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葉菜類

チヂミユキナ

宮城県で作られてきた冬の菜っ葉。寒さに当たると葉が縮れて厚くなり、糖を蓄えて甘くなる。縮れは寒さから身を守る反応で、暖かいまま育てるとただの平たい葉になる。仙台を中心に作られ、12〜2月がいちばんおいしい。

旬
冬
育てやすさ
やさしい
プランター
向く
生育適温
10〜25℃
登録品種
1品種

原産 中国 ・ 出典: 旬の食材百科

ちぢみゆきな / ちぢみ雪菜・縮み雪菜・チヂミユキナ ・ アブラナ科

栽培カレンダー

タネまき 9〜10月 / 植え付け — / 収穫 11〜12月・1〜3月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期です
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期です
2月は収穫の時期です
3月は収穫の時期です
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期です

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

チヂミユキナの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

チヂミユキナ栽培の前提

科・属
アブラナ科アブラナ属。中国野菜のタアサイが元にあたる
食べるところ
葉。越冬したあとの花蕾も穫れる
発芽地温
20〜25℃
生育適温
10〜25℃
種まき
9〜10月。秋まきのほうが虫の被害が少ない
うね幅
60〜70cm
条間
約30cm
まく深さ
1cm程度。覆土は0.5〜1cm
種の間隔
1〜2cm
発芽まで
種まきから4〜7日
最終の株間
15〜20cm
収穫
11〜3月。草丈20〜30cm
縮れる条件
寒さに当たること。5℃以下に10日以上当てたものが出荷の目安になる

品種の選び方

品種として何種類も選べるわけではなく、種袋には「ちぢみ雪菜」の名前で出ています。名前の似た米沢の雪菜は山形県の伝統野菜で、雪の中で軟白させる別の作物にあたります。取り違えないようにします。元は中国野菜のタアサイで、仙台で作られるうちにいまの形になったとされます。葉が縮れて厚くなるのは寒さに当たった結果で、品種の性質だけで決まるものではありません。暖かいまま育てると平たい葉のまま終わります。

育て方の手順

  1. 土をつくる種まきの2週間前から

    種まきの2週間以上前に、苦土石灰を1㎡あたり100〜200g施して耕し、土に混ぜます。1週間前までに完熟たい肥を1㎡あたり2〜3kg、化成肥料を100〜150g入れます。うね幅は60〜70cmにします。

    苦土石灰
    1㎡あたり100〜200g
    完熟たい肥
    1㎡あたり2〜3kg
    化成肥料
    1㎡あたり100〜150g
    うね幅
    60〜70cm
  2. 種をまく9〜10月

    深さ1cmほどのまき溝を条間約30cmで作り、1〜2cm間隔で種をまきます。覆土は0.5〜1cmです。発芽の地温は20〜25℃で、4〜7日で芽が出ます。水をやりすぎると発芽が悪くなるので、湿らせすぎないようにします。秋にまくほうが虫の被害が少なくなります。

    まき溝の深さ
    1cm程度
    条間
    約30cm
    種の間隔
    1〜2cm
    覆土
    0.5〜1cm

    プランターの場合 — プランターでも作れます。深さのある容器に条間20cmほどでまき、間引きながら育てます。水のやりすぎだけ気をつけます。

  3. 間引きと追肥本葉1〜2枚から3〜4枚

    本葉1〜2枚のころに5〜10cm間隔、本葉3〜4枚のころに15〜20cm間隔になるよう間引きます。最後の間引きのときに化成肥料を1㎡あたり30〜50g施します。間引いた菜も食べられます。

    1回目の間引き
    本葉1〜2枚で5〜10cm間隔
    2回目の間引き
    本葉3〜4枚で15〜20cm間隔
    追肥
    1㎡あたり30〜50g
  4. 寒さに当てる11月から

    この菜っ葉の持ち味は寒さが作ります。冷え込むと葉が縮れて厚くなり、糖を蓄えて甘くなります。産地では5℃以下の気温に10日以上当てたものを出荷しています。トンネルなどで囲って暖かく育てると、縮れも甘みも出ないまま終わります。霜が降りるころがいちばんおいしくなります。

    出荷の目安
    5℃以下に10日以上
  5. 収穫11〜3月

    草丈20〜30cmになったものから株ごと穫ります。間引き菜も適宜穫れます。越冬させると春に花蕾が伸びるので、10〜20cmで切って穫ります。市場に出るのは12月から2月ごろで、この時期のものがいちばん甘くなります。

    穫るときの草丈
    20〜30cm
    越冬後の花蕾
    10〜20cm

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
葉が縮れず平たいまま寒さに当たっていない囲わずに寒さへ当てる。5℃以下に10日以上当てて穫る
甘くない暖かい時期に穫った霜が降りるころまで待つ。12〜2月がいちばん甘い
芽がそろわない水のやりすぎで種が傷んだまく前日に土を湿らせておき、まいたあとは湿らせすぎない
虫に食われるまく時期が早く、暖かいうちに育った9〜10月にまく。秋まきなら虫の被害が少ない。防虫ネットをかける
山形の雪菜と取り違える「雪菜」という名前が別の作物にも使われている種袋の「ちぢみ雪菜」を確かめる。米沢の雪菜は雪の中で軟白する別の作物にあたる

主な病気と害虫

  • 害虫アオムシ秋の早い時期にまくと付く。防虫ネットをかける
  • 害虫コナガ葉の表皮を残して食べる。葉裏を見て早めに取る
  • 害虫アブラムシ葉裏に群れる。窒素をやりすぎない
  • 病気根こぶ病アブラナ科を続けて作ると出る。石灰で酸度を調整する

チヂミユキナの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。