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ハーブ・香味

パクチー

直根性で移植を嫌うので直まきにする。好光性の種なので覆土は薄くする。強い日ざしと高温でとう立ちしやすく、暑い時期は半日陰に置く。葉を摘み取って長く穫れ、花のあとの種はスパイスとして使える。

旬
春・秋
育てやすさ
ふつう
プランター
向く
生育適温
15〜25℃
登録品種
2品種

Coriandrum sativum ・ 原産 地中海沿岸 ・ 出典: ウィキペディア日本語版

ぱくちー / コリアンダー・香菜・シャンツァイ ・ セリ科

栽培カレンダー

タネまき 3〜4月・9〜10月 / 植え付け — / 収穫 5〜7月・10〜12月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

パクチーの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

パクチー栽培の前提

発芽適温
20〜25℃。高温期は発芽がそろわない
種の性質
好光性。厚く覆土すると発芽しない
まき方
直まき。直根性で移植を嫌う
覆土の厚さ
5mm程度。種が薄く隠れるくらい
株間
最終的に15〜20cm
好む場所
日当たり。ただし真夏は半日陰

品種の選び方

葉を穫るなら細葉のもの、種をスパイスに使うなら結実の早いものを選びます。とう立ちのしやすさに差があるので、春まきでは晩抽性のものが扱いやすくなります。

育て方の手順

  1. 土づくり種まきの2週間前

    日当たりと水はけのよい場所を選びます。酸性土壌が苦手なので、苦土石灰を1㎡あたり100gほどまいて耕します。1週間後に完熟堆肥2kgと化成肥料を入れ、深さ20cm以上をよくほぐします。直根が下へ伸びるので、深く耕すことが効きます。

    プランターの場合 — 深さ20cm以上のプランターに、市販の野菜用培養土を入れます。根が下へ伸びるので浅い容器は避けます。

  2. 種まき3〜4月または9〜10月

    種は2つの粒がくっついた形をしています。まく前に板などで軽く挟んで割り、一晩水に浸けておくと発芽がそろいます。条間20cm、深さ1cmの溝にすじまきし、5mmほど薄く覆土して手で軽く押さえます。好光性なので厚くかけません。水をたっぷり与えます。

    条間
    20cm
    覆土
    5mm程度

    プランターの場合 — プランターにすじまきします。種を割って一晩吸水させる手順は畑と同じです。

  3. 間引き本葉2〜3枚と本葉5〜6枚のとき

    本葉2〜3枚で株間5cmに、本葉5〜6枚で15〜20cmに間引きます。間引いた株もそのまま食べられます。直根性なので移植はせず、抜いて間隔をあけます。混み合ったままにすると蒸れて下葉が枯れます。

  4. 追肥と水やり間引きのあと、月1回

    肥料は少なめで足ります。化成肥料を1㎡あたり30gほど、株のまわりにまいて軽く土と混ぜます。乾かしすぎるととう立ちが早まるので、表土が乾いたら、たっぷり与えます。真夏は半日陰に移すか、寒冷紗で日ざしをやわらげます。

  5. 収穫草丈20〜25cmから

    外側の大きな葉から必要な分だけ摘み取ります。株ごと抜かずに摘み取れば、長く穫り続けられます。花が咲くと葉が硬くなるので、葉を穫るならつぼみは早めに摘みます。種を使うなら花を咲かせ、実が茶色く熟してから刈り取って乾かします。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
発芽がそろわない種が2粒くっついた形のまままいた、または覆土が厚すぎたまく前に種を割って一晩吸水させる。覆土は5mm程度にとどめる
すぐに花が咲いて葉が硬くなる高温と長日でとう立ちする。乾燥も引き金になる春まきでは早めにまいて気温が上がる前に穫る。秋まきにすると穫れる期間が長い
移植したら育たない直根性で根を切られると回復しにくい苗を作らず直まきにする。ポットで育てるなら根鉢を崩さず植える
下葉が黄色く枯れる株間が狭く蒸れている、または肥料が多すぎる最終株間を15〜20cm確保する。肥料は控えめにする

主な病気と害虫

パクチーの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/コリアンダー/葉/生

エネルギー
18kcal
たんぱく質
-g
脂質
-g
炭水化物
-g
食物繊維総量
4.2g
カリウム
590mg
カルシウム
84mg
鉄
1.4mg
ビタミンK
190µg
葉酸
69µg
ビタミンC
40mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06385)

主な産地

2020年産 / 全国の収穫量 571 t / 統計での作物名: パクチー

  1. 福岡県153 t26.8%
  2. 千葉県133 t23.3%
  3. 茨城県95 t16.6%
  4. 静岡県85 t14.9%
  5. 岡山県18 t3.2%
  6. 埼玉県11 t1.9%
  7. 大分県10 t1.8%
  8. 長野県9 t1.6%
  9. 北海道8 t1.4%
  10. 佐賀県8 t1.4%

出典: 地域特産野菜生産状況調査(農林水産省)