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豆類

エダマメ

大豆の未熟豆。穫り遅れると急速に味が落ち、適期は3〜5日しかない。収穫後も鮮度低下が早いので、穫ったらすぐ茹でる。

夏・秋
やさしい
育てやすさ
向く
プランター
18〜28
生育適温
6品種
登録品種

Glycine max原産 中国

えだまめ / 枝豆マメ科

栽培カレンダー

タネまき 4〜7月 / 植え付け / 収穫 7〜9月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期です
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期です
7月はタネまきの時期です
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期です
8月は収穫の時期です
9月は収穫の時期です
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
作型

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
作型

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
作型
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

エダマメの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

エダマメ栽培の前提

好む気候
温暖からやや冷涼。定植は晩霜が去ってから
日当たりがよく、有機質を含んだ保水力のある土
肥料
根粒菌が窒素を供給するため、窒素肥料は他の野菜より少なく
連作
嫌う。一度作ったら2〜3年空ける
発芽適温
25〜30℃。15℃では遅れ、10℃以下ではほとんど発芽せず種が腐る
生育適温
20〜25℃。昼夜の温度差があるとよい
発芽までの日数
4〜6日
まける地温
最低地温15℃以上。一般地では晩霜が去る5月上旬ごろ
株間
早生20〜25cm、中生・晩生25〜30cm
種まきから収穫まで
極早生80〜90日、早生・中生90〜110日
収穫の適期幅
わずか3〜7日

品種の選び方

エダマメは莢の毛の色で白毛と茶毛に、種皮の色で茶豆・黒豆・一般種(緑豆)に分かれます。黒豆系は丹波黒大豆に代表されるように粒が大きく、甘みが強くて最もおいしいと言われます。近ごろは独特の風味がある茶豆にも人気があります。品種選びで肝心なのは、まく時期に熟期を合わせることです。エダマメは温度と日長への反応で、春にまいて夏に穫る夏ダイズ型(早生種)、夏にまいて秋に穫る秋ダイズ型(晩生種)、その中間型に分かれます。夏ダイズ型は温度に敏感で日長にはあまり反応せず、秋ダイズ型は日が短くなると花が咲いて実が入ります。4〜5月まきなら早生種、5〜6月なら中生種、6〜7月なら晩生種というのが目安です。晩生種を早くまくと茎葉ばかり茂って莢が着きません。地方品種も多く残っているので、地元のものを作ってみるのもおすすめです。なお、エダマメは大豆を未熟なうちに穫ったもので、完熟させれば大豆になります。

育て方の手順

  1. 土づくり直まき・定植の2週間以上前

    苦土石灰を全面にまいて深く耕します。根は浅く張るので、表層をよくほぐしておくことが効きます。

    苦土石灰
    1㎡あたり100〜150g
  2. 元肥を入れて畝を作る直まき・定植の1週間前

    堆肥と元肥を施して耕し、畝を立てます。エダマメの根には空気中の窒素を取り込む根粒菌がつき、根から吸う窒素の3〜5割をこの菌に頼っています。根粒菌は花が咲いたあとに最も増えて、生育の後半に窒素を供給してくれます。だから窒素肥料は他の野菜より控えめで足ります。ただし初期の土に窒素がまったく無いと根粒菌そのものが少なくなるので、ゼロにはしないでください。リン酸が十分にあると根粒菌が着きやすくなるので、リン酸は多めにします。初期の地温を上げ、水分と肥料を保てるので、ポリマルチはぜひ使ってください。

    堆肥
    1㎡あたり約1kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり80〜100g
    過リン酸石灰
    1㎡あたり約50g
    元肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ60〜70g・リン酸120〜150g・カリ100g。肥沃な畑ではチッソを50gに減らす
  3. 種まき

    直まきでもポット(6〜9cm)でも、直径4〜5cm・深さ2cmほどの穴に3〜4粒をまき、種の2〜3倍(1〜2cm)の厚さに覆土します。1か所に複数まくのは、発芽しなかったときの穴を作らないためです。ハトなどに食べられやすいので、ポットにまくか、直まきなら初生葉が出るまでネットをかけてください。地温が低いと発芽に時間がかかり、その間に種が腐ります。最低地温15℃を確かめてからまいてください。

    まき穴
    直径4〜5cm・深さ約2cm
    1か所あたりの粒数
    3〜4粒
    覆土
    種の2〜3倍(約1〜2cm)

    プランターの場合ポットで育てる場合は育苗日数20〜25日、本葉1〜2枚が定植適期です。最低気温が10℃以上になってから、根鉢を崩さないように植えます。4月に植えるならトンネルが要ります。

