果菜類
ナス
インド原産で高温と水を好む。長ナス、丸ナス、米ナス、水ナスなど地方色が最も豊かな野菜のひとつ。夏に更新剪定すると秋まで穫れる。
- 旬
- 夏・秋
- 育てやすさ
- ふつう
- プランター
- 向く
- 生育適温
- 20〜30℃
- 登録品種
- 24品種
Solanum melongena ・ 原産 インド東部 ・ 出典: ウィキペディア日本語版
なす / 茄子 ・ ナス科
栽培カレンダー
タネまき 2〜4月 / 植え付け 4〜6月 / 収穫 6〜10月
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期です | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 植え付け | 1月は植え付けの時期ではありません | 2月は植え付けの時期ではありません | 3月は植え付けの時期ではありません | 4月は植え付けの時期です | 5月は植え付けの時期です | 6月は植え付けの時期です | 7月は植え付けの時期ではありません | 8月は植え付けの時期ではありません | 9月は植え付けの時期ではありません | 10月は植え付けの時期ではありません | 11月は植え付けの時期ではありません | 12月は植え付けの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
地域別の作型
上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。
寒冷地東北・北海道・高冷地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ナスの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
ナスの育て方
土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。
ナス栽培の前提
- 好む環境
- 高温性。夏の暑さによく耐え、雨にも比較的強い
- 水
- 「ナスは水で育つ」。水が切れると収量が落ち、実のツヤも消える
- 土
- 水分が多く、耕土が深い肥沃な畑。日当たりがよいほど収量が上がる
- 連作
- 特に嫌う。ナス科を3〜4年作っていない畑を選ぶ
- 育苗日数
- 種まきから60〜80日
- 定植適期の苗
- 本葉7〜8枚。1番花のつぼみがふくらんで紫色になり始めた頃
- 定植できる気温
- 晩霜の心配がなく、最低気温10℃以上・最低地温15℃以上になってから
- 収穫までの日数
- 開花から15〜20日前後
品種の選び方
ナスは大きさと形の幅が広い野菜です。大長・大丸・卵形から小丸まであり、果形も長形、中長形、卵形、丸形とさまざまです。大長ナスには40〜50cmになるものもあります。皮の色も濃い紫だけでなく白や緑があります。地方品種が多く残っている野菜でもあるので、地元のものを作ってみる楽しみもあります。土壌病害が出た畑で作り直す場合や、保温が難しい場合は、接ぎ木苗を買うほうが確実です。
育て方の手順
種まきと育苗定植の60〜80日前
箱に深さ1cmの溝を8cm間隔で作り、5mm間隔でまいて5mmほど覆土します。水をやったら夜25℃・昼30℃で保温します。適温を保てば5〜7日で発芽します。発芽後は夜温を20℃ほどに下げ、込んできたら1〜2cm間隔に間引きます。本葉2枚で12〜15cmのポットに移し、夜温15℃で本葉7〜8枚まで育てます。
- 発芽までの日数
- 5〜7日(適温を保った場合)
- 発芽までの温度
- 夜25℃・昼30℃
- 発芽後の夜温
- 約20℃
- 移植後の夜温
- 約15℃
プランターの場合 — 苗を買う場合、売られているのは9cmポットの若苗(本葉6〜7枚)が多いので、12〜15cmのポットに植え替えて1番花が咲く直前まで手元で育てます。小さなポットのままだと根が巻いてしまい、植えてからも勢いが出ません。
土づくり定植の2週間以上前
苦土石灰をまいてよく耕します。ナスは根を深く張るので、耕土を深くしておくほど後が楽になります。
- 苦土石灰
- 1㎡あたり約150g
元肥を入れる定植の1週間前
堆肥と元肥を施して、もう一度耕します。ナスは長く穫り続ける野菜なので、元肥をしっかり入れておきます。肥料を好む野菜なので、効き目が長く続くタイプの肥料を使うと後半が楽になります。
