果菜類
オクラ
アフリカ原産の高温性作物。真夏は開花から3日で穫り頃になり、遅れると急速に硬化する。莢長7〜8cmが目安。
- 夏・秋
- 旬
- やさしい
- 育てやすさ
- 向く
- プランター
- 22〜30℃
- 生育適温
- 5品種
- 登録品種
Abelmoschus esculentus ・ 原産 アフリカ北東部
おくら ・ アオイ科
栽培カレンダー
タネまき 4〜6月 / 植え付け 5〜7月 / 収穫 7〜10月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期です | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
地域別の作型
上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。
寒冷地東北・北海道・高冷地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
オクラの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
オクラ栽培の前提
- 生育適温
- 20〜30℃。アフリカ原産で暑さに強いが、10℃以下では生育が止まり落花も増える
- まける地温
- 最低地温15℃以上。10℃以下ではほとんど発芽しない
- 土のpH
- 6.0〜6.5。酸性土壌は適さない
- 土
- 直根性で吸肥力が強い。耕土が深く水はけのよい肥沃な畑が向く。過湿に弱い
- 水
- 乾きすぎると実の太りが悪くなり、莢がかたくなる
- 元肥
- 少なめに。草の勢いが強すぎるとよい実がつかない
- 畝と株間
- 畝幅70cm・高さ15〜20cmの2条植え、株間25cm
- 育苗日数
- 15〜20日、本葉2〜3枚が定植適期
- 収穫までの日数
- 開花から6月で7日、7月で4日、8月で3日
品種の選び方
オクラはサヤの断面で分かれ、市場の主流は五角ですが、丸や八角もあります。丸サヤの代表は沖縄を中心に作られている島オクラで、長くなってからでもやわらかいのが特長です。五角オクラは穫り遅れるとすぐ莢がかたくなるので、長さ7〜8cmで若どりします。丸オクラは15cmほどまで待てます。色は緑のほか赤や黄もあります。赤いオクラはゆでると緑に変わってしまいますが、果肉は緑のものよりやわらかいので生食に向きます。
育て方の手順
種を吸水させる
オクラの種は皮がかたいので、一晩水に浸けてからまくと発芽がそろいます。
土づくり定植・直まきの2週間以上前
苦土石灰をまいて耕します。酸性土壌では育たないので、pH6.0〜6.5に合わせます。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり約150g
元肥を入れて畝を作る定植・直まきの1週間前
堆肥と元肥を施してよく耕し、畝幅70cm・高さ15〜20cmの畝を作ります。保温と雑草防止のため黒ポリマルチを張ります。マルチは初期の地温を上げ、水分と肥料も保ってくれるのでぜひ使ってください。元肥は少なめにします。オクラは肥料を吸う力が強く、元肥が多いと草の勢いが強くなりすぎて、いぼのある実や曲がった実が出ます。追肥で勢いを調整する作物です。
- 堆肥
- 1㎡あたり約3kg
- 化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
- 1㎡あたり約100g(少なめに)
- 元肥を成分量で見る場合
- 10㎡あたりチッソ・リン酸・カリをそれぞれ100〜150g
種まき最低地温15℃以上になってから。一般地のマルチ栽培で5月上旬ごろ
ポリポット(9cm)でも直まきでも、直径4〜5cm・深さ1cmほどの穴に4〜5粒まき、1cmほど土をかけて軽く押さえ、水をやります。1か所に多めにまくのは、発芽しなかったときの穴を作らないためです。ポットまきは25〜30℃に保温します。地温が低いと発芽が悪いだけでなく、初期の伸びも遅くなり、苗立枯病も増えます。トンネルを使うなら4月上旬から可能です。
- まき穴
- 直径4〜5cm・深さ約1cm
- 1か所あたりの粒数
- 4〜5粒
- 保温(ポット)
- 25〜30℃
プランターの場合 — ポットで育てる場合、育苗日数は15〜20日、本葉2〜3枚が定植適期です。最低気温が15℃以上になってから、根鉢を崩さないように植えます。
間引き本葉2〜3枚のとき
生育のよい2〜3本を残し、他は根元をはさみで切ります。1か所に2〜3本立てておくと、株が暴れず実の質がそろいます。1本にする場合は本葉3〜4枚で決めてください。株間は25cmほどです。
追肥1番果を穫り始めた頃から10〜15日ごと
元肥を少なくしてある分、追肥で草の勢いを保ちます。7〜8月の収穫最盛期はとりわけ肥料切れに注意してください。株の状態は花の位置で分かります。咲いている花より上に葉が3枚以上開いていれば順調です。定期的に追肥して勢いを保つほど、長く穫り続けられます。
- 1回目
- 10㎡あたりチッソ成分で20〜30g
- 以降
- 速効性の肥料を10〜15日おきに
夏の水やり梅雨明け後
オクラは暑さにも乾燥にも強い作物ですが、水が足りないと莢の育ちが遅れ、かたくなって質が落ちます。梅雨明け後の盛夏はこまめに水をやってください。黒マルチや敷きワラも乾燥を防ぎます。
摘葉と支柱
収穫が始まったら、穫った節とそのすぐ下の葉1〜2枚を残して、それより下の葉は取り除きます。風通しがよくなって病気が減り、収穫作業も楽になります。実の緑も濃くなって質が上がります。側枝が出てきたらそのままにして構いません。強風で倒れやすいので支柱を立てておきます。
収穫開花から6月で7日、7月で4日、8月で3日
五角オクラは莢の長さ7〜8cm、丸オクラは15cmほどが目安です。五角オクラは穫り遅れるとすぐかたくなるので、若どりを心がけてください。夏場は3日で穫り頃になるので、こまめに畑を見ましょう。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 実が太らない・かたくなる | 乾燥 | 梅雨明け後はこまめに水をやる。マルチや敷きワラで乾きを防ぐ |
| 実にいぼが出る・曲がる | 元肥が多く、草の勢いが強すぎる | 元肥は少なめにし、追肥で調整する |
| 莢の中の実が育たない(すじが目立つ) | 株の勢いが落ちた。特にカメムシに吸われた場合 | 追肥で勢いを保ち、カメムシを防除する |
| 収穫が続かない | 肥料切れ | 10〜15日おきに追肥する。開花位置の上に葉が3枚以上あるかで判断する |
| 株が倒れる | 強風。背が高くなる作物 | 支柱を立てる |
| 苗が立ち枯れる・根にこぶができる | 連作によるネコブセンチュウや苗立枯病。地温が低いと立枯病が増える | 連作を避ける。最低地温15℃以上になってからまく |
主な病気と害虫
- 病気苗立枯病連作と低い地温で増える
- 害虫ネコブセンチュウ連作すると被害が出る
- 害虫カメムシ莢を吸って中の実の育ちを止める
このページの出典(複数の情報源を突き合わせています)
- オクラの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
- オクラ栽培マニュアル(タキイ種苗)
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/オクラ/果実/生
- エネルギー
- 26kcal
- たんぱく質
- 1.5g
- 脂質
- Trg
- 炭水化物
- 1.9g
- 食物繊維総量
- 5.0g
- カリウム
- 280mg
- カルシウム
- 92mg
- 鉄
- 0.5mg
- ビタミンK
- 66µg
- 葉酸
- 110µg
- ビタミンC
- 11mg
- 食塩相当量
- 0g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06032)