メインコンテンツへスキップ

葉菜類

ハクサイ

秋まきが基本で、播種期が2週間ずれると結球しないことがある、時期にシビアな野菜。霜に当たると甘みが増す。

秋・冬
ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
12〜22
生育適温
8品種
登録品種

Brassica rapa var. glabra原産 中国北部

はくさい / 白菜アブラナ科

栽培カレンダー

タネまき 8〜9月 / 植え付け 9〜10月 / 収穫 11〜12月・1月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期です
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期です
10月は植え付けの時期です
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期です
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
夏〜秋まき
春まき

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
夏〜秋まき
春まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
夏〜秋まき
春まき
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ハクサイの育て方・栽培方法(栽培暦)サカタのタネ 園芸通信

ハクサイの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ハクサイ栽培の前提

好む気候
冷涼。中国北部が原産のアブラナ科
発芽適温
20〜25℃。4〜35℃で発芽し、適温なら3〜5日
生育適温
15〜20℃。外葉が育つ時期は30℃以上にも耐える
結球適温
15〜16℃。4℃以下で結球が止まり、23℃以上では軟腐病が多発する
結球が始まる時期
種まきから40〜45日
畝の作り方
高畝にして水はけをよくする。土壌水分の過剰に弱い
種まきから収穫まで
早生種60日前後、晩生種100〜120日
まき方
直まき、またはポット(7〜9cm)にまいて定植

品種の選び方

ハクサイは種まきから収穫までの日数で早生・中生・晩生に分かれ、早生で60日前後、晩生では100〜120日と倍近い差があります。家庭菜園では早く穫れる早生種から中生種が扱いやすいです。結球するタイプが主流で、球の形から砲弾形とタケノコ形(紹菜)に分かれます。タケノコ形はキムチや油炒めに向きます。結球の内側まで黄色い黄芯系は、カットして売られたときの見た目がよいことから近年の主流になりました。ただし黄芯系は収穫適期を過ぎると内側の黄色が薄れるので、穫り遅れないようにしてください。なお、根こぶ病が出やすい畑では、抵抗性を持つ品種(品種名に「CR」が付くものが多い)を選ぶと被害を抑えられます。春にまく場合は、トウ立ちしにくく低温でも結球する極早生〜早生種に限られます。

育て方の手順

  1. 土づくり直まき・定植の2週間以上前

    苦土石灰を全面にまいて深く耕します。ハクサイは土の水分が多すぎる状態に弱いので、あとで高めの畝を立てられるよう、この段階でよく耕しておきます。

    苦土石灰
    1㎡あたり100〜150g
  2. 元肥を入れて畝を立てる種まきの1週間前

    堆肥と化成肥料を施して耕し、畝を立てます。軟腐病と根こぶ病は水はけの悪さで出やすくなるため、畝は高めにします。同じアブラナ科を続けて作らないことも予防になります。ハクサイは根から吸い上げる量が多く、窒素・リン酸・カリのほかにカルシウム、マグネシウム、ホウ素も要ります。堆肥を入れておくと、これらが不足しにくくなります。

    堆肥
    1㎡あたり約3kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約150g
    1作を通した施肥量の目安
    10㎡あたり成分量でチッソ200〜250g、リン酸150〜200g、カリ200〜250g
  3. 種まき

    直径5cm・深さ1cmほどのくぼみに5〜6粒を離してまき、5mmほど覆土して軽く押さえます。ポットにまく場合も同じまき方で、粒数は3〜4粒にします。ポットまきは害虫と乾燥の影響を受けにくいのが利点です。一方でハクサイはもともと直まきに向く野菜で、畑に直接まいたほうが根が広く張り、石灰欠乏症も出にくくなります。3〜4日で発芽します。

    まき穴
    直径5cm・深さ1cm
    1か所あたりの粒数
    直まきは5〜6粒、ポットは3〜4粒
    覆土
    約5mm

    プランターの場合ポットは7〜9cmのものを使います。育苗中は12〜25℃に保ち、水やりは午前中に済ませて、夕方には表土がやや乾く状態にします。夏は毎日水やりが要り、とくに乾きやすいのはトレイの縁です。まいた直後から防虫ネットをかけておくと、害虫とそれが運ぶ病気をまとめて減らせます。定植の前日にたっぷり水やりしておくと、鉢土が崩れずに植えられます。

  4. 間引きと定植子葉が開ききった頃から本葉6〜7枚まで

    直まきは、子葉が開ききった頃に3〜4本、本葉1〜2枚で3本にします。早く1本にしないのがこつで、隣り合った株が競い合うことで初期の生育が進みます。最後は本葉6〜7枚で、生育が順調で病害虫のない株を1本残します。ポットまきは本葉4〜5枚の苗を畑に植えます。苗が育ちすぎると根が回って活着が遅れるため、この葉数を目安にしてください。