- 堆肥
- 1㎡あたり3〜4kg
- 化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
- 1㎡あたり約150g
- 過リン酸石灰
- 1㎡あたり約30g
- 元肥を成分量で見る場合
- 10㎡あたりチッソ・リン酸・カリとも200〜300g
畝立てマルチは定植の7〜10日前まで
畝幅70cmほどの1条植えにすると管理しやすくなります。地温を上げるため黒色のポリマルチを張ります。早めに張って地温を確保しておくと、植えたあとの根の伸びがよくなります。土が乾いているときは水をやっておきます。
- 畝幅
- 約70cm(1条植え)
定植晩霜の恐れがなくなり、最低気温10℃・最低地温15℃を超えてから
一般地の露地なら5月上中旬、トンネルなら4月中下旬が目安です。1番花のつぼみがふくらんで紫色になり始めた苗が適期で、つぼみが小さい若苗だと後で茂りすぎ、1番花が咲き終わった老化苗だと根付きが悪くなります。根鉢が畝の面より2〜3cm高くなるよう浅く植えます。活着の良し悪しがその後を決めるので、晴れた日の午前中に、鉢と植え穴の両方にたっぷり水を含ませてから植えてください。接ぎ木苗は接いだ部分を土に埋めないようにします。支柱を立てて誘引し、害虫を防ぐため浸透移行性の殺虫剤を株元にまいておきます。根付きが悪かったときは、薄い液肥を数回与えるか1番果を早めに摘み取って株の力を戻します。
- 植え方
- 根鉢が畝面より2〜3cm高くなる浅植え
- 殺虫剤
- 1株あたり約2g を株元に
1〜3番果を確実に着ける定植後から6月上旬ごろ
株の勢いを落ち着かせるには、まず1番花に実を着けることが要ります。ところがこの時期はまだ夜が冷えて自然には着果しにくいので、3〜5番花くらいまでは着果促進剤(ホルモン処理)を使うと確実です。1〜3番果が順調に着くと株の勢いが落ち着き、以降は処理をしなくても実が着くようになります。
整枝(3本仕立て)
1番花の下から勢いよく伸びた側枝を2本残し、主枝と合わせた3本仕立てにします。株元近くから出た枝と、主枝・側枝に出るわき芽は取り除きます。残した側枝にも必ず支柱を添えてください。細い枝を間引く程度にとどめて枝数をある程度残すと、花の数が増えて収量が上がります。収穫のたびに枝を切り戻していく方法もあります。実を着けた枝の先を葉1枚残して止め、収穫のときに元に近いわき芽を1つ残して切り戻す、というやり方です。株にかかる負担が少なく、後半まで勢いが続きます。
追肥1番果の収穫時から、10〜14日おき
マルチのすそを上げ、畝の両側の肩に肥料をまいて土と混ざるよう軽く耕し、マルチを戻します。両側とも同じように施します。ナスは肥切れと水切れの両方に弱いので、間隔を空けすぎないでください。株の勢いを見て間隔を詰めたり空けたりします。液肥を水やり代わりに5〜10日おきに与える方法もあります。
- 化成肥料(8-8-8)
- 4株あたり約50g(片側2mぶん)
- 成分量で見る場合
- 1回目は10㎡あたりチッソ成分で30g
- 液肥で与える場合
- 10㎡あたりチッソ成分で10g
夏の水やりと敷きワラ梅雨明け後
梅雨が明けてからの高温と乾燥はナスが最も苦手とする条件です。敷きワラや刈草を株元に敷いて、地温の上がりすぎと畝の乾きをやわらげます。乾いたときは畝の間にたっぷり水を流します。畝間かん水は夕方に行い、翌朝には水が残っていない状態にしてください。残っていると根が傷みます。
更新剪定(秋ナスを穫るために)7月中旬〜8月上旬
真夏は暑さと乾燥で実の質が落ちます。ここで枝を切り戻して新しい枝を出させると、秋にもう一度質のよいナスが穫れます。各主枝を、勢いのある芽が残るように3分の1から2分の1の長さまで切り戻します。時期が遅くなるほど切り戻しは浅めにしてください。剪定のあとは追肥と水やりを十分に行い、乾燥防止に刈草や稲ワラを足します。半月ほどで力のある花が咲き、1か月後には収穫が始まります。
収穫開花から15〜20日前後
1〜3番果や実が多くついたときは若採りして株の負担を軽くすると、その後の伸びと着果がよくなります。朝の涼しいうちに穫ると日もちします。
よくある失敗と防ぎ方
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 実にツヤがなくなる | 水が足りない | 乾かさない。敷きワラをして畝間にかん水する。乾燥するとハダニの被害も増える |
