えりもしょうず
北海道の主力小豆。粒がそろい、餡にしたときの色と風味がよい。国内で流通する小豆の多くが北海道産で、その中心にあたる品種になる。大納言のような大粒種ではなく、こしあんや汁粉に向く普通小豆に分類される。
北海道立中央農業試験場が育成し、2001年に北海道の優良品種になった。作付割合は令和5年産で3.3%と全国5位で、北海道内では作付面積の約半分を占める。ほどよい甘みで味のつり合いがよく、冷めてもおいしい。
北海道立上川農業試験場が「札系96118」に「上育427号」を交配して育成した低アミロース米。2008年に北海道の優良品種になり、2009年産から市販された。炊いた米につやがあり、粘りが大変強い。作付割合は令和5年産で1.9%と全国8位。
さっぽろたいきゅう
北海道で作られてきた巨大なキャベツ。1個10〜20kgにもなり、両手で抱えるほどの大きさになる。明治期以降、越冬用のニシン漬けなど漬物の材料として作られてきた。育てるのに広い面積と長い期間が要り、収穫や運搬も重労働になるため、作る農家が減って貴重な品種になっている。
北海道で育成されたジャガイモ。目が極めて浅く、皮も果肉も白い。むいたときの歩留まりがよく、変色しにくい。煮崩れしにくく味は穏やかで、業務用の加工にも使われる。家庭では皮むきの手間が少ないことが実際の利点になる。
北海道のほぼ中央、上川盆地の当麻町で1984年から作られているブランドスイカ。スイカ特有の縞模様がなく、皮が真っ黒(暗緑色)なのが最大の特徴で、切ったときの真っ赤な果肉との対比が強い。果重6〜8kg。糖度が高く、出荷前の検査で11度以上のものだけが「でんすけすいか」として出荷される。1本のつるから1玉だけを育てる一果採りで、高い栽培管理技術が要る。夕張メロンと並ぶ北海道の高級果実として知られる。
北海道の主力ソバ品種。生育が早く収量が安定する。北海道は国内のソバ生産の大部分を占めており、その中心にあたる品種になる。夏の終わりにまいて秋に穫る作型が基本になる。
北海道立総合研究機構十勝農業試験場が育成した大豆で、だいず農林118号にあたる。2004年11月8日に品種登録された(登録番号12279)。北海道の優良品種に選ばれている。田植え後の6月上旬にまいても減収しない早生種にあたる。
さっぽろき
明治期から札幌で作られてきた在来種で、日本のタマネギ栽培のもうひとつの源流にあたる。加熱すると強い甘みととろみが出る。ただし病気に弱く、大きさや形がそろわないため収量が安定しない。F1品種に置き換わり、いまは生産量がごくわずかになっている。
ゆうばりめろん
北海道夕張市で作られる赤肉のネットメロン。品種名は「夕張キング」で、「夕張メロン」はJA夕張市が管理する産地ブランドの呼び名にあたる。1960年に「アールスフェボリット」を母、「スパイシーカンタロープ」を父として交配され、翌1961年にまかれた種から選抜された一代交配種になる。形は長円形でネットを形成し、果皮は収穫時は緑〜灰緑色、食べごろには黄色くなる。果肉は繊維質が少なくジューシーでやわらかいオレンジ色。糖度は10度以上。地理的表示(GI)に登録されている。
赤肉のネット系メロン。北海道の産地で広く作られており、夕張メロン以外の北海道産赤肉メロンの多くがこの品種にあたる。果肉はオレンジ色でやわらかく、糖度が高い。夕張キングに比べて栽培しやすく収量が取れるため、産地の主力になっている。
はくぎん
苦みの少ないコオニユリを交配親とするユリ根の品種。北海道の産地で作られている。ユリ根はもともと苦みがあるものだが、この系統は苦みが穏やかで食べやすい。