オクラの品種
赤オクラ
莢が赤紫色になるオクラ。アントシアニンによる色で、加熱すると緑に戻ってしまう。色を活かしたいなら、生のまま薄切りにしてサラダに使う。味と食感は普通のオクラと大きく変わらない。
あかおくら
「赤オクラ」は特定の品種名ではありません
オクラのうち、見た目や性質が近いものをまとめて呼ぶ名前にあたります。 この名前の種や苗は売っていないので、育てるときは具体的な品種名で探してください。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
この呼び名にあたる品種:ベニー
ほかの品種と何が違うのか
ゆでると赤紫が緑に戻る。色を使うなら生で切る。
この品種が生まれた理由
赤オクラの色はアントシアニンによるもので、熱で壊れる。ゆでた瞬間に緑になるので、驚かれることが多い。色が消えるのは品質の問題ではなく、色素の性質にあたる。生で食べられるオクラなので、薄切りにしてサラダに散らせば色が残る。
味と食感
味と食感は普通のオクラに近い。切るとぬめりが出る。生のまま薄切りにすると赤紫の断面が映える。
赤オクラを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどオクラに共通する基本はオクラのページを参照してください。
- オクラは1日で急に大きくなる。毎日見て、若いうちに穫る。
- 高温を好む。気温が上がりきる前に植えると生育が止まる。
- 収穫した節より下の葉は落としていく。風通しがよくなり、実の付きも続く。
- 赤い莢になるが、加熱すると色が抜けて緑になる。色を活かすなら生食にする。
プランター・家庭菜園で育てる
- 容量12L以上・深さ30cm以上の容器を使う。オクラは直根なので深さが要る。
- 赤い莢はゆでると緑に戻る。色を使うなら生で切る。
- 毎日見て若採りする。1日遅れると硬くなる。
収穫適期の見分け方
- 長さ7〜8cmで穫る。オクラは1日で硬くなるので毎日見る。
- 赤紫はゆでると緑に戻る。色を使うなら生で切る。
- 指で押して硬すぎたら穫り遅れにあたる。
保存と食べ方
生のサラダ、和えものが定番。加熱すると赤紫が緑になる。
よくある失敗
- 加熱すると色が抜ける。色を活かすなら生で使う。
- 穫り遅れると繊維が硬くなって食べられなくなる。硬くなった実は株の負担にもなるので、見つけたら取り除く。
地域別の作型
オクラの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: オクラの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
オクラの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期ではありません | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期です | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
オクラのほかの品種
7品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ五角オクラごかくおくら断面が五角形になるもっとも一般的なオクラ。スーパーに並ぶオクラのほとんどがこのタイプにあたる。莢長7〜8cmの若いうちに穫る。大きくすると繊維が硬くなって食べられなくなるので、穫り遅れに弱い。
- ベニータキイ種苗の赤オクラ。莢が紫紅色になる角形のオクラで、生のまま使うと彩りがよい。熱を加えると緑色に変わる。草勢が旺盛で作りやすく、家庭菜園にも向く。
- 丸オクラまるおくら沖縄県断面が丸く角がないオクラ。島オクラとも呼ばれ、沖縄で広く作られる。大きくなっても繊維が硬くなりにくいため、穫り遅れに強い。15cm程度まで大きくしても食べられる。五角オクラのように毎日見て穫る必要が薄い。
- ダビデの星だびでのほしイスラエル由来とされる大型のオクラ。莢が太く、輪切りにすると角のはっきりした星形になる。名前はその断面の形からきている。太くなってもやわらかく、穫り遅れに強い。1本が大きいので食べごたえがある。
- 八角オクラはっかくおくら断面が八角形になる大型のオクラ。五角オクラより角が多いぶん、輪切りにしたときの見た目が華やかになる。大型種で1本が大きく、太くなってもやわらかい系統が多い。角が多いと見た目は映えるが、角の部分は繊維が集まるので、大きくしすぎると硬さを感じやすい。
- アーリーファイブ断面が五角形になる極早生のオクラ。莢はつやのある濃緑で稜角がはっきり出る。莢の曲がりやイボ果が少なく、形のそろったものが穫れる。極早生なので早くから穫り始められる。売り場でよく見る五角オクラの、実際の品種名のひとつにあたる。
- ヘルシエ粘りが特に強い丸莢のオクラ。水溶性の食物繊維であるペクチンの量がアーリーファイブの2倍あり、粘りは従来の品種の3倍にあたる。果実はパステルグリーンで肉厚、肉質はやわらかい。粘りそのものを目的に選ぶ品種になる。