| 株が急にしおれて枯れる(青枯病・半身萎凋病) | ナス科の連作による土壌病害 | 3〜4年ナス科を作っていない畑を選ぶ。出た畑では接ぎ木苗を使う。発病株は抜いて処分する |
| 花が落ちて実が着かない | 定植直後で夜温が低い。または株の勢いが強すぎて茂りすぎている | 3〜5番花までは着果促進剤を使う。若すぎる苗の定植を避け、元肥を規定量にとどめる |
| 収穫が続かない | 肥切れ、または実をつけすぎて株が疲れた | 10〜14日おきに追肥する。1〜3番果は若採りして負担を減らす |
| 真夏に実の質が落ちる(成り疲れ) | 枝が茂りすぎ、暑さと乾燥が重なった | 7月中旬〜8月上旬に更新剪定をして、追肥と水やりで新しい枝を出させる |
| 葉がかすれたように色が抜ける | ハダニ類。乾燥すると増える | 水を切らさず、早めに防除する |
| 実が太らず、花も小さくなってきた | 草勢が落ちている。ナスは長く穫るぶん株が疲れやすい | 花を見れば分かる。健全な株は花柱(雌しべ)がやく(雄しべ)の上に出ている。出ていなければ追肥とかん水を増やす。高温乾燥期は毎日かん水する |
主な病気と害虫
- 病気青枯病土壌病害。治せないので抜いて処分する
- 病気半身萎凋病同じく土壌病害。株の片側から萎れる
- 害虫アブラムシウイルス病を媒介する
- 害虫ハダニ乾燥すると急増する。水切れを起こさないことが予防になる
- 害虫ミナミキイロアザミウマ早期に見つけて防除する
ナスの育て方の出典
ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。
- ナスの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信
- ナス栽培マニュアルタキイ種苗
- ナス 長い期間の収穫を楽しむ(あなたもチャレンジ!家庭菜園)JAあつぎ
栄養成分
可食部100gあたり / 野菜類/(なす類)/なす/果実/生
- エネルギー
- 18kcal
- たんぱく質
- 0.7g
- 脂質
- Trg
- 炭水化物
- 2.6g
- 食物繊維総量
- 2.2g
- カリウム
- 220mg
- カルシウム
- 18mg
- 鉄
- 0.3mg
- ビタミンK
- 10µg
- 葉酸
- 32µg
- ビタミンC
- 4mg
- 食塩相当量
- 0g
「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 06191)
ナスをよく買う地域
2023年(令和5年)~2025年(令和7年)平均 / 全国平均 4.0 kg / 統計での品目名: なす
この数字は1人当たりではありません。二人以上の世帯1世帯あたりが1年間に買った量です。調べているのは都道府県全体ではなく、 県庁所在市と政令指定都市の52市。 買った量なので、自分で育てて食べた分や、外食で食べた分は入っていません。
少ない側(52市中の下位3市)
出典: 家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(総務省統計局)
ナスの品種
24品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。
- 寺島ナスてらしまなす東京都ふつうのナスよりやや小ぶりで、皮が硬く肉質がしっかりしている。ほかの品種より早く穫れる。蔓細千成(つるぼそせんなり)ナスとも呼ばれる。
- 鳥飼茄子とりかいなす大阪府丸なすで、やや下ぶくれの形になる。皮がやわらかく、独特の甘味がある。収穫は7月から9月にあたる。
- 千両二号せんりょうにごうタキイ種苗の夏秋ナスを代表する長卵形品種。トンネルから夏秋どりまで幅広い作型に対応し、品質と栽培のしやすさで長く定評がある。果色は濃黒紫色でつやがよく、果ぞろいがそろう。果皮がやわらかいので、焼く・煮る・炒めるとどの調理にも使える。草勢が旺盛でスタミナがあり、果実の肥大が早い。長期栽培でも生産が安定して多収になる。病気にも強く、プランターでも手軽に作れるため、家庭菜園でナスを育てるときの標準といえる品種。
- 長ナスながなす果実が細長く伸びるタイプのナスの総称で、九州から西日本にかけて主流になっている。東日本で一般的な長卵形(千両など)に比べて皮がやわらかく、加熱すると早くとろける。焼きナスや煮浸しのように、皮ごと火を通して食べる料理に向く。仙台長なす、博多長なすなど、地域ごとに固有の系統がある。
