葉菜類
レタス
結球レタスのほか、サニーレタス、リーフレタス、ロメインなど非結球型も多い。高温で発芽しにくいので夏まきは低温処理する。
- 通年
- 旬
- ふつう
- 育てやすさ
- 向く
- プランター
- 12〜22℃
- 生育適温
- 6品種
- 登録品種
Lactuca sativa ・ 原産 西アジア
れたす / チシャ ・ キク科
栽培カレンダー
タネまき 2〜4月・9〜10月 / 植え付け 3〜5月・9〜10月 / 収穫 5〜6月・11〜12月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
地域別の作型
上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。
寒冷地東北・北海道・高冷地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 結球レタス | ||||||||||||
| リーフレタス |
一般地関東〜近畿の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 結球レタス | ||||||||||||
| リーフレタス |
暖地九州・四国・南関東の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 結球レタス | ||||||||||||
| リーフレタス |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
レタスの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
レタス栽培の前提
- 好む気候
- 比較的冷涼。露地では春と秋が作りやすい
- 発芽適温
- 18〜20℃。25℃以上で休眠して発芽せず、30℃以上と4℃以下でもほとんど発芽しない
- 生育適温
- 球が太るのは25℃以下。30℃以上では正常に結球せず、10℃以下では葉が増えなくなる
- 根の適温
- 15℃前後
- 土
- 土質は選ばないが、酸性が強い土を嫌う
- 根の性質
- 浅根性で、8割以上の根が深さ30cm以内にある。乾燥にも過湿にも弱い
- 種の性質
- 発芽に光が要る(好光性)。高温では休眠する
- 育苗日数
- 20〜25日。本葉2〜3枚の若苗で定植する
- 収穫の目安
- 草丈23〜25cm、芯葉が草丈の7〜8割まで盛り上がった頃
- 収穫の時間帯
- 朝のうちに
品種の選び方
レタスには結球する玉レタス、半結球のサラダ菜やコスレタス(ロメインレタス)、結球しないリーフレタスやステムレタスがあります。ステムレタス(茎レタス)は直径4cm・長さ30cmほどの茎を食べるもので、中華料理でよく使われます。食感でも分かれ、パリパリしたクリスプヘッド型と、サラダ菜のようにやわらかいバターヘッド型があります。葉色は緑のほか、サニーレタスのように赤く色づくものもあります。サラダ菜は結球レタスよりカロテンやビタミンEが多く、鉄などのミネラルも豊富です。品種選びで押さえるのは、暑い時期はトウ立ちのしにくさ、寒い時期は低温でも球が太るかどうかです。まく時期に合った品種を選び分けてください。
育て方の手順
種まき
箱にまくならすじまきにします。ポット(7.5〜9cm)なら中央にごく浅いくぼみをつけ、4〜5粒まきます。覆土はどちらも種がわずかに隠れる程度にしてください。レタスの種は光が当たったほうが発芽するので、厚くかけると出ません。水やりで種や覆土が流れないよう注意します。
- 覆土
- 種がわずかに隠れる程度
夏まきは芽出しをする気温の高い時期のみ
高温では種が休眠して発芽しません。ガーゼなどで種を包んで一昼夜水に浸し、そのまま冷蔵庫に入れると2〜4日で発芽してくるので、それをまきます。芽出しをしない場合は、まいてから2日ほどトレイを軒下など涼しい場所に置くか、遮光ネットや寒冷紗で直射日光を避けます。夕方にまくのも効果があります。7〜8月まきでは晴れると30℃を超えてしまい、そのままでは発芽しません。
間引きと育苗
箱やポットは雨が直接当たらない風通しのよい場所に置きます。箱まきは本葉1枚の頃に葉が触れ合わない程度に間引き、本葉2枚でポットに移します。ポットまきは本葉1枚で2本、本葉2枚で1本にします。残すのは茎が太く生育のよい株です。レタスの育苗で一番効くのは水の加減です。夕方に培土の表面が乾く程度にとどめ、軟弱にしないでください。トレイは地面から30cm以上浮かせて置き、余分な水がすぐ抜けるようにします。定植は本葉2〜3枚の若いうちに済ませてください。育ちすぎた苗は根付きが遅れ、収量にも品質にも響きます。
土づくり定植の2週間以上前
苦土石灰を全面にまいて耕します。レタスは酸性の強い土を嫌うので、この工程は省けません。石灰を入れておくと、葉の縁が茶色く枯れるチップバーン(縁腐れ)の予防にもなります。カルシウムの吸収不足で起きる症状なので、あらかじめ土に入れておくのが確実です。湿害にも弱いため、水はけの悪い畑では高畝にします。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり約150g
