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葉菜類

アスパラガス

一度植えれば10年以上穫れる多年草。ただし株が育つまで2〜3年は収穫を我慢する必要がある。土を盛って遮光するとホワイトアスパラガスになる。

ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
15〜25
生育適温
2品種
登録品種

Asparagus officinalis原産 南ヨーロッパ〜ロシア南部

あすぱらがす / オランダキジカクシキジカクシ科

栽培カレンダー

タネまき 3〜4月 / 植え付け 3〜4月・10月 / 収穫 4〜6月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期です
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期です
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
1年目(株を育てる)
2年目以降

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
2年目以降

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
1年目(株を育てる)
2年目以降
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

アスパラガスの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

アスパラガス栽培の前提

性質
多年草。ひとつの株で10年以上収穫できる
好む気候
冷涼。萌芽には冬の休眠と十分な低温が要る
耕土は深いほどよく、砂質が適する
株を育てる期間
定植後1〜2年は収穫せず株を養成する
発芽までの日数
15〜20日。30℃以上にしない
定植適期の苗
本葉3〜4枚、草丈15cmほど
収穫できる若茎の長さ
26〜27cm
高温の限界
35℃を超えると伸びが鈍り、38℃超で高温障害が出る

品種の選び方

アスパラガスは野菜のなかでは珍しい多年草で、一度植えれば10年以上穫り続けられます。その代わり、定植から1〜2年は収穫せずに株を育てる期間が要ります。若い茎は太い貯蔵根に蓄えた養分で伸びるので、その貯蔵根が充実するまで待つ必要があるためです。緑色種のほか、日を当てずに育てるホワイトアスパラガス向きの品種、紫色種もあります。

育て方の手順

  1. 種を水につけて芽を出させる

    アスパラガスの種は硬く、そのままでは発芽までに時間がかかります。まく前に2日ほどぬるま湯につけておくと発芽しやすくなります。より確実にするなら、種を4〜5日水に浸けて十分吸水させたあと、27〜28℃の場所に2〜3日置き、根が出始めたのを確かめてからまきます。

  2. 種まきと育苗定植の約90日前

    ポット(9cm)に2〜3粒まき、5mmほど覆土してたっぷり水をやり、乾燥を防ぐため新聞紙をかけます。発芽まで15〜20日かかりますが、この間30℃以上にならないよう注意してください。夜は5℃以上を保ちます。発芽したら新聞紙を外し、草丈4〜5cmの頃に勢いのよい芽を1本残して間引きます。育苗中はこまめに水をやります。育苗期間はおよそ90日なので、植えたい時期から逆算してまいてください。発芽や初期の伸びには株ごとの差が出るので、必要な数より2割ほど多めに作っておくと安心です。

    覆土
    約5mm
    発芽までの日数
    15〜20日
    育苗期間
    約90日
    育苗中の温度
    昼30℃以下・夜5℃以上
  3. 土づくり定植の2週間以上前

    苦土石灰を施して耕します。長く同じ場所で育てる作物なので、耕土は深く作っておきます。定植したら10年以上植え替えないため、水はけ対策と土壌改良はこの段階で徹底してください。あとからやり直しはききません。

    苦土石灰
    1㎡あたり約150g
  4. 元肥を入れて畝を作る定植の1週間前

    堆肥と元肥を施して耕し、畝を作ります。10年以上同じ場所で育てることになるので、あとから土を入れ替えられません。ここで有機物をしっかり入れておきます。畝幅80cm・株間25cmの1条植えが目安です。

    堆肥
    1㎡あたり約3kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約150g
    畝幅・株間
    畝幅80cm・株間25cmの1条植え
  5. 定植と株の養成

    ポットの土の面が畑の面より5cmほど深くなるよう植えて水をやります。覆土はしません。根付きをよくするため、定植の前日に畝へ軽く水をやり、当日はポットの土を湿らせて崩れにくくしておきます。追肥は月1回です。晩秋までに1株あたり茎数40本、草丈70cm以上を目標に株を育てます。倒れやすいので支柱を立て、周囲にひもを回してください。新しい茎が次々に出てくるので、植えたときからの古い茎は倒れてから順に切り取ります。