  4. 間引きと定植本葉2枚くらいまで

    子葉が開き始めた頃から本葉2枚までに、1〜2本立ちにします。育ちのよい株を残し、抜くのではなく根元をはさみで切ると、残す株の根を傷めません。ポットまきは初生葉が展開したら(種まきから10〜15日)定植します。生育が早いので作業が遅れないようにしてください。

  5. 摘芯(茂りすぎる場合)本葉5〜6枚のとき

    晩生種を作る場合や、畑が肥えていて茎葉が伸びすぎそうなときは、本葉5〜6枚で先を摘みます。草丈が低くなって倒れにくくなるうえ、わき芽が伸びて側枝にも莢が着くので収量が増えます。

  6. 追肥と土寄せ土寄せは開花が始まる頃までに終える

    間引いたあと株元に土を寄せ、草丈30cmほどになった頃にもう一度寄せます。土寄せは倒れるのを防ぎ、根の張りもよくします。追肥は生育が順調なら要りません。ただし花が咲いてから実が太るまでの間に肥料が切れると、つぼみや花が落ち、実の入りも莢の色も悪くなります。株の勢いが弱いようなら追肥してください。水やりを兼ねて液肥を与えると効きがよくなります。土が乾くときはマルチや敷きワラも効きます。

    化成肥料(8-8-8)
    1㎡あたり約50g(必要なときのみ)
    成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ成分で20〜30g
  7. 開花期の水やり開花前から実が太るまで

    3粒莢の割合を増やすには、この時期に乾かさないことが効きます。開花より前の水やりは枝分かれと節の数を増やすため、開花して莢が着く時期の水やりは花や莢が落ちるのを防ぐためです。目的が違うので、どちらも欠かせません。

  8. 収穫極早生80〜90日、早生・中生90〜110日

    適期の幅は3〜5日しかありません。莢の大半がふくらんで濃い緑でつやがあり、株の上と下にわずかに未熟な莢が残っているくらいが穫り頃です。指で押すと豆が飛び出すようになれば穫れます。株ごと引き抜くか、熟した莢からはさみで切り取ってください。莢が黄色くなり始めると実がかたくなり、風味が落ちます。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
花は咲くが実が入らない水不足、肥料不足、低温または高温による受精不良、日照不足。窒素が多すぎて茎ばかり伸びた場合も花数が減る開花期に乾かさない。元肥の窒素を控えめにする。夏の高温期は受粉が悪く落花も増えるので、その時期に開花が重ならないようまき時を選ぶ
莢は着くのに実が太らないカメムシやサヤタマバエの加害発生を見つけたら早めに防除する
実入りが悪い夏の乾燥。根が浅いので土の乾きに弱いマルチや敷きワラで水分を保ち、乾くときは水をやる
風味がなくなり実がかたい収穫が遅れた。適期は3〜5日しかない莢が黄色くなる前に穫る。莢のふくらみとつやで判断する
種が発芽せず腐る地温が低いうちにまいた。10℃以下ではほとんど発芽しない最低地温15℃以上を確かめてからまく。マルチで地温を上げる
発芽してすぐ食べられるハトなどの鳥害ポットにまくか、初生葉が出るまでネットをかける
株が倒れる土寄せが足りない。または茎葉が伸びすぎた開花が始まる頃までに2回土寄せする。茂りすぎるなら本葉5〜6枚で摘芯する

主な病気と害虫

  • 害虫アブラムシまき穴や植え穴に浸透移行性の殺虫剤を入れておくと予防できる
  • 害虫マメシンクイガ莢に食い入る。発生期に防除する
  • 害虫カメムシ莢が小さいうちから肥大中まで加害する。莢は着くのに実が入らない原因になる
  • 害虫サヤタマバエ同じく莢を加害して実の入りを悪くする

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/えだまめ/生

エネルギー
125kcal
たんぱく質
10.3g
脂質
5.7g
炭水化物
4.7g
食物繊維総量
5.0g
カリウム
590mg
カルシウム
58mg
2.7mg
ビタミンK
30µg
葉酸
320µg
ビタミンC
27mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06015

主な産地

2024年産 / 全国 58,200 t / 統計での作物名: えだまめ

  1. 北海道7,290 t12.5%
  2. 群馬県6,340 t10.9%
  3. 千葉県5,670 t9.7%
  4. 埼玉県5,140 t8.8%
  5. 秋田県4,050 t7.0%
  6. 山形県3,700 t6.4%
  7. 新潟県3,500 t6.0%
  8. 神奈川県2,720 t4.7%
  9. 兵庫県1,740 t3.0%
  10. 宮城県1,200 t2.1%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

同じマメ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。