  5. 追肥と土寄せ1回目は定植(または1本立ち)から2週間以内。以降2週間おきに2〜3回

    株のまわりに化成肥料をばらまき、中耕を兼ねて株がぐらつかないよう軽く土を寄せます。1回目を定植後14日までに済ませると、外葉づくりが間に合います。肥料が葉に残ると肥料やけを起こすので、株にかからないようにしてください。最後の追肥の頃には細い根が地表近くに張っているので、そのときは土寄せをしない方が安全です。なお窒素が多すぎると葉にゴマ粒状の黒い斑点(ゴマ症)が出ます。

    化成肥料(8-8-8)
    1回あたり1㎡あたり約50g
  6. 収穫早生種で種まきから60日前後、晩生種で100〜120日

    頭を手で押さえて、固くしまったものから穫ります。株は地面に密着しているので、球を斜めに倒して外葉との隙間に包丁を入れ、芯を切ります。黄芯系は穫り遅れると内側の黄色が薄くなるため、しまり具合を見て早めに判断してください。

  7. 畑に置いて冬を越す場合結球がほぼ終わった頃

    中生種と晩生種は、外葉で球を包んで肩のあたりをひもで縛っておくと霜に耐えられます。畑に置いたまま遅くまで収穫を延ばせます。貯蔵する場合は完全に結球するまで待ってください。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
結球しない種まきが遅れて、外葉が十分にできる前に花芽ができてしまった。一般地の秋まきでは10月下旬〜11月上旬に花芽ができる結球開始は種まきから40〜45日後。そのとき15〜16℃になるよう逆算してまく。一般地の秋まきなら9月上旬が播種の限界で、それより遅いと葉数が足りず結球しない
春まきでトウ立ちする発芽した頃から3〜13℃の低温に感応して花芽ができる。平均気温14〜15℃以下・最低気温10℃以下が10日以上続くと分化し、その後15〜20℃になると一気に伸びるトウ立ちしにくい極早生〜早生種を使い、育苗中に結球に要る50〜60枚の葉を作らせる。花茎が7〜8cmになる前に結球を終わらせるのが目安
地際から腐って悪臭がする(軟腐病)水はけが悪い、連作している。23℃以上の高温でも多発する高畝にする。アブラナ科を続けて作らない。発生後は防除できないので予防的に散布する
根がこぶ状に膨れて育たない(根こぶ病)アブラナ科の連作、酸性で水はけの悪い土連作を避け、高畝にして水はけをよくする。石灰でpHを中性寄りに直す。抵抗性のあるCR品種を選ぶ。定植前に薬剤を土に混ぜる方法もある
葉のふちが褐色に枯れる、芯が腐る(石灰欠乏症)カルシウムが届いていない。窒素やカリの多用、酸性土壌、乾湿の差で根が傷むと起きる堆肥と石灰を入れて根を健全に保ち、肥料は規定量にとどめる。水分の急変を避ける
葉にゴマ粒状の黒い斑点が出る(ゴマ症)窒素過剰追肥を規定量にとどめる。食べても害はないが見た目が悪くなる
葉が肥料やけを起こす追肥した肥料が葉に残った肥料は株元にまき、葉にかからないようにする

主な病気と害虫

  • 病気軟腐病結球間近に地際から腐り悪臭を放つ。発生後は防除できず、予防が要
  • 病気べと病多湿で風通しが悪いと出る
  • 病気根こぶ病根がこぶ状になる。連作で増える。CR品種で回避できる
  • 害虫アオムシ葉を食害する。防虫ネットで産卵を防ぐ
  • 害虫コナガ薬剤が効きにくくなりやすい。早期発見が要
  • 害虫アブラムシウイルス病を媒介する
  • 害虫ヨトウムシ夜に食害し、日中は土中に潜む

このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)

栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/はくさい/結球葉/生

エネルギー
13kcal
たんぱく質
0.6g
脂質
Trg
炭水化物
2.0g
食物繊維総量
1.3g
カリウム
220mg
カルシウム
43mg
0.3mg
ビタミンK
59µg
葉酸
61µg
ビタミンC
19mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06233

主な産地

2024年産 / 全国 827,000 t / 統計での作物名: はくさい

  1. 茨城県248,000 t30.0%
  2. 長野県225,900 t27.3%
  3. 群馬県25,900 t3.1%
  4. 埼玉県23,900 t2.9%
  5. 北海道19,800 t2.4%
  6. 大分県19,600 t2.4%
  7. 鹿児島県18,800 t2.3%
  8. 長崎県18,400 t2.2%
  9. 兵庫県17,900 t2.2%
  10. 栃木県16,700 t2.0%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

ハクサイをよく買う地域

2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 7.5 kg / 統計での品目名: はくさい

この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。

  1. 堺市10.5 kg
  2. 大阪市9.9 kg
  3. 和歌山市9.7 kg
  4. 京都市9.4 kg
  5. 大津市9.4 kg
  6. 神戸市9.3 kg
  7. 浜松市9.3 kg
  8. 奈良市9.0 kg
  9. 千葉市8.7 kg
  10. 宮崎市8.7 kg

少ない側(52市中の下位3市)

  1. 那覇市5.1 kg
  2. 山形市5.8 kg
  3. 水戸市6.0 kg

出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)