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葉菜類

コシアブラ

原生林に自生する落葉樹で、春に伸びる若芽を穫る。タラノメと同じウコギ科で、香りの高さから山菜の女王とも呼ばれる。品種は開発されておらず、木の根元から伸びるひこばえを持ち帰って殖やすのが確実にあたる。根に細根が少なく植え替えに弱いのが、この木を育てる難しさになる。露地どりは5年目の春から。頂芽だけを採るのが、翌年の芽を残す加減になる。

旬
春
育てやすさ
むずかしい
プランター
向く
登録品種
1品種

Chengiopanax sciadophylloides ・ 原産 日本 ・ 出典: ウィキペディア日本語版

こしあぶら / 漉油・ゴンゼツ ・ ウコギ科

栽培カレンダー

タネまき 11月 / 植え付け 12月・1〜2月 / 収穫 4〜5月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期です
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期です
2月は植え付けの時期です
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期ではありません
5月は植え付けの時期ではありません
6月は植え付けの時期ではありません
7月は植え付けの時期ではありません
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期です
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期です
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

コシアブラの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

コシアブラ栽培の前提

科・属
ウコギ科ウコギ属。落葉樹にあたる
食べるところ
若芽。とくに頂芽(枝の先端の芽)
適地
スギなどの人工林でない原生林に自生する。沖縄を除く日本全土
根の特徴
細根が少ない。そのため植え替えに弱い
苗の採り方
3月ごろ、木の根元から伸びるひこばえを持ち帰る
ひこばえの扱い
水につけると2〜3週間で葉を広げる。そのあと植える
仮植え
鹿沼土・赤玉土・山土などに深さ2〜5cm、株間15cm。1〜2か月で発根する
植えつけ
落葉後の12〜2月。株分けなら晩秋か早春
うね幅・株間
うね幅2m、株間90〜180cmの1条植え。1アールあたり40〜80本
元肥
12月ごろ。窒素8%の有機肥料で1樹あたり500g程度(油かす1kg相当)
収穫までの年数
露地どりは5年目の春から。促成用の穂木は4年目の秋から
収穫
4〜5月中旬。孟宗竹のタケノコとほぼ同じ時期

品種の選び方

品種や系統は開発されていません。自生地では姿の違う株が見られますが、系統として確かめられてはいません。苗はまれに種苗カタログに載ることがあり、買うこともできます。多くは自生地の木の根元から伸びるひこばえを持ち帰って殖やします。実生・挿し木・根の不定芽誘導・株分けのどれもできますが、増殖率は低いのが現状です。

育て方の手順

  1. ひこばえを採る3月ごろ

    山に入り、目当ての木の根元を見ると、ひこばえと呼ばれる若木が地面から伸びています。ある程度大きな木ならすぐ見つかります。持ち帰って水につけておくと、2〜3週間で葉を広げはじめます。そうなってから植えます。タネから育てる、取り木、挿し木という手もありますが、家庭でやるには成功率が低くなります。

    水につける期間
    2〜3週間
  2. 仮植えして根を出させる葉を広げたら

    プランターなどに鹿沼土や赤玉土、山土を入れ、深さ2〜5cm、株間15cmで埋めます。新聞紙やわら、落ち葉をかぶせ、乾かないよう水をやります。1〜2か月で根が出て芽が確認できれば苗木の完成です。春にできた苗木はその年ポットで育てます。

    埋める深さ
    2〜5cm
    株間
    15cm
    発根まで
    1〜2か月

    プランターの場合 — プランターで苗木を作れます。鹿沼土・赤玉土・山土を使い、乾かさないようにします。

  3. 植えつける落葉後の12〜2月

    根に細根が少ないので植え替えに弱く、そこがこの木を育てる難しさになっています。ていねいに扱い、土に密着するよう植えます。うね幅2m、株間90〜180cmの1条植えで、1アールあたり40〜80本になります。定植して1年たった株は丈夫に育ちます。

    うね幅
    2m
    株間
    90〜180cm
  4. 肥料12月ごろ

    山の中でそのまま育つ木なので、地植えなら肥料に神経を使う必要はありません。施すなら落葉樹に準じて12月ごろ、窒素成分8%の有機肥料を1樹あたり500g程度が目安です。油かすなら1kgほどにあたります。

    1樹あたり
    窒素8%の有機肥料500g程度
  5. 収穫4〜5月中旬。5年目の春から

    萌えてきた若芽を素手で摘み取ります。孟宗竹のタケノコとほぼ同じ時期にあたります。とくに頂芽が風味豊かでおいしいとされます。採りすぎて芽がすっかり無くなると翌年の芽が減るので、頂芽だけを採るのが加減としてちょうどよくなります。頂芽を穫っても、その年にすべての側芽が伸びるとは限りません。伸びなかった芽は翌年に伸びやすくなります。

    穫るところ
    頂芽

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
植え替えたら育たない根に細根が少なく、植え傷みしやすい細根を切らないようていねいに扱う。定植1年目は生育が極めてゆっくりなので、それを見込む
翌年の芽が減る採りすぎて芽が無くなった頂芽だけを採る。すべての芽を採らない
植えた年に穫れない露地どりは5年目の春から年数を見込む。促成用の穂木なら4年目の秋から採れる
木が高くなって手が届かない穫りも剪定もしないと10mまで伸びる毎年収穫し、伸びすぎないよう手を入れる
タネや挿し木で殖えないどの方法も増殖率が低い自生地の木の根元からひこばえを採る。これがいちばん確実にあたる

主な病気と害虫

コシアブラの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

主な産地

2024年産 / 全国の生産量 8 t / 統計での作物名: こしあぶら

  1. 長野県2.4 t30.0%
  2. 新潟県1.2 t15.0%
  3. 秋田県0.9 t11.3%
  4. 山形県0.6 t7.5%
  5. 富山県0.6 t7.5%
  6. 岡山県0.5 t6.3%
  7. 山梨県0.4 t5.0%
  8. 福井県0.3 t3.8%
  9. 青森県0.2 t2.5%
  10. 岩手県0.2 t2.5%

出典: 特用林産物生産統計調査(林野庁)