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葉菜類

ブロッコリー

頂花蕾を穫ったあと側花蕾が次々と出る品種もある。花蕾が緩む前の締まった状態で収穫する。

通年
ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
12〜22
生育適温
6品種
登録品種

Brassica oleracea var. italica原産 地中海沿岸の

ぶろっこりー / 緑花椰菜アブラナ科

栽培カレンダー

タネまき 2〜3月・7〜9月 / 植え付け 3〜4月・8〜10月 / 収穫 5〜6月・11〜12月・1〜2月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期です
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期です
8月はタネまきの時期です
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期です
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期です
9月は植え付けの時期です
10月は植え付けの時期です
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期です
2月は収穫の時期です
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
夏まき(極早生〜中晩生)
冬春まき(極早生〜中生)

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
夏まき(極早生〜中晩生)
夏まき(晩生)
冬春まき(早生〜中生)

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
夏まき(極早生〜中生)
夏まき(晩生)
冬春まき(早生〜中生)
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

ブロッコリーの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ブロッコリー栽培の前提

好む気候
冷涼。ただし暑さ寒さにも比較的強い
作りやすい作型
夏まきの秋〜冬どり
発芽適温
25℃前後。4〜35℃の広い範囲で発芽する
生育適温
15〜20℃。昼夜の温度差が3〜5℃あるとよい
花蕾が育つ適温
15〜18℃。平均25℃以上になると形が乱れる
育苗日数
夏まき30日(本葉5〜6枚)、冬・春まき35日(本葉4枚ほど)
株間
40〜50cm
種まきから収穫まで
早生種120日以下、晩生種145日以上
収穫の大きさ
花蕾の直径10〜12cm
苦手な条件
過湿。育苗中の水のやりすぎは立枯病を招く

品種の選び方

ブロッコリーは種まきから収穫までの日数で分かれ、早生種は120日以下、晩生種は145日以上、その中間が中生種です。私たちが食べている花蕾は、開く直前のつぼみの集まりです。花蕾ができるには一定の大きさに育った株が低温に当たる必要がありますが、その「必要な株の大きさ」と「必要な温度」が品種で違います。晩生になるほど大きな株で、より低い温度に長く当たることが要ります。だから早まきしても晩生種は花蕾を作らず、まき時を外すと収穫がずれ込みます。花蕾のつき方でも分かれ、主枝に大きな花蕾がつく頂花蕾型と、主枝と側枝の両方につく頂・側花蕾型があります。家庭菜園なら頂・側花蕾型の早生種と中生種を組み合わせると、花蕾を次々に穫れて長く楽しめます。

育て方の手順

  1. 種まき

    箱にまくなら深さ1cmほどのU字溝を8cm間隔で作り、1cm間隔で1粒ずつまきます。ポット(7cm前後)なら直径3cm・深さ1cmの穴に3〜4粒を離してまきます。覆土は種が隠れる程度にとどめ、たっぷり水をやります。用土は市販の野菜用用土が扱いやすいです。

    溝の間隔(箱まき)
    8cm
    覆土
    種が隠れる程度

    プランターの場合夏まきは日ざしを和らげるため、箱やポットの上を寒冷紗かよしずで覆います。まいた直後から防虫ネットをかけておくと、害虫とそれが持ち込む病気をまとめて減らせます。トレイは棚に載せて下に空間を作ると水が抜けやすくなります。夏は毎日の水やりが要り、特に縁が乾きます。まいてから10日〜2週間を過ぎたら屋外に出し、風と夜露に当てて苗を締めてください。冬まきは加温・保温して育てます。

  2. 間引きと育苗

    箱まきは葉が込み合う前に適宜間引き、本葉2枚ほどでポットに移します。ポットまきは1週間ほどで2本立ちにし、本葉2枚の頃に1本立ちにします。水やりは朝に行い、夕方には表面が乾く程度にとどめてください。過湿にすると軟弱になり、立枯病も出ます。定植が近づいたら寒冷紗を外して外の条件に慣らします。

  3. 土づくり定植の2週間以上前

    苦土石灰を全面にまいて深く耕します。よい花蕾を穫るには株を大きく充実させることが何より効くので、根が張れる土に仕上げておきます。湿害に弱いので、水はけの悪い畑では高畝にしてください。

    苦土石灰
    1㎡あたり約100g
  4. 元肥を入れる定植の1週間前

    完熟堆肥と化成肥料を施して耕します。株の大きさがそのまま花蕾の大きさに出るので、元肥は切らさないようにします。元肥と追肥の配分は品種で変えます。早生・中早生種は生育期間が短いので元肥3分の2・追肥3分の1、中生〜晩生種は効き目の長い肥料を使って元肥と追肥を半分ずつにします。リン酸は全量を元肥で入れてください。