元肥を入れて畝を作る定植の1週間前
堆肥と元肥を全面にまいて再度耕し、畝を立ててポリマルチを張ります。マルチは夏ならシルバーか白黒ダブル、春と秋は黒が適します。レタスの根は8割以上が深さ30cm以内にあるため、水と肥料にすぐ反応します。裏を返せば環境が急に変わると傷みやすいので、マルチで土の状態を安定させる意味もあります。マルチを張る場合は全量を元肥として入れ、窒素・リン酸・カリをほぼ同量にします。
- 堆肥
- 1㎡あたり約2kg
- 化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
- 1㎡あたり約150g
- 1作の施肥量の目安
- 10㎡あたりチッソ・リン酸・カリとも、冬どりで250〜350g、春秋どりで100〜200g
定植
苗鉢に水をたっぷり含ませてから、浅植えにします。植えたあともたっぷり水をやってください。株がしっかりするまで寒冷紗をかけると、風の害を防げます。
収穫結球が始まってからの積算温度で、早生350〜380℃、中生400℃前後、晩生450〜500℃
結球レタスは草丈23〜25cmになり、芯の葉が草丈の7〜8割まで盛り上がって、球の上を軽く押すと固さを感じるようになったら穫り時です。リーフレタスは内側の葉がやや内向きに巻き始めた頃で、外葉から少しずつかき取っていくと収穫期間が長くなります。球を手で押し上げながら包丁で芯を切ります。朝のうちに穫ってください。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 夏まきで発芽しない | 高温で種が休眠した。25℃以上で発芽率が落ち、30℃以上ではほぼ出ない | 芽出しをしてからまく。まいてから2日は涼しい場所に置くか遮光する。夕方にまくのも効く |
| 発芽がそろわない | 覆土が厚すぎた。レタスの種は光が要る。または発芽までに乾かした | 覆土は種がわずかに隠れる程度にとどめ、発芽するまで乾かさない |
| トウ立ちする | 20℃以上の高温と長日で花芽ができる。特に本葉12〜13枚から結球が始まる頃が感応しやすい。密植、日照不足、乾燥で生育が遅れた株でも起きやすい | 露地では春と秋に作る。花芽ができてから茎が伸びるまでの日数は25℃以上で10日、20℃で20日、15℃で30日。15℃以下ならほとんど伸びないので、収穫期が涼しくなるようまき時を逆算する |
| 葉の縁が茶色く枯れる(チップバーン) | カルシウムの吸収不足 | 石灰資材をあらかじめ施す。乾湿の差を小さく保つ |
| 球が締まらない | 生育期の気温が高すぎた(30℃以上)か、低すぎて葉数が増えなかった(10℃以下) | 作型に合った品種を選び、結球期が適温にあたるようにまく |
| 生育が悪い | 土が酸性に傾いている。または乾燥・過湿 | 苦土石灰で中和し、マルチで土の水分を安定させる。湿害を避けるため高畝にする |
主な病気と害虫
- 病気べと病早めに殺菌剤を散布する
- 病気軟腐病多湿で出る。薬剤散布は結球が始まったら避ける
- 害虫アブラムシ早期に防除する
- 害虫ヨトウムシ夜に食害する
- 害虫ナメクジ・カタツムリ葉を食べる。見つけ次第退治する
このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)
- レタスの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
- レタス栽培マニュアル(タキイ種苗)
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/(レタス類)/レタス/土耕栽培/結球葉/生
- エネルギー
- 11kcal
- たんぱく質
- 0.5g
- 脂質
- Trg
- 炭水化物
- 1.7g
- 食物繊維総量
- 1.1g
- カリウム
- 200mg
- カルシウム
- 19mg
- 鉄
- 0.3mg
- ビタミンK
- 29µg
- 葉酸
- 73µg
- ビタミンC
- 5mg
- 食塩相当量
- 0g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06312)
レタスをよく買う地域
2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 5.7 kg
この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。
少ない側(52市中の下位3市)
- 福井市3.7 kg
- 仙台市4.4 kg
- 佐賀市4.5 kg
出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)