メインコンテンツへスキップ

葉菜類

ツワブキ

つやのある常緑の葉を1年じゅう保ち、秋から冬に黄色い花を咲かせる多年草。食べるのは葉柄で、西日本では煮ものや佃煮が郷土料理になっている。生育期の3〜4月に穫ったものがやわらかい。フキと名前も姿も似ているが別の植物で、フキが春に咲くのに対しツワブキは10〜12月に咲く。葉のつやもツワブキのほうが強く、海辺にも自生する。花の色や葉の斑の入り方で多くの品種があり、盆栽でも人気がある。

旬
春
育てやすさ
やさしい
プランター
向く
登録品種
1品種

Farfugium japonicum ・ 原産 日本〜東アジア ・ 出典: ウィキペディア日本語版

つわぶき / 石蕗・ツワ・イシブキ ・ キク科

栽培カレンダー

タネまき — / 植え付け 4〜5月・9〜10月 / 収穫 3〜4月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期です
10月は植え付けの時期です
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期です
4月は収穫の時期です
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ツワブキの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ツワブキ栽培の前提

科・属
キク科ツワブキ属。常緑の多年草にあたる
食べるところ
葉柄。生育期の3〜4月に穫ったものがやわらかい
適地
日なたか明るい日陰。土質は選ばないが水はけのよい場所を好む
草丈
20〜50cm
植えつけ
4〜5月と9〜10月。株間20〜30cm
水やり
地植えは干ばつでなければ不要。鉢は表土が乾いたら十分に
肥料
4〜9月に月1回、三要素が等量の配合肥料か油かすと骨粉。地植えは元肥だけでよい
植え替え
鉢は芽出し前の4月に、毎年か1年おき
殖やし方
株分け、タネまき、根茎伏せ
開花
10〜12月。黄色のほか白・オレンジ・クリーム色もある
収穫
3〜4月

品種の選び方

古くから多くの品種が生まれており、花の色や葉の斑の入り方が系統ごとに違います。江戸時代から育てられている品種もあり、盆栽でも人気があります。食べるために作るなら、斑の入らない普通のものでかまいません。斑入りの品種は、肥料をやりすぎると斑が出にくくなります。フキと名前も姿も似ていますが別の植物で、フキが春に花を咲かせるのに対しツワブキは秋から冬に咲きます。葉のつやもツワブキのほうが強く、海辺にも自生します。

育て方の手順

  1. 植える場所を決める植えつけの前

    日なたか明るい日陰を選びます。直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こすので、半日陰が向きます。かといって完全な日陰では徒長し、葉の色も悪くなります。土質は選びませんが、水はけのよい場所を好みます。水はけを上げたいときは土を高く盛って植えます。

  2. 植えつける4〜5月と9〜10月

    過ごしやすい時期に植えます。地植えなら株間20〜30cmをとります。鉢植えは鉢の大きさに合わせて育つので、小さく仕立てたいなら小さな鉢を使います。

    株間
    20〜30cm

    プランターの場合 — 鉢の大きさに合わせて育ちます。ときどき置き場所を変えて、日の当たる面が偏らないようにします。

  3. 水と肥料4〜9月

    水はあまり要りません。地植えは地面がからからに乾かないかぎり水やりなしでかまいません。鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。肥料は4〜9月に月1回、窒素・リン酸・カリが等量の配合肥料か、油かすと骨粉の配合肥料を施します。地植えは元肥を入れてあれば追肥はほとんど要りません。斑入りの品種は、肥料をやりすぎると斑が出にくくなります。

    追肥
    4〜9月に月1回
  4. 植え替えと株分け芽出し前の4月

    鉢植えは根詰まりを防ぐため、毎年か1年おきに植え替えます。適期は芽出し前の4月です。地植えは一度植えれば植え替えなくてかまいません。殖やすときは株分けのほか、タネまきや根茎伏せもできます。

  5. 収穫3〜4月

    生育期の3〜4月に穫った葉柄がやわらかく食べやすくなります。西日本では煮ものや佃煮が郷土料理として親しまれてきました。花は10〜12月に咲きます。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
葉が焼けて茶色くなる直射日光が当たりすぎている半日陰に置く。鉢ならときどき場所を変えて日の当たる面を偏らせない
茎が伸びて葉色が悪い完全な日陰に置いている明るい日陰にする。ある程度は日に当てる
斑入りなのに斑が出ない肥料が多い春を過ぎ、株がある程度育ってから施肥する
硬くて食べにくい穫るのが遅い生育期の3〜4月に穫る。この時期のものがやわらかい
フキと取り違える名前も姿も似ている花の時期で見分ける。フキは春、ツワブキは秋から冬に咲く。葉のつやもツワブキのほうが強い

主な病気と害虫

ツワブキの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/つわぶき/葉柄/生

エネルギー
19kcal
たんぱく質
-g
脂質
-g
炭水化物
-g
食物繊維総量
2.5g
カリウム
410mg
カルシウム
38mg
鉄
0.2mg
ビタミンK
8µg
葉酸
16µg
ビタミンC
4mg
食塩相当量
0.3g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06167)

主な産地

2024年産 / 全国の生産量 68.5 t / 統計での作物名: つわぶき

  1. 宮崎県25.7 t37.5%
  2. 鹿児島県17 t24.8%
  3. 高知県11.4 t16.6%
  4. 佐賀県3.9 t5.7%
  5. 大分県3.1 t4.5%
  6. 福岡県2.6 t3.8%
  7. 熊本県2.6 t3.8%
  8. 長崎県1.5 t2.2%
  9. 秋田県0.2 t0.3%
  10. 新潟県0.2 t0.3%

出典: 特用林産物生産統計調査(林野庁)