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根菜類

ダイコン

青首、白首、辛味、長型、丸型と地方品種が非常に多い。直根が傷むと又根になるため、深く耕して直播きする。

夏・秋・冬
やさしい
育てやすさ
広さが要る
プランター
10〜24
生育適温
19品種
登録品種

Raphanus sativus var. hortensis原産 地中海または中央アジアの地域が

だいこん / 大根アブラナ科

栽培カレンダー

タネまき 3〜4月・8〜10月 / 植え付け / 収穫 6〜7月・11〜12月・1〜2月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期です
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期です
2月は収穫の時期です
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき
夏まき

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
春まき
秋まき
冬どり

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
春まき
秋まき
冬どり
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ダイコンの育て方・栽培方法(栽培暦)サカタのタネ 園芸通信

ダイコンの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ダイコン栽培の前提

生育適温
20〜25℃。最低4℃、最高35℃まで耐える
根が最もよく太る条件
平均気温17〜21℃、地温16℃前後
耕土の深さ
最低30cm。50cm以上あればなおよい
畝幅・株間
畝幅60〜70cm、株間25〜30cm
発芽までの日数
適期なら2〜3日
種まきから収穫まで
秋どり60〜90日、夏どり50〜60日
まき方
直まき。移植すると根が曲がるため苗は作らない

品種の選び方

ダイコンは作る季節に合わせて品種を選ぶ野菜です。春どり用はトウ立ちしにくく、夏どり用は暑さに強く、秋どり用は作りやすさで選ばれています。品種を替えて順にまけば、収穫期を長くつなげられます。家庭菜園で初めて作るなら秋どり用が無難です。根の上部が緑になる青首種と、緑にならない白首種があり、現在の主流は生食にも漬物にも使える青首種です。白首の吸込み系は根が地中深くまで入るので、収穫のときは周りの土を崩してから抜きます。

育て方の手順

  1. 土づくり種まきの2週間以上前

    苦土石灰とよく腐熟した堆肥を全面にまき、深く耕します。ダイコンは地中で根が太るので、耕した深さがそのまま出来に出ます。最低でも30cm、余裕があれば50cmまで耕してください。土の塊や石は取り除きます。塊や未熟な堆肥に根の先が当たると、そこで枝分かれして岐根になります。

    苦土石灰
    1㎡あたり100〜150g
    堆肥
    1㎡あたり約2kg(よく腐熟したもの)
    耕す深さ
    30〜35cm。50cm以上あればなおよい

    プランターの場合プランターなら深さ30cm以上のものを選びます。浅い容器では短根種(ミニダイコン)にしてください。

  2. 元肥を入れる夏まきは種まきの5〜7日前、冬まきは14〜20日前

    化成肥料を施して、もう一度耕します。土になじませる時間が要るので、気温の低い時期ほど早めに入れます。石灰と化成肥料を同時に入れると窒素が抜けやすいため、土づくりとは日を分けてください。畝全体に適度な水分がある状態にしておきます。

    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約150g
  3. 種まき

    深さ1.5cmほどのくぼみを作り、1か所に5〜6粒をばらまいて1cmほど覆土し、軽く押さえます。ビールびんの底などを押しつけると、深さのそろったくぼみが作れます。まき穴の間隔は25〜30cmです。

    まき穴の深さ
    約1.5cm
    1か所あたりの粒数
    5〜6粒
    覆土
    約1cm
  4. 1回目の間引き子葉が完全に開いたとき

    形のよいものを残して3本にします。このとき子葉の形をよく見てください。子葉が左右そろっている株は根の形も整いやすく、ゆがんでいる株は根も乱れやすい傾向があります。残す株の根を傷めないよう、抜くより根元をはさみで切るほうが確実です。

  5. 2回目の間引き本葉2〜3枚のとき

    生育が中くらいのものを残して2本にします。飛び抜けて大きい株はその後に暴れることがあるため、あえて残しません。根の長さは生育初期でほぼ決まるので、本葉5〜6枚までは乾かしすぎず湿らせすぎず、肥効を切らさないように保ちます。

  6. 3回目の間引きと追肥本葉5〜7枚のとき

    元気のよいものを1本残します。ここで最終的な株間が決まります。間引きのあと、畝の肩に追肥して軽く中耕し、株元に土を寄せます。間引き後は株がぐらつきやすいので土寄せは丁寧に。追肥が遅れると葉の出来が悪くなり、裂根も出やすくなります。逆に多すぎると葉ばかり茂って根が曲がり、青首の色が出にくくなります。