    完熟堆肥
    1㎡あたり約2kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約100g
    1作の施肥量(早生・中早生種)
    10㎡あたりチッソ200〜250g・リン酸150〜200g・カリ200〜250g
    1作の施肥量(中生〜晩生種)
    10㎡あたりチッソ250〜300g・リン酸250g・カリ250〜300g
  5. 定植

    株間40〜50cmで、深植えにならないよう株元が少し高くなるくらいに植え、水をやります。防虫ネットをかけるなら、土との間に隙間ができないようにしてください。植える前に植穴へ園芸用の殺虫剤をまいておくと、初期の食害を防げます。

    株間
    40〜50cm
  6. 追肥1回目は定植から7〜10日後。以降は品種の早晩性で回数を変える

    早生・中早生種は生育期間が短いので、初期から効かせることが大事です。1回目を定植後7〜10日、2回目をその14〜20日後の計1〜2回にします。中生〜晩生種は期間が長いので3〜4回に分け、1回目は定植後7〜10日、2回目は生育中期、3〜4回目は花蕾が見え始めてすぐに施します。肥効が途切れないよう、株の様子を見ながら間隔を決めてください。追肥と同時に中耕と土寄せをすると効率よく進みます。生育の様子を見て、速効性の液肥を足しても構いません。

    化成肥料
    1株あたり1握り(約50g)
    追肥の総量(早生・中早生種)
    10㎡あたりチッソ成分で60〜90g
    追肥の総量(中生〜晩生種)
    10㎡あたりチッソ成分で120〜150g
  7. 収穫花蕾の直径が10〜12cmになった頃

    頂花蕾は全体が十分に育ち、固くしまった塊のうちに主枝をナイフで切り取ります。気温が上がる前の、株がまだ冷えている時間に穫ると鮮度が保てます。側花蕾は側枝をはさみで切ります。頂・側花蕾型で立派な側花蕾を穫りたいなら、頂花蕾をやや若いうちに短めに切り、そのあと追肥してください。冬に花蕾が紫色になることがありますが、ゆでれば緑に戻るので問題ありません。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
花蕾が小さい株が十分に育たなかった。肥料切れ元肥をしっかり入れ、追肥を欠かさない。ブロッコリーは株の生長と花蕾づくりのつり合いが崩れやすい野菜なので、肥効を途切れさせないことが要点
花蕾の粒がそろわない(猫目状になる)生育のつり合いが崩れた。特に高温期に当たると出やすい作型に合った品種を選び、花蕾が育つ時期が15〜18℃になるようまき時を逆算する
側花蕾が育たない頂花蕾を大きくしすぎて株が疲れた頂花蕾を若めに短く切り、切ったあとに追肥する
苗が地際から倒れる(立枯病)育苗中の水のやりすぎ水やりは朝だけにし、夕方には表面が乾く状態にする
葉が食べ尽くされる生育前半のヨトウムシ、コナガ、アオムシ防虫ネットを土との隙間なくかける。定植前に植穴へ薬剤をまく方法もある

主な病気と害虫

  • 病気立枯病育苗中に出る。株元に水をやりすぎない
  • 害虫ヨトウムシ生育前半につきやすい
  • 害虫コナガ薬剤が効きにくくなりやすい
  • 害虫アオムシ防虫ネットで産卵を防ぐ

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/ブロッコリー/花序/生

エネルギー
37kcal
たんぱく質
3.8g
脂質
0.3g
炭水化物
2.4g
食物繊維総量
5.1g
カリウム
460mg
カルシウム
50mg
1.3mg
ビタミンK
210µg
葉酸
220µg
ビタミンC
140mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06263

主な産地

2024年産 / 全国 160,500 t / 統計での作物名: ブロッコリー

  1. 北海道29,700 t18.5%
  2. 埼玉県14,500 t9.0%
  3. 香川県13,100 t8.2%
  4. 長野県11,600 t7.2%
  5. 愛知県11,000 t6.9%
  6. 徳島県10,500 t6.5%
  7. 長崎県8,750 t5.5%
  8. 熊本県8,010 t5.0%
  9. 鳥取県6,550 t4.1%
  10. 群馬県5,580 t3.5%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

ブロッコリーをよく買う地域

2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 4.5 kg

この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。

  1. さいたま市6.0 kg
  2. 山形市5.8 kg
  3. 青森市5.7 kg
  4. 奈良市5.7 kg
  5. 京都市5.7 kg
  6. 新潟市5.6 kg
  7. 相模原市5.5 kg
  8. 東京都区部5.4 kg
  9. 盛岡市5.3 kg
  10. 仙台市5.3 kg

少ない側(52市中の下位3市)

  1. 山口市3.4 kg
  2. 佐賀市3.7 kg
  3. 大分市3.7 kg

出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)