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果菜類

キュウリ

開花から一週間ほどで穫れる、家庭菜園で最も収穫の早い野菜のひとつ。高温期は一日で3cm伸びるため採り遅れに注意。

夏・秋
ふつう
育てやすさ
向く
プランター
20〜30
生育適温
12品種
登録品種

Cucumis sativus原産 インド付近

きゅうり / 胡瓜ウリ科

栽培カレンダー

タネまき 3〜6月 / 植え付け 4〜7月 / 収穫 6〜9月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期です
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期です
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
植え付け
1月は植え付けの時期ではありません
2月は植え付けの時期ではありません
3月は植え付けの時期ではありません
4月は植え付けの時期です
5月は植え付けの時期です
6月は植え付けの時期です
7月は植え付けの時期です
8月は植え付けの時期ではありません
9月は植え付けの時期ではありません
10月は植え付けの時期ではありません
11月は植え付けの時期ではありません
12月は植え付けの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき
夏まき

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
春まき
夏まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
春まき
夏まき
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

キュウリの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

キュウリ栽培の前提

好む気候
温暖。低温にも高温にも強くない
原産地
インド北西部のヒマラヤ南麓
発芽までの日数
4〜5日(25〜30℃を保った場合)
生育適温
昼25〜28℃、夜13℃
育苗日数
30日前後。本葉2.5〜4枚の若苗で定植
定植できる気温
晩霜の心配がなく、最低気温10℃以上・最低地温15℃以上になってから
収穫までの日数
夏なら開花から約1週間
収穫の大きさ
長さ約20cm。14〜15cmのミニサイズで穫るのも味わいがある
仕立て方
立ち作りが一般的。地這いにするなら地這い品種を選ぶ

品種の選び方

最も多く作られているのは、長さ20cmほどで果皮が緑の白イボ系です。ほかに12〜15cmで穫るミニキュウリや、イボが多く皮がやわらかい四葉系があります。近年はイボがなく甘みの強い品種も出ています。表面につく白い粉(ブルーム)は、根がケイ酸を吸うことで自然に出るもので、本来キュウリが持っている性質です。店で見かけるつやのあるキュウリは、粉が出にくい台木に接いだものです。自分の根で育てるか、粉が出る台木の接ぎ木苗を選べば、粉のふいたキュウリが穫れます。キュウリは病気が多い野菜なので、家庭菜園では病害に強い品種を選ぶことが何より効きます。何度か作った畑では、つる割れ病を避けるためカボチャ台木の接ぎ木苗をおすすめします。薬剤散布を避けたい場合は、最初のまきつけから1〜1.5か月後にもう一度まき、穫れるようになったら古い株を片づけるという手もあります。

育て方の手順

  1. 種まき

    ポット(9cm)なら直径3cm・深さ1cmの穴に2〜3粒を離してまきます。箱まきなら幅2cm・深さ1cmの溝に1.5〜2cm間隔で種を横向きに並べます。どちらも5mmほど覆土して軽く押さえ、水をやります。発芽までは25〜30℃を保ってください。箱まきは濡らした新聞紙を発芽までかけておきます。

    覆土
    約5mm
    発芽までの温度
    25〜30℃
    種の間隔(箱まき)
    1.5〜2cm

    プランターの場合夏にまく場合は、苗床に白い寒冷紗をかけて日ざしを和らげます。地這い品種は気温が十分上がってから畑に直まきします。

  2. 間引きと育苗

    ポットまきは子葉が出たら2本、本葉1枚の頃に1本にします。箱まきは子葉が完全に開いたらポットに移します。育苗中は温度を徐々に下げ、定植前には20℃ほどにします。葉が隣と触れ合うようになったらポットの間隔を空けてください。定植の1週間前には寒冷紗を外し、外の条件に慣らします。

  3. 土づくり定植の2週間以上前

    苦土石灰を全面にまいて深く耕します。キュウリは保水性・排水性・通気性のすべてが要る野菜なので、ここでよくほぐしておきます。

    苦土石灰
    1㎡あたり約100g
  4. 元肥を入れる定植の1週間前

    堆肥と元肥を施してよく耕します。地温の確保と雑草抑えのため黒マルチを張るのがおすすめです。マルチは定植の7〜10日前までに張って地温を上げておくと、植えたあとの根の伸びが変わります。キュウリの根は酸素をよく要るので、畝は高めにしてください。病気を抑えるという意味でも高畝は効きます。元肥が多すぎると、穫り始めの実が短くくさび形の尻細りになりやすいので、量は守ってください。

    堆肥
    1㎡あたり約2kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり150〜200g
    元肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ200〜250g・リン酸200〜250g・カリ100〜150g
  5. 支柱を立てて定植晩霜が降りなくなり、最低気温10℃・最低地温15℃を超えてから

    一般地の露地なら5月上中旬、トンネルなら4月中下旬が目安です。立ち作りなら合掌式の支柱を50cm間隔でしっかり立てるか、ネットを張ります。支柱の脇のマルチに植え穴を空けて苗を植えます。活着の良し悪しがその後を決めるので、晴れた日の午前中に、鉢と植え穴の両方をあらかじめ十分に湿らせてから植えます。ポットから出すときは根を切らないよう気をつけてください。接ぎ木苗は、接いだ部分が土に触れないよう浅めに植えます。植えたあと保温キャップで苗を囲うと、初期の伸びがそろいます。育ちすぎた苗は根付きが悪くなるので、畑の準備が遅れないようにしてください。根付きが悪かったときは液肥や葉面散布で勢いを戻します。

