ハーブ・香味
カモミール
リンゴに似た甘い香りの花を穫って、ハーブティーにする。種袋で出回るのはジャーマンカモミールで、花が咲いたあと枯れる一年草にあたる。多年草のローマンカモミールとは別のもの。暑さと蒸れに弱く、肥料をやりすぎると葉ばかり茂って花が付かない。花の中心の黄色い部分が盛り上がり、白い花弁が反り返ったころが穫りごろ。晴れた日の午前中に摘むと香りが飛びにくい。
- 旬
- 春
- 育てやすさ
- やさしい
- プランター
- 向く
- 登録品種
- 2品種
Matricaria chamomilla ・ 原産 ヨーロッパ ・ 出典: ウィキペディア日本語版
かもみーる / カミツレ・加密列・ジャーマンカモミール ・ キク科
栽培カレンダー
タネまき 3〜4月・9〜10月 / 植え付け 3〜4月・9〜10月 / 収穫 3〜6月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期です | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
カモミールの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
カモミール栽培の前提
- 科・属
- キク科シカギク属。和名はカミツレ
- 適地
- 水はけがよく、極端に乾燥しない日の当たる場所
- 草丈
- 50cm〜1mほど
- タネまき
- 春は3〜4月中旬、秋は9〜10月
- 発芽
- 15℃以上が続く時期に。まいてから7〜10日
- 土づくり
- 酸性土壌を嫌う。苦土石灰を1㎡あたり100g、腐葉土1kg
- 株間
- 畑は25〜30cm、プランターは20cm
- 収穫
- 3〜6月。花の中心が盛り上がり、白い花弁が反り返ったころ
- 摘む時間
- 晴れた日の午前中。香りが飛びにくい
- 乾かし方
- 風通しのよい日陰で1週間ほど陰干しする
品種の選び方
カモミールと呼ばれる植物は複数ありますが、タネ袋で出回るのはほとんどがジャーマンカモミールです。花が咲いたあと枯れる一年草で、リンゴに似た甘い香りがあり、ハーブティーに使うのはこちらにあたります。ローマンカモミールは多年草で5〜6月に咲き、年を追うごとに株が充実します。同じ「カモミール」の名前で売られていても性質が違うので、タネや苗を買うときはどちらかを確かめます。
育て方の手順
土をつくるタネまきの前
水はけがよく、極端に乾燥しない日の当たる場所を選びます。酸性の土を嫌うので、苦土石灰を1㎡あたり100gと腐葉土1kgを入れてよく耕します。肥料はほとんど要りません。多いと葉ばかり茂って花が付かなくなります。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり100g
- 腐葉土
- 1㎡あたり1kg
タネをまく春は3〜4月中旬、秋は9〜10月
タネがとても細かいので、ポットに数粒ずつまいて薄く土をかけます。タネが流れないよう静かに水をやります。まいてから7〜10日で芽が出ます。気温が15℃以上続く時期を選びます。芽が出たらピンセットやハサミで1か所1株に間引きます。
- 発芽までの日数
- 7〜10日
- 発芽に要る気温
- 15℃以上
プランターの場合 — プランターや鉢でも十分に育ちます。深さ20cm以上のプランターに株間20cm。
植えつける本葉5〜7枚、苗が5cmほどになったころ
畑は株間25〜30cm、プランターは20cmにします。蒸れに弱いので、詰めて植えないことがいちばんの手当てにあたります。鉢なら15cm鉢に1株が目安です。
- 畑の株間
- 25〜30cm
- プランターの株間
- 20cm
- 鉢
- 15cm鉢に1株
支柱を立てる草丈が伸びてきたら
条件によっては50cmから1mまで伸びるので、支柱を立ててひもをめぐらせ、倒れないようにします。追肥は株の様子を見て決めます。やりすぎると葉ばかり茂って花付きが悪くなります。秋にまいた株は、3月ごろにリン酸の多い肥料を施すと花つきがよくなります。
- 秋まきの追肥
- 3月ごろにリン酸の多い肥料
収穫と乾燥3〜6月、晴れた日の午前中
花の中心の黄色い部分が丸く盛り上がり、白い花弁が反り返ってきたら穫りごろです。晴れた日の午前中に摘むと香りが飛びにくくなります。摘んだ花は風通しがよく直射日光の当たらないところで1週間ほど陰干しし、乾いたら密閉して冷暗所に置きます。
- 穫りごろ
- 花弁が反り返ったころ
- 陰干し
- 1週間ほど
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 葉ばかり茂って花が咲かない | 肥料が多い | 肥料はほとんど要らない。元肥も控えめにし、追肥は株の様子を見てから決める |
| 梅雨から夏に株が蒸れて枯れる | 株が混み合って風が通らない。もともと暑さに弱い | 株間を25〜30cmとって詰めない。一年草なので、枯れたら翌年まきなおす |
| 香りが弱い | 摘む時間が遅い。または乾かし方が悪い | 晴れた日の午前中に摘む。直射日光を避け、風通しのよい日陰で1週間ほど陰干しする |
| 背が伸びて倒れる | 50cmから1mまで伸びる | 支柱を立ててひもをめぐらせる |
| 買った株が翌年出てこない | ジャーマンカモミールは花が咲いたあと枯れる一年草 | 毎年まきなおす。株を残したいならローマンカモミールを選ぶ |
主な病気と害虫
- 害虫アブラムシ付きやすい。肥料を控えて混み合わせない。見つけしだい取り除く
カモミールの育て方の出典
ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。
- カモミールトーホク
- ハーブ 「カモミール」サカタのタネ
- カモミールの育て方ハイポネックス Plantia
- 農家が教えるカモミールの育て方マイナビ農業