯切れがよい。この小粒を甘酢に漬けたものが花らっきょうにあたる。