    植える深さ
    ポットの土面が畑面より5cm低くなるように
    追肥
    1㎡あたり約30g を月1回
    晩秋の目標
    茎数40本・草丈70cm以上
  6. 最初の収穫

    株の張りが直径10cmほどになり、たばこの太さくらいの茎が7〜8本そろったら穫り始められます。ただし1年目の株はためた養分が足りないので、収穫期間は30〜40日にとどめてください。若茎が26〜27cmに伸びたものから、収穫用のはさみで切ります。穂先が開いたり長さがそろわなくなったりするのを防ぐため、朝夕2回穫るのが理想です。穫ったあとは切り口が水に浸かるようコンテナに立てて保管します。

  7. 冬の管理と翌年

    冬に茎葉が黄色くなったら刈り取って焼却します。早春、茎が出てきたら畝の全面に施肥します(春肥)。春に加えて夏秋も穫る場合は、春の収穫を早めに切り上げて夏肥を施し、暖地で4〜5本、寒冷地で10〜15本の茎を伸ばしながら(立茎)収穫します。春の収穫を長く続けると、しっかりした親茎を立てられず夏の収量が落ちるので、春の収穫は45〜50日で切り上げるのが目安です。穫った量に応じて1か月おきに追肥し、水は少量をこまめに与えて土の湿りを保ちます。秋に収穫を終えたあとも、養分を根に戻すために土を乾かさないでください。これを毎年繰り返します。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
発芽しない種が硬いまままいた、または温度が30℃を超えた水に4〜5日浸けて27〜28℃で芽を出させてからまく。育苗中は30℃以上にしない
翌年以降の穫れ方が悪い株の養成が不十分なまま収穫した。または春の収穫を長く続けすぎた定植後1〜2年は穫らず、晩秋に茎数40本・草丈70cmを目標に育てる。1年目の収穫は30〜40日、春の収穫は45〜50日で切り上げる
夏に伸びが止まる35℃を超えると伸びが鈍り、38℃を超えると高温障害が出るハウスなら側面と妻面を開けて外気に近づける。露地では敷きワラで地温上昇を抑える
株が倒れる背が高くなる割に支えがない支柱を立てて周囲にひもを回す

主な病気と害虫

  • 病気茎枯病この作物で最も重い病気。若い茎に紡錘形の褐色病斑ができ、広がると茎が折れる。病斑の黒い粒が雨に濡れて胞子を飛ばすので、立茎直後からの予防散布と、秋冬に黄化した茎葉を刈り取って処分することが要
  • 病気斑点病茎や枝に紡錘形の小斑点。外側が紫褐色、内側が灰褐色になる
  • 害虫ジュウシホシクビナガハムシ幼虫も成虫も茎葉を食べ、放置すると地上部を食い尽くす。4〜7月に穂先や擬葉の基部に産卵するので、家庭菜園なら卵を見つけて取り除ける
  • 害虫アブラムシ新芽に付く

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/アスパラガス/若茎/生

エネルギー
21kcal
たんぱく質
1.8g
脂質
Trg
炭水化物
2.1g
食物繊維総量
1.8g
カリウム
270mg
カルシウム
19mg
0.7mg
ビタミンK
43µg
葉酸
190µg
ビタミンC
15mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06007

主な産地

2024年産 / 全国 22,300 t / 統計での作物名: アスパラガス

  1. 北海道2,760 t12.4%
  2. 佐賀県1,990 t8.9%
  3. 熊本県1,900 t8.5%
  4. 栃木県1,760 t7.9%
  5. 山形県1,490 t6.7%
  6. 長野県1,440 t6.5%
  7. 福岡県1,420 t6.4%
  8. 福島県1,390 t6.2%
  9. 長崎県1,350 t6.1%
  10. 秋田県1,060 t4.8%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省