    化成肥料(8-8-8)
    1㎡あたり約50g
    窒素成分で見る場合
    10㎡あたり20〜30g
  7. 収穫秋どりは種まきから60〜90日、夏どりは50〜60日

    根の直径が7cmほどになったら穫り頃です。見た目で判断するなら、外側の葉が垂れて中心の葉が横に開き、平らに見えるようになった頃です。葉が全体に立っているうちはまだ早い状態です。根元を持ってゆっくり引き抜きます。遅れるとすが入って食味が落ちるので、特に春どり・夏どりは早めに抜いてください。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
根が枝分かれする(岐根)未熟な堆肥、土の塊、石に根の先が当たった堆肥は完熟したものを使い、塊と石を取り除いてから深く耕す
根が太らない作土が浅い、間引きが遅れて株が混み合った、平均気温が25℃を超えた30cm以上(できれば50cm)まで耕し、間引きの適期を逃さない。暑い時期を外してまく
すが入る種まき後15〜25日ごろ、根の中心に数mmの空洞ができる時期に、高温・低温・水分・肥料のいずれかが崩れた。収穫の遅れでも進むこの時期の温度と水分を安定させる。日数と葉の開き具合を見て早めに収穫する
根が裂ける(裂根)追肥が遅れた。土の水分が急に変わった3回目の間引きに合わせて追肥する。乾湿の差を小さく保つ
葉ばかり茂って根が曲がる肥料が多すぎる追肥は規定量にとどめる。青首の色が出にくくなるのも同じ原因
春にトウ立ちする種が水を吸って動き出した時点から低温に感応する。マイナス1〜13℃の範囲で反応し、5〜7℃が最も効く春まきはトウ立ちしにくい品種を選ぶ。トンネルで日中20℃以上を4〜6時間確保できれば、夜の低温を打ち消せる。ただし日中の気温が上がらない日が3〜5日続くと花芽ができ、その後は戻せない

主な病気と害虫

  • 病気ウイルス病アブラムシが媒介する。アブラムシを防ぐことが対策になる。防虫ネットやシルバーマルチが有効
  • 病気軟腐病地際から腐って悪臭を出す。発病した株は抜いて処分するほかない
  • 害虫アオムシ葉を食べる。防虫ネットで成虫の産卵を防ぐ
  • 害虫ヨトウムシ夜に食害する。日中は株元の土中に潜む
  • 害虫キスジノミハムシ成虫が葉に、幼虫が根の表面に穴をあける。根に傷が残ると見た目が悪くなる

このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)

栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/(だいこん類)/だいこん/根/皮つき/生

エネルギー
15kcal
たんぱく質
0.4g
脂質
Trg
炭水化物
2.7g
食物繊維総量
1.4g
カリウム
230mg
カルシウム
24mg
0.2mg
ビタミンK
Trµg
葉酸
34µg
ビタミンC
12mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06132

主な産地

2024年産 / 全国 1,082,000 t / 統計での作物名: だいこん

  1. 千葉県135,800 t12.6%
  2. 北海道127,000 t11.7%
  3. 青森県110,000 t10.2%
  4. 鹿児島県82,400 t7.6%
  5. 神奈川県66,500 t6.1%
  6. 宮崎県58,500 t5.4%
  7. 茨城県48,300 t4.5%
  8. 新潟県39,100 t3.6%
  9. 長崎県27,900 t2.6%
  10. 群馬県24,500 t2.3%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

ダイコンをよく買う地域

2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 10.0 kg / 統計での品目名: だいこん

この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。

  1. 盛岡市12.5 kg
  2. 千葉市12.3 kg
  3. 新潟市12.3 kg
  4. 仙台市12.1 kg
  5. 秋田市11.9 kg
  6. さいたま市11.9 kg
  7. 山形市11.7 kg
  8. 長野市11.5 kg
  9. 京都市11.5 kg
  10. 東京都区部11.3 kg

少ない側(52市中の下位3市)

  1. 山口市7.9 kg
  2. 佐賀市8.1 kg
  3. 高松市8.2 kg

出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)

ダイコンの品種

19品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。