- 米ナスべいなすアメリカ由来の系統をもとにした大型のナス。日本の一般的なナスはヘタが黒紫色だが、米ナスはヘタが緑色なので見分けやすい。果実は太く大きく、果肉が厚くて締まっている。加熱しても形が崩れにくいため、厚切りにしてステーキや田楽、グラタンなどに使われる。生育期間が長めで、収穫までに要する積算温度も普通のナスより多い。
- 水ナスみずなす大阪府なにわの伝統野菜大阪府泉州地域の特産で、なにわの伝統野菜に指定されている。普通のナスより丸みを帯びた形で、名前のとおり水分を非常に多く含む。アクがほとんど無いため、生のまま食べられるという、ナスとしては例外的な性質を持つ。皮がやわらかく、ほのかな甘みがある。浅漬けやぬか漬けにするのが定番で、泉州水なすの浅漬けは大阪の郷土料理として知られる。
- 賀茂ナスかもなす京都府京の伝統野菜京の伝統野菜であり京のブランド産品でもある、京都を代表する丸ナス。直径10cmを超える大きな球形で、ずっしりとした重みがある。皮は薄くやわらかい一方、果肉は緻密でしっかり締まっており、加熱しても形が崩れない。この身の締まりが、油との相性のよさと合わさって「賀茂なすの田楽」という郷土料理を生んだ。ナスの女王とも呼ばれる。
- 竜馬りょうまナスの品種として登録されているが、育成元が公開している品種特性を確認できていない。果形・果重・耐病性はここでは記載しない。確認でき次第あらためて追記する。
- 十全なすじゅうぜんなす新潟県新潟県の在来丸なす。皮がやわらかく、浅漬けにすると独特の歯切れになる。
- 山科なすやましななす京都府京の伝統野菜京の伝統野菜のひとつ。皮が薄く果肉がやわらかい卵形のなすで、焼きなすや煮物に向く。皮の薄さが持ち味だが、そのぶん傷つきやすく日持ちしないため、流通に乗りにくく生産量が限られている。
- 民田なすみんでんなす山形県直径3〜4cmの小丸なす。実が締まっていて、からし漬けや粕漬けにされる。松尾芭蕉が句に詠んだと伝わる。
- 佐土原なすさどわらなす宮崎県宮崎県佐土原の在来なす。淡い紫色の長卵形で、加熱するととろけるようにやわらかくなる。
- 白ナスしろなすアントシアニンを持たないため皮が白いなす。加熱すると強いとろみが出るのが最大の特徴で、焼きなすや天ぷらにすると独特のねっとりした食感になる。皮はやや硬いので、料理によっては皮をむく。
- 真黒なすしんくろなす明治期から作られてきた在来の中長なす。艶のある黒紫色で、皮がやわらかい。現在広く使われている長卵形品種の元をたどるとこの系統に行き着くとされる。
- 仙台長なすせんだいながなす宮城県宮城県で作られてきた、長さ10cmほどの小ぶりな長なす。皮が薄く実が締まっているため、浅漬けにすると歯切れがよい。名前は「長なす」だが、西日本の長なす(20cm以上になる系統)とはまったく大きさが違う。
- 会津丸茄子あいづまるなす福島県直径6〜8cmの丸なす。皮が硬めで実がしっかり詰まっており、漬物にすると独特の歯ごたえが残る。
- ていざなす長野県長さ20cm以上、重さ400gを超える大型のなす。皮も果肉もやわらかく、焼きなすにするととろける。
- 杉谷なすびすぎたになすび滋賀県ヘタの近くがくびれた独特の形をした在来なす。実が締まっていて、田楽や煮物にすると形が崩れにくい。
- 萩たまげなすはぎたまげなす山口県1個500gを超える大型の丸なす。あまりの大きさに驚く(たまげる)ことが名の由来とされる。果肉が緻密でやわらかい。
- 式部しきぶ長卵形の中長なす。皮がやわらかく、焼きなすや炒め物に向く。
- 焼きナス用長なすやきなすようながなす皮がむきやすく、加熱するととろける長なす系統の総称。焼きなすは皮を焦がしてむく調理なので、皮離れのよさがそのまま扱いやすさになる。
- 博多長なすはかたながなす福岡県福岡県で作られてきた長なす。長さ25cm以上になり、皮も果肉もやわらかい。西日本で主流の長なすのなかでも特に長く伸びる系統にあたる。
- 小森なすこもりなす小ぶりの丸なす。実が締まっていて漬物に向く。小さいまま穫って丸ごと漬けるのが前提の品種。
- 赤ナスあかなす熊本県熊本県で作られてきた淡い赤紫色の大型なす。肥後赤なすとも呼ばれる。加熱するとやわらかくなり、煮物に使われる。黒紫のナスに見慣れていると色の違いに驚くが、これがこの品種本来の色になる。