    支柱の間隔
    50cm
  6. 誘引と整枝

    つるの伸びが非常に速いので、こまめに支柱やネットに誘引します。立ち作りでは株元から5〜6節までの雌花と子づるを早めに摘み取ります。この部分が茂ると病気が出やすく、実の穫り忘れも増えます。それより上の子づるは本葉2枚のすぐ上で摘芯します。親づるは支柱の高さ(160cmほど)で止めます。中段から上の孫づるは伸ばすままにし、隣の株とぶつかるようなら先を止めます。勢いのある先端を持つ枝を3〜4本は必ず残してください。下のほうから出る孫づるは、地面に着かないよう葉を1〜2枚残して止めます。地這い品種は親づるを本葉5〜6枚で摘芯し、子づるを4〜5本伸ばします。整枝と摘葉で光と風を株の中まで通すと、病気が出にくくなります。

  7. 水やり

    キュウリはとりわけ水を要る野菜です。雨まかせにせず、こまめに水をやってください。梅雨が明けると高温と乾燥で株の勢いが急に落ちるので、この時期は通路にも水を流します。株の勢いは本葉15〜18枚(8〜10節の花が咲く頃)で見ます。順調なら成長点が大きな葉に包まれて、いきいきしています。

  8. 収穫と追肥夏なら開花から約1週間。追肥は1本目を穫り始めた頃から7〜10日おき

    つるも実もあっという間に大きくなるので、適期を逃さず穫ってください。長さ20cmが目安ですが、14〜15cmで穫るとまた違う味わいです。大きくしすぎると皮が固くなって生では食べにくくなります。収穫が続くと畑の肥料も減るので、なり疲れを防ぐため定期的に追肥します。通路にまいてください。天候や風の影響で実の形が乱れたときは、思い切って不良果を摘み取ると株の勢いが戻ります。

    化成肥料
    1株あたり1握り(約50g)を通路に
    成分量で見る場合
    1回につき10㎡あたりチッソ成分で約30g
    液肥で与える場合
    10㎡あたりチッソ成分10〜15gを3〜4日に1回

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
収穫が急に止まる(なり疲れ)実を穫り続けて肥料が切れた。梅雨明け後の高温と乾燥でも急に落ちる7〜10日おきに追肥する。実は若採りして株の負担を減らす。水を切らさない
穫り始めの実が短く、先が細い(尻細り果)元肥が多すぎた元肥は規定量にとどめる。出てしまった不良果は摘み取って株の勢いを戻す
株ごとしおれて枯れる(つる割れ病)同じ畑でキュウリを繰り返し作ったカボチャ台木の接ぎ木苗を使う
葉に白い粉がふく(うどんこ病)乾燥条件で発生する整枝と摘葉で風通しを確保する。抵抗性のある品種を選ぶ
葉に斑点が広がる(べと病・炭そ病など)雨や多湿。土の跳ね上がりでも広がる高畝にし、マルチや敷きワラで跳ね上がりを防ぐ

主な病気と害虫

  • 病気べと病雨や多湿で出る
  • 病気褐斑病同じく多湿条件で発生する
  • 病気つる枯れ病多湿で出る。茎に病斑ができる
  • 病気炭そ病雨の跳ね上がりで広がる
  • 病気うどんこ病乾燥条件で出る。抵抗性品種がある
  • 害虫アブラムシウイルス病を媒介する
  • 害虫ダニ類乾燥すると増える。葉裏まで薬剤をかける

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/きゅうり/果実/生

エネルギー
13kcal
たんぱく質
0.7g
脂質
Trg
炭水化物
2.0g
食物繊維総量
1.1g
カリウム
200mg
カルシウム
26mg
0.3mg
ビタミンK
34µg
葉酸
25µg
ビタミンC
14mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06065

主な産地

2024年産 / 全国 502,900 t / 統計での作物名: きゅうり

  1. 宮崎県58,700 t11.7%
  2. 群馬県50,800 t10.1%
  3. 埼玉県40,400 t8.0%
  4. 福島県38,000 t7.6%
  5. 千葉県28,700 t5.7%
  6. 茨城県23,000 t4.6%
  7. 高知県21,700 t4.3%
  8. 佐賀県15,000 t3.0%
  9. 北海道14,400 t2.9%
  10. 熊本県13,600 t2.7%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

キュウリをよく買う地域

2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 6.7 kg / 統計での品目名: きゅうり

この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。

  1. 前橋市9.5 kg
  2. 山形市8.8 kg
  3. 福島市8.4 kg
  4. 横浜市8.3 kg
  5. 熊本市8.2 kg
  6. 宮崎市8.2 kg
  7. 相模原市8.2 kg
  8. さいたま市8.1 kg
  9. 新潟市8.1 kg
  10. 仙台市8.1 kg

少ない側(52市中の下位3市)

  1. 那覇市4.6 kg
  2. 津市5.1 kg
  3. 鳥取市5.3 kg

出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)

キュウリの品種

12品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。

同じウリ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。