葉菜類
カリフラワー
ブロッコリーと同じケールの仲間で、花蕾が白く軟化したもの。白く仕上げるには花蕾が見え始めた頃に外葉を折って日光を遮る。オレンジや紫の品種もある。
- 冬
- 旬
- ふつう
- 育てやすさ
- 広さが要る
- プランター
- 15〜20℃
- 生育適温
- 4品種
- 登録品種
Brassica oleracea var. botrytis ・ 原産 地中海沿岸
かりふらわー / 花椰菜・ハナヤサイ ・ アブラナ科
栽培カレンダー
タネまき 7〜8月 / 植え付け 8〜9月 / 収穫 11〜12月・1月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期です | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期です | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
地域別の作型
上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。
寒冷地東北・北海道・高冷地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早生・中早生種 | ||||||||||||
| ミニタイプ |
一般地関東〜近畿の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早生・中早生種 | ||||||||||||
| ミニタイプ |
暖地九州・四国・南関東の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早生・中早生種 | ||||||||||||
| ミニタイプ |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
カリフラワーの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
カリフラワー栽培の前提
- 好む気候
- 冷涼。比較的低温に強い
- 発芽適温
- 25℃前後。4〜35℃の広い範囲で発芽する
- 生育適温
- 15〜20℃。昼夜の温度差が3〜5℃あるとよい
- 花蕾が育つ適温
- 15〜18℃。平均25℃以上になると形が乱れる
- 水
- 乾燥には比較的耐えるが、土の水分が多すぎると著しく生育が落ちる
- 作りやすい作型
- 害虫の少ない秋冬どり
- 育苗日数
- 夏まき30日(本葉5〜6枚)、冬・春まき35日(本葉4枚ほど)
- 株間
- 40〜50cm。色つきの品種は40〜50cmと広めに
- 収穫の大きさ
- 花蕾の直径12〜13cm
- 食べる部分
- 花蕾。花の蕾がドーム状に密集したもの
品種の選び方
カリフラワーはキャベツやブロッコリーと同じ仲間で、原産は地中海東部沿岸です。ブロッコリーが突然変異で白くなったものと言われており、きょうだいのような関係にあります。同じ花蕾でも中身は違います。ブロッコリーは開花直前のつぼみの集まりですが、カリフラワーは花芽がごく初期の段階で育つのを止め、その数が増えて塊になったものです。白い花蕾のものが一般的ですが、オレンジや紫、らせん状に尖るロマネスコなど、色や形の変わったものもあります。色つきの品種は日に当てたほうが色が濃く出るので、白い品種とは育て方が逆になります。家庭菜園では害虫の少ない秋冬どりが作りやすいでしょう。よい花蕾を穫るには株を大きく充実させることが何より重要なので、肥料を切らさないことが要点になります。
育て方の手順
種まき
ポット(7cm程度)なら直径3cm・深さ1cmの穴に3〜4粒を離してまきます。箱まきなら深さ1cmほどのU字溝を8cm間隔で作り、1cm間隔で1粒ずつまきます。覆土は5mm程度にして、たっぷり水をやります。
- 覆土
- 約5mm
- 溝の間隔(箱まき)
- 8cm
プランターの場合 — 夏まきは日ざしを弱めるため寒冷紗かよしずで覆います。まいた直後から防虫ネットをかけておくと害虫と病気をまとめて減らせます。トレイは棚に載せて下に空間を作り、水が抜けるようにします。夏は毎日の水やりが要り、特に縁が乾きます。まいて10日〜2週間を過ぎたら屋外に出し、風と夜露に当てて苗を締めます。秋・冬・春まきは加温・保温して育てます。
間引きと育苗
箱まきは本葉が出始めた頃に2cm間隔に間引き、本葉2枚ほどでポットに移します。ポットまきは本葉が出始めた頃に2本立ちにし、本葉2枚で1本立ちにします。水やりは朝に行い、夕方には表面が乾く程度にとどめてください。過湿に弱い作物です。夏まきは定植が近づいたら寒冷紗を外し、外の条件に慣らします。
土づくり定植の2週間以上前
