葉菜類
チンゲンサイ
中国原産の軸が肉厚な菜。生育が早く、周年栽培しやすい。株元に土が入りやすいので浅植えにする。
- 通年
- 旬
- やさしい
- 育てやすさ
- 向く
- プランター
- 12〜24℃
- 生育適温
- 3品種
- 登録品種
Brassica rapa var. chinensis ・ 原産 中国
ちんげんさい / 青梗菜 ・ アブラナ科
栽培カレンダー
タネまき 3〜5月・9〜10月 / 植え付け 3〜4月・9〜10月 / 収穫 5〜6月・10〜12月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期です | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期ではありません | 6月は植え付けの時期ではありません | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期です | 10月は植え付けの時期です | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
地域別の作型
上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。
寒冷地東北・北海道・高冷地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
チンゲンサイの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
チンゲンサイ栽培の前提
- 好む気候
- 涼しい気候を好むが、夏の暑さにも比較的強い
- 発芽適温
- 20〜25℃。適温なら3日ほどで発芽する
- 生育適温
- 15〜20℃
- 作りやすい作型
- 春まきと秋まき
- 土のpH
- 6.0〜6.5
- 発芽までの日数
- 3〜4日
- 畝
- 幅80cm・高さ10cmほど
- 株間・条間
- 普通種は株間15cm、条間20cm。高温期は17〜20cmと広めに
- 追肥
- 生育期間が短いので基本的に不要
品種の選び方
チンゲンサイには普通種のほかミニチンゲンサイがあり、仕立て方が変わります。普通種は株間15cmで1本立ち、ミニは株間15cmなら3本立ち、株間5cmなら1本立ちにします。株間は季節でも変えてください。高温期やハウスでは17〜20cm角と広めに、低温期の露地では12〜15cm角と詰め気味にします。低温に当たると花芽ができ、春にトウ立ちして開花しやすくなります。そうなった場合は、トウが立つ前に穫るか、伸びたトウを食べてしまうのも一つの手です。生育期間が短い野菜なので、一度にたくさんまかず、5日ほど間隔をあけて少しずつまいていくと穫り切れます。
育て方の手順
土づくり種まきの2週間以上前
苦土石灰を散布して耕します。土質はあまり選びませんが、水はけには注意してください。目標のpHは6.0〜6.5です。堆肥などの有機物は1か月ほど前に入れておくと、土になじんで生育がそろいます。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり約100g
- 目標pH
- 6.0〜6.5
元肥を入れて畝を作る種まきの1週間前
堆肥と化成肥料をまいて再度耕し、幅80cm・高さ10cmほどの畝を作ります。生育期間が短いので元肥中心で作ります。土になじませる時間が要るので、遅くとも1週間前には済ませてください。雑草を防ぐため黒ポリマルチを張るとよいです。
- 堆肥
- 1㎡あたり約2kg
- 化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
- 1㎡あたり約100g
- 成分量で見る場合
- 10㎡あたりチッソ成分で150〜180g程度
種まき
普通種は株間15cmで、直径3〜4cm・深さ1cmのまき穴に4〜5粒まきます。5mmほど覆土して軽く押さえ、しっかり水をやります。条間は20cmです。3〜4日で発芽します。まいたらすぐ防虫ネットをかけておくと、アオムシやコナガの被害を減らせます。
- まき穴
- 直径3〜4cm・深さ1cm
- 1か所あたりの粒数
- 4〜5粒
- 覆土
- 約5mm
プランターの場合 — 苗を作って植える場合は、セルトレイに専用の培土を入れてまきます。育苗温度は15〜20℃、最低夜温13℃以上、日中25℃以下に保つと、がっしりした苗になります。育苗日数は12〜15日ほどで、本葉3〜4枚が定植適期です。
間引き本葉2枚と本葉3〜4枚のとき
本葉2枚で2本立ち、本葉3〜4枚で1本立ちにします。ミニチンゲンサイは株間15cmなら3本仕立て、株間5cmなら1本仕立てにします。残す株を傷めないよう注意してください。
土寄せと水やり
1本立ちにしたあと、マルチなしなら畝の全面を軽くかき混ぜ、株が倒れないよう株元に土を寄せます。マルチありなら、倒れている株の根元に土を足して起こします。畑が乾いてきたら水をやります。春と秋は午前中、夏は夕方に行ってください。目安として5〜7日おきです。収穫の7日ほど前からは水を止めると、株が締まって日もちがよくなります。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 春にトウ立ちする | 低温に当たって花芽ができた | トウが立つ前に収穫する。あるいは伸びたトウを食べる |
| 生育がそろわない | 苗の質にばらつきがあった。または元肥が土になじんでいなかった | 苗を作るなら夜温13℃以上・日中25℃以下で育てる。元肥は種まきの1週間前までに施す |
| 株が倒れる | 土寄せをしていない | 1本立ちにしたあと株元に土を寄せる |
| 生育が止まる | 乾燥 | 乾いてきたら水をやる。夏は夕方に行う |
| 根がこぶ状になる(根こぶ病) | アブラナ科の連作 | 治せない。次から連作を避け、水はけをよくする |
主な病気と害虫
- 病気白さび病葉に白い斑点が出る
- 病気べと病多湿で出る
- 病気軟腐病株元から腐る
- 病気根こぶ病治せない。連作を避け水はけをよくする
- 害虫コナガ葉を食害する
- 害虫アブラムシ早期防除する
- 害虫キスジノミハムシ葉に小さな穴をあける
- 害虫ハモグリバエ葉に白い筋を残す
このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)
- チンゲンサイの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
- チンゲンサイ栽培の作業体系(みんなの農業広場)
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/チンゲンサイ/葉/生
- エネルギー
- 9kcal
- たんぱく質
- 0.7g
- 脂質
- (0)g
- 炭水化物
- 0.4g
- 食物繊維総量
- 1.2g
- カリウム
- 260mg
- カルシウム
- 100mg
- 鉄
- 1.1mg
- ビタミンK
- 84µg
- 葉酸
- 66µg
- ビタミンC
- 24mg
- 食塩相当量
- 0.1g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06160)
チンゲンサイの品種
3品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。