メインコンテンツへスキップ

穀類

ハトムギ

実が硬い殻に包まれ、灰白色から褐色に変わった頃が収穫の目安。お茶やハトムギ茶に使う。背丈が1.5mほどになるので、風で倒れないよう支える。

旬
秋
育てやすさ
ふつう
プランター
広さが要る
生育適温
20〜30℃
登録品種
2品種

Coix lacryma-jobi var. ma-yuen ・ 原産 東南アジア ・ 出典: ウィキペディア日本語版

はとむぎ / 鳩麦 ・ イネ科

栽培カレンダー

タネまき 4〜5月 / 植え付け — / 収穫 9〜10月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ハトムギの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ハトムギ栽培の前提

分類
イネ科ジュズダマ属。ジュズダマの栽培種
種の準備
一晩水に浸けてからまくと発芽しやすい
発芽
約1週間
株間
30cm程度。1か所3粒ほど
草丈
1mを超える。強風で倒れる
追肥
2週間に1度、有機肥料を
収穫
種まきから3〜4か月。実が茶色く硬くなった頃
産地
富山県が生産量日本一(令和2年に約621トン)

品種の選び方

畑の近所のお年寄りが「ジュズダマ」と呼ぶことがありますが、これは間違いではありません。ハトムギは、子どもが糸を通して遊ぶあのジュズダマの栽培種です。健康や美容に役立つとして古くから漢方や民間薬に使われ、国内では昭和55年から水田の転作作物として栽培が広がりました。令和2年には18県で延べ1,190haが作付けされ、約1,862トンが生産されています。中でも富山県は昭和60年頃に始まって約621トンを生産し、日本一の産地になりました。家庭で作る場合、目的はほぼお茶でしょう。それなら少しの株数で足ります。

育て方の手順

  1. 種の準備

    購入した種を一晩水に浸けておくと発芽しやすくなります。水を吸わせて発芽の準備を整えるためです。

  2. 土づくり

    水はけのよい土を好みます。穀物として収穫するので、元肥と追肥の両方が必要です。元肥にはぼかし肥料や発酵済みの油かすを畝にまいてすき込んでおきます。

    プランターの場合 — 鉢やプランターに園芸用土を入れ、底に排水用の小石やパーライトを敷きます。草丈が1mを超えるので、深さのある容器を選んでください。

  3. 種まき春

    株間30cm程度で穴をつくり、1か所に3粒ほどまきます。まいたら土をかけて手で鎮圧し、水をやります。種まきから数日は水やりを続けてください。

    株間
    30cm程度
    1か所あたり
    3粒程度
  4. 間引き発芽後(約1週間)

    芽が出たら間引いて元気な苗だけ残します。苗同士の間隔が5〜10cmになるようにすると、生長に必要な場所と栄養が確保できます。

  5. 追肥と水やり

    生長期に多くの栄養を必要とするので、2週間に一度、有機肥料を与えます。ぼかし肥料や発酵済み油かすが使えます。水は土が乾かないように定期的に与えますが、やりすぎは根腐れの原因になります。畑で十分に水が使えない場合でも、よほどの乾燥や暑さでなければ収穫まで持ちこたえます。

  6. 倒伏対策

    草丈が1mを超え、強風で倒れます。ある程度育った段階で株の周りを支柱で囲み、ひもを回して倒れないようにしてください。支柱は苗が大きくなる前に用意しておくと作業が楽です。あわせて土寄せもしておきます。

  7. 収穫種まきから3〜4か月

    実が茶色くなって硬くなった頃が適期です。少量なら、成熟した実を手で一つずつ穫っていく方法で足ります。全部が同時に熟すわけではなく未成熟の実も多いので、思ったほどまとまった量にはなりません。夏の暑い時期から秋まで、時間のあるときに順次穫っていく形になります。

  8. 乾燥と保管

    収穫後は十分に乾かします。乾燥が終わった実は、コーヒーのアルミ缶などに入れて保管すると遮光もできて具合がよいです。お茶にするなら、乾かした実を炒って煮出します。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
強風で株が倒れた草丈が1mを超えるのに支えがない早めに株の周りを支柱で囲み、ひもを回す。土寄せもしておく
思ったほど収穫できない全ての実が同時に熟すわけではなく、未成熟の実が多い夏から秋にかけて、熟したものから順次穫っていく
発芽がそろわない種をそのまままいた一晩水に浸けてからまく
根腐れする水のやりすぎ水はけのよい土を使い、底に排水用の小石を敷く。土が乾いてから与える
保存中に傷む乾燥が不十分しっかり乾かしてから、遮光できる缶などに入れて保管する

主な病気と害虫

ハトムギの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 穀類/はとむぎ/精白粒

成分表に生の行が無いため、乾燥・精白した状態の値です。水分が抜けている分だけ濃く出るので、生の野菜の数字とそのまま比べられません。

エネルギー
353kcal
たんぱく質
12.5g
脂質
-g
炭水化物
-g
食物繊維総量
0.6g
カリウム
85mg
カルシウム
6mg
鉄
0.4mg
ビタミンK
(0)µg
葉酸
16µg
ビタミンC
(0)mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 01138)