イモ類
キクイモ
北米原産のヒマワリの仲間で、秋に黄色い花を咲かせる。デンプンではなくイヌリンを蓄える。繁殖力が非常に強く、一度植えると掘り残しから翌年も出てくるため、区画を決めて育てる。
- 冬
- 旬
- やさしい
- 育てやすさ
- 広さが要る
- プランター
- 18〜28℃
- 生育適温
- 2品種
- 登録品種
きくいも / 菊芋・アメリカイモ ・ キク科
栽培カレンダー
タネまき — / 植え付け 3〜4月 / 収穫 11〜12月・1月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
キクイモの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
キクイモ栽培の前提
- 分類
- キク科ヒマワリ属の多年草。北米原産
- 好む気候
- やや冷涼。土質は選ばないが過湿を嫌う
- 生育期間
- 中間地で4〜10月。10月頃に開花
- 種芋
- 重さ20g程度に切り分ける
- 植え付け
- 深さ10cm程度・株間50〜60cm
- 草丈
- 3mにもなる。1.5mの支柱が要る
- 収穫
- 茎葉が枯れる11月から
- 注意
- 畑に残した塊茎は野生化する。全部掘り上げる
品種の選び方
名前に「イモ」と付きますが、ヒマワリの仲間です。10月頃にはヒマワリによく似た黄色い花を咲かせ、日持ちのよい切り花としても使えます。塊茎の表皮が白色の系統と紫色の系統があり、紫種のほうがやや大型です。イヌリンという水溶性食物繊維を含み、血糖値の上昇を穏やかにし中性脂肪を下げるといわれる成分として注目されました。強健で病害虫の被害はほとんどありませんが、その強さは裏返せば厄介さでもあります。畑に残した塊茎は野生化してはびこるので、育てる前に「全部掘り上げる」覚悟を決めてください。
育て方の手順
土づくり植え付けの2週間前から
2週間前に苦土石灰を施してよく耕します。1週間前に畝幅90cm、深さ20cmの溝を掘り、化成肥料と堆肥を入れて土を戻し、よく混ぜておきます。どんな土でもよく育ちますが、過湿を嫌うので水はけには気を配ってください。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり100g(2週間前)
- 畝幅・溝の深さ
- 畝幅90cm・深さ20cm
- 化成肥料
- 畝1mあたり100g
- 堆肥
- 畝1mあたり1kg程度
植え付け3〜4月
種芋(塊茎)を重さ20g程度に切り分け、深さ10cmほどに、株間50〜60cmで植え付けます。株間を広くとるのは、後で草丈が3mにもなるからです。
- 種芋の大きさ
- 1個20g程度
- 植える深さ
- 10cm程度
- 株間
- 50〜60cm
芽かき
1つの塊茎から多くの芽が出てきます。そのままだと共倒れになるので、芽かきをして2〜3本に整理してください。
支柱立て・摘芯
草丈が3mにも伸びて倒れやすくなります。十分に土寄せをしたうえで、1.5m程度の支柱を立て、株の周囲にひもを巡らせて倒伏を防ぎます。さらに草丈が支柱の高さに達した頃、茎の先端を摘芯してください。
- 支柱の高さ
- 1.5m程度
プランターの場合 — 草丈3mになるため、プランターでの栽培は現実的ではありません。地植えを前提に考えてください。
収穫茎葉が枯れる11月から
茎葉が枯れてきたら、地際から刈り取って塊茎を掘り上げます。掘り上げた塊茎はしなびやすいので、3月までは土の中に置いておき、必要な分だけ掘るのが最も鮮度を保てる方法です。収穫後はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管します。ただし畑に残した塊茎は野生化してはびこるので、育てる場所を変えるときは全て掘り上げてください。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 株が倒れる | 草丈が3mにもなるのに支えがない | 土寄せをしたうえで1.5mの支柱を立て、周囲にひもを巡らせる。支柱の高さで摘芯する |
| 翌年、勝手に生えてきて畑を占領する | 収穫時に取り残した塊茎が野生化した | 収穫のときに全て掘り上げる。作付けを変える年は特に丁寧に探す |
| 掘った芋がすぐしなびる | 塊茎は乾燥に弱く、掘り上げると急速に水分が抜ける | 3月までは土中に置き、必要な分だけ掘る。掘ったらポリ袋に入れて野菜室へ |
| 芋が小さい、数が少ない | 1つの塊茎から芽が出すぎて分散した | 芽かきをして2〜3本に整理する |
| 生育後半に葉が白くなる | うどんこ病 | 強健な作物なので放置しても収穫はできるが、気になれば野菜類の登録農薬で防除する |
主な病気と害虫
- 病気うどんこ病生育後半に出ることがある。全体としては病害虫に強い
- 害虫アブラムシ新芽に付くが被害は小さい
- 害虫ハダニ乾燥した夏に葉裏で増える
このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)
- キクイモ 生育旺盛な健康野菜(あなたもチャレンジ!家庭菜園)(JAあつぎ)
- ヤーコンの育て方・栽培方法(植物図鑑)(NHK出版 みんなの趣味の園芸)
- キクイモ/菊芋:旬の野菜百科(旬の食材百科)
キクイモの品種
2品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。