葉菜類
コールラビ
地際で球状にふくらんだ茎を食べるキャベツの仲間。根でも実でもなく茎なので、皮を厚くむいて使う。暑さ寒さに比較的強く、キャベツより作りやすい。収穫適期が短いのが唯一の難しさで、早生種は直径5〜6cm、中晩生種は8〜10cmを過ぎると硬くなってスが入る。
- 旬
- 夏・秋
- 育てやすさ
- やさしい
- プランター
- 向く
- 生育適温
- 15〜25℃
- 登録品種
- 3品種
Brassica oleracea var. gongylodes ・ 原産 地中海北部 ・ 出典: ウィキペディア日本語版
こーるらび / 球茎甘藍・蕪甘藍・カブカンラン ・ アブラナ科
栽培カレンダー
タネまき 3〜4月・7〜8月 / 植え付け 4〜5月・8〜9月 / 収穫 6〜7月・10〜12月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期です | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期です | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
コールラビの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
コールラビ栽培の前提
- 科・属
- アブラナ科アブラナ属
- 生育適温
- 15〜25℃
- 発芽地温
- 15〜30℃
- 種まき
- 春3〜4月、夏7〜8月
- 育苗
- 種まきから35〜40日。本葉5〜6枚で植えつける
- 株間
- 20〜40cm
- 収穫までの日数
- 早生は定植から40日、中晩生は55日が目安
- 収穫の大きさ
- 早生は直径5〜6cm、中晩生は8〜10cm
- 連作
- アブラナ科を2〜3年作っていない畑を使う
品種の選び方
熟期で選びます。種まきから70〜80日の早生種は球の直径5〜6cmで150g前後、120日以上かかる晩生種は直径10cm以上で300g程度になります。早生でもスが入るのが遅い系統があり、収穫の幅が少し広くなります。春まきは暑くなる前に穫りきりたいので早生種を使います。夏まきは収穫時期に合わせて早生と晩生を使い分けます。葉と皮の色に緑色種と赤紫種がありますが、彩り以外に品質の違いはありません。
育て方の手順
土づくり種まきまたは植えつけの2週間以上前から
2週間以上前に苦土石灰を全面にまき、深さ20cmまでよく耕します。1週間前に完熟堆肥と化成肥料を入れて再度耕します。畝は1条植えなら幅50〜60cm、2条植えなら80〜90cm。水はけのよい場所を好むので畝は高めにし、表面を平らにならします。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり100g
- 完熟堆肥
- 1㎡あたり2kg
- 化成肥料
- 1㎡あたり100g
- 畝高
- 10〜15cm
- 通路
- 50〜60cm
プランターの場合 — 深さ20cm以上のプランターを使います。65cm幅の長型に2〜3株。市販の野菜用培養土がそのまま使えます。
種まきと育苗春は3〜4月、夏は7〜8月
直径9cmのポットに種をまき、苗を作ってから植えるほうが確実です。1つの穴に4〜5粒まいて薄く覆土します。春の低いときは不織布で保温し、夏に30℃を超えるときは風通しのよい日陰か遮光ネットの下に置きます。1週間ほどで発芽します。
- まき穴
- 直径4〜5cm、深さ1cm
- 1穴の粒数
- 4〜5粒
- 覆土
- 5mm
- 発芽まで
- 約1週間
間引き双葉が開いたとき、本葉2〜3枚のとき
双葉が完全に開いたら元気のよい2本を残します。本葉2〜3枚になったら、節間の詰まったしっかりした株を1本残します。1本にしたあとは、土の表面が乾いたら1週間おきに液体肥料を水やり代わりに施して大苗に育てます。
- 1回目
- 双葉が開いたら2本に
- 2回目
- 本葉2〜3枚で1本に
- 苗の仕上がり
- 種まきから35〜40日、本葉5〜6枚
植えつけ本葉5〜6枚になったら
深さ10cmほどの植穴を掘り、たっぷり水をしみ込ませてから根鉢を崩さずに植えます。株間は20〜40cm。植えたあとは土を寄せて軽く押さえ、もう一度たっぷり水をやります。市販の苗から始めるときは、葉色が濃く節が詰まったものを選びます。
- 株間
- 20〜40cm
- 条間
- 30cm
- 植穴の深さ
- 10cm
プランターの場合 — 株間20〜30cmで植えます。植えたあとは鉢底から水が流れ出るまでやります。
追肥と土寄せ本葉10枚くらい(植えつけから約20日)から
1回目の追肥と土寄せを本葉10枚のころに行います。化成肥料を畝間にまき、除草を兼ねて中耕し、株元に土を寄せます。その後も20〜30日おきに繰り返します。球茎の肥大期は乾燥に弱いので、1週間以上雨が降らないときは朝か夕方に水をやります。
- 追肥の量
- 1株あたり化成肥料10〜15g
- 間隔
- 20〜30日おき
プランターの場合 — 1株あたり化成肥料10gを株の周りにまいて軽く混ぜます。2〜3週間に1度が目安です。
葉かき球茎がふくらみ始めてから
葉が横に広がって重なると、株元の風通しが悪くなります。球茎の下部から出た古い葉や、地面に触れて傷んだ葉は早めにかき取ります。株元が蒸れると病気が出ます。
収穫早生は定植から40日、中晩生は55日から
球茎が早生種で直径5〜6cm、中晩生種で8〜10cmになったら穫ります。適期は短く、遅れると硬くなり割れて風味が落ちます。葉を持って少し倒し、球茎の下が浮いて根が見えたところの地際にハサミを入れます。穫ったあとは葉軸もすべて切り落とします。付けたままだと栄養が葉に吸い取られて味と鮮度が落ちます。
- 早生種の適期
- 直径5〜6cm
- 中晩生種の適期
- 直径8〜10cm
- 保存
- 紙に包んで袋に入れ、冷暗所か冷蔵で約1週間
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 球が硬く、切るとスが入っている | 収穫が遅れて熟しすぎた | 早生種は直径5〜6cm、中晩生種は8〜10cmで穫る。適期は短い |
| 球が割れる | 同じく穫り遅れ | 肥大の速さは天気で変わる。大きさを目で確かめて早めに穫る |
| 球が太らない | 株間が狭いか、追肥が切れている | 株間を20〜40cm取り、20〜30日おきに追肥と土寄せをする |
| 株元が蒸れて傷む | 葉が重なって風通しが悪い | 球茎の下から出た古い葉と、地面に触れた葉を早めにかき取る |
| 苗のうちに葉を食われる | アブラナ科は害虫が付きやすい | 苗の時期から畝全体に寒冷紗か防虫ネットを張る |
| 生育が揃わず育ちが悪い | アブラナ科の連作障害 | アブラナ科を2〜3年作っていない畑を使う |
主な病気と害虫
コールラビの育て方の出典
ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。
- コールラビの育て方・栽培方法サカタのタネ 園芸通信
- コールラビの育て方・栽培方法NHK出版 みんなの趣味の園芸
- コールラビ 野菜のビギナーズマニュアルトーホク
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/コールラビ/球茎/生
- エネルギー
- 21kcal
- たんぱく質
- (0.6)g
- 脂質
- -g
- 炭水化物
- (2.2)g
- 食物繊維総量
- 1.9g
- カリウム
- 240mg
- カルシウム
- 29mg
- 鉄
- 0.2mg
- ビタミンK
- 7µg
- 葉酸
- 73µg
- ビタミンC
- 45mg
- 食塩相当量
- 0g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06081)
コールラビの品種
3品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。