苦土石灰を全面にまいて深く耕します。土の水分が多すぎると生育が著しく落ちるので、水はけを確保しておきます。湿害に弱いため、水はけの悪い畑では高畝にしてください。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり約100g
元肥を入れる定植の1週間前
完熟堆肥と元肥を施します。株の充実がそのまま花蕾の出来に出るので、元肥はしっかり入れてください。元肥と追肥の配分は品種で変えます。早生・中早生種は元肥3分の2・追肥3分の1、中生〜晩生種は効き目の長い肥料を使って元肥と追肥を半分ずつにします。追肥では窒素とカリを中心に、リン酸は全量を元肥で入れます。
- 完熟堆肥
- 1㎡あたり約2kg
- 化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
- 1㎡あたり約150g
- 1作の施肥量(早生・中早生種)
- 10㎡あたりチッソ200〜250g・リン酸150〜200g・カリ200〜250g
- 1作の施肥量(中生〜晩生種)
- 10㎡あたりチッソ250〜300g・リン酸250g・カリ250〜300g
定植
株間40〜50cmで、株元が少し高くなるくらいに植えて水をやります。植える前に植穴へ園芸用の殺虫剤をまいておくと、初期の食害を防げます。オレンジや紫の品種は、日に当てて色を出すため株間を40〜50cmと広めにとります。
- 株間
- 40〜50cm
追肥と土寄せ1回目は定植から7〜10日後。以降は品種の早晩性で回数を変える
早生・中早生種は1回目を定植後7〜10日、2回目をその14〜20日後の計1〜2回とします。中生〜晩生種は3〜4回に分け、1回目は定植後7〜10日、2回目は生育中期、3〜4回目は花蕾が見え始めてすぐに施します。追肥と同時に中耕と土寄せをします。カリフラワーは倒れやすいので、土寄せはしっかり行ってください。肥料切れを起こさないことが要点です。
- 化成肥料
- 1株あたり約50g
- 追肥の総量(早生・中早生種)
- 10㎡あたりチッソ成分で60〜90g
- 追肥の総量(中生〜晩生種)
- 10㎡あたりチッソ成分で120〜150g
花蕾を白く仕上げる(白色種のみ)花蕾が7〜8cmになった頃
白い品種は花蕾に日が当たると薄い黄色に変わり、白さが失われます。花蕾が7〜8cmになったら、外葉を折って花蕾の上にかぶせるか、葉を集めてひもで縛り、光を遮ってください。オレンジや紫など色のつく品種は逆で、縛らずに日を当てたほうが色が濃く出ます。
収穫花蕾の直径が12〜13cmになった頃
花蕾に葉と茎をつけたまま切り取ります。穫り遅れると粒が粗くなって食感が落ちるので、大きさを見て早めに判断してください。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 花蕾が小さい | 株が充実しなかった。肥料切れ | 元肥を十分に入れ、品種に合った回数の追肥を欠かさない |
| 花蕾が黄ばむ | 白色種の花蕾に日が当たった | 花蕾が7〜8cmになったら葉をかぶせるか結束して光を遮る |
| 花蕾の粒がそろわない | 生育のつり合いが崩れた。高温期に当たると出やすい | 作型に合った品種を選び、花蕾が育つ時期が15〜18℃になるようまき時を逆算する |
| 株が倒れる | 土寄せが足りない | 追肥のたびにしっかり土を寄せる |
| 生育が著しく悪い | 土の水分が多すぎる | 水はけを確保し、高畝にする。育苗中の水やりも控えめにする |
| 苗が軟弱になる | 育苗中の水のやりすぎ | 水やりは朝だけ。夕方には表面が乾く状態にする |
主な病気と害虫
- 害虫アオムシアブラナ科共通。防虫ネットで防ぐ
- 害虫コナガ薬剤が効きにくくなりやすい
- 害虫ヨトウムシ夜に食害する
このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)
- カリフラワーの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
- ブロッコリー・カリフラワー栽培マニュアル(タキイ種苗)
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/カリフラワー/花序/生
- エネルギー
- 28kcal
- たんぱく質
- 2.1g
- 脂質
- 0g
- 炭水化物
- 3.2g
- 食物繊維総量
- 2.9g
- カリウム
- 410mg
- カルシウム
- 24mg
- 鉄
- 0.6mg
- ビタミンK
- 17µg
- 葉酸
- 94µg
- ビタミンC
- 81mg
- 食塩相当量
- 0g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06054)