葉菜類
カラシナ
ぴりっとした辛味のある葉を食べるアブラナ科の葉物。種はからしの原料になる。日本では弥生時代から作られていたとされる。育ちが早く、種まきから30〜40日で穫れる。20日ほどの若い葉をベビーリーフとして摘めば、さらに早く食べられる。耐寒性があり、秋まきなら冬のあいだ穫り続けられる。
- 旬
- 春・冬
- 育てやすさ
- やさしい
- プランター
- 向く
- 生育適温
- 15〜25℃
- 登録品種
- 2品種
Brassica juncea var. cernua ・ 原産 中央アジア ・ 出典: ウィキペディア日本語版
からしな / 芥子菜・からし菜・マスタードグリーン・葉がらし ・ アブラナ科
栽培カレンダー
タネまき 3〜4月・9〜10月 / 植え付け — / 収穫 4〜6月・10〜12月・1〜3月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期です | 3月は収穫の時期です | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
カラシナの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
カラシナ栽培の前提
- 科・属
- アブラナ科アブラナ属
- 種まき
- 春まきは3〜4月、秋まきは9〜10月。関東では9〜10月まきが穫りやすい
- 株間
- 間引いて10〜15cm
- 間引き
- 本葉3〜4枚までに1本にする
- 元肥
- 1㎡あたり 堆肥2kg・苦土石灰100g・化成肥料100g
- 収穫(大株)
- 種まきから約1か月、草丈20〜30cm
- 収穫(ベビーリーフ)
- 種まきから20日ほど
- 収穫期
- 春まきは4月下旬〜6月、秋まきは10月〜3月中旬
- 連作
- アブラナ科を続けない
品種の選び方
葉の色と形で選びます。緑葉の葉がらし菜は漬物やおひたし向きで、赤紫に色づく切葉の系統はサラダの彩りに使えます。赤紫の系統は高温期には色がきれいに出ないので、夏を外してまきます。用途で穫る大きさも変わり、サラダならベビーリーフか草丈20〜30cmの小株、漬物やおひたしならやや大株にします。
育て方の手順
土づくり種まきの2週間前から
苦土石灰を入れて酸度を直し、堆肥と化成肥料を入れて耕します。アブラナ科を続けて作ると生育が落ちるので、前作を確かめます。
- 堆肥
- 1㎡あたり2kg
- 苦土石灰
- 1㎡あたり100g
- 化成肥料
- 1㎡あたり100g
プランターの場合 — 深さ15cm以上のプランターに市販の野菜用培養土。ベビーリーフ用ならもっと浅くてもよい。
種まき春は3〜4月、秋は9〜10月
畑に直接まきます。1か所に4〜5粒の点まきにするか、すじまきにして間引きながら育てます。移植を嫌うので、苗を作らず直まきにするほうが確実です。関東では9〜10月まきのほうが虫の害が少なく穫りやすくなります。
- 点まきの粒数
- 1か所に4〜5粒
間引きと追肥本葉3〜4枚まで
生育に合わせて何回か間引き、本葉3〜4枚までに1本立ちにします。最後の間引きのあとに化成肥料を施し、株元に土を寄せます。抜いた芽もそのまま食べられます。
- 最終の株間
- 10〜15cm
- 1本立ちにする時期
- 本葉3〜4枚まで
収穫種まきから20日(ベビーリーフ)〜約1か月(大株)
草丈20〜30cmになったら株ごと穫ります。ベビーリーフとして穫るなら、種まきから20日ほどの若い葉をハサミで切ります。このとき中央の新芽(成長点)を切らなければ、次の葉が伸びてまた穫れます。
- 大株の穫りごろ
- 草丈20〜30cm
- ベビーリーフ
- 種まきから20日ほど
- 切るときの注意
- 中央の新芽を切らない
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 葉が硬く辛味が強すぎる | 大きくしすぎた | サラダに使うなら草丈20〜30cmの小株で穫る。大株は漬物やおひたしに回す |
| 春まきで花芽が立ってしまう | 日が長くなるととう立ちする | 春は適期にまき、遅れたら小株で穫りきる。北海道など日の長い地域では特に早めに穫る |
| 赤紫の葉色がきれいに出ない | 高温期にまいた、または軟弱に育った | 赤紫の系統は夏を外してまく。水のやりすぎと過湿を避ける |
| 一度穫ったら次が出ない | 中央の新芽まで切った | ベビーリーフで穫るときは外側の葉だけを切る |
| 葉に穴が開く | アブラナ科は害虫が付きやすい | 秋まきにするか、防虫ネットをかける |
主な病気と害虫
カラシナの育て方の出典
ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。
- カラシナ 野菜のビギナーズマニュアルトーホク
- マスタード(カラシナ)の育て方・栽培方法NHK出版 みんなの趣味の園芸
- コーラルリーフ フェザー 品種カタログタキイ種苗 品種カタログ
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/からしな/葉/生
- エネルギー
- 26kcal
- たんぱく質
- 2.8g
- 脂質
- -g
- 炭水化物
- -g
- 食物繊維総量
- 3.7g
- カリウム
- 620mg
- カルシウム
- 140mg
- 鉄
- 2.2mg
- ビタミンK
- 260µg
- 葉酸
- 310µg
- ビタミンC
- 64mg
- 食塩相当量
- 0.2g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06052)