エダマメの品種
湯あがり娘
カネコ種苗の中早生エダマメ。茶豆特有の甘みと香りを持ちながら、毛は白く豆は緑色になる。莢が大きく莢はじけが少なく、3粒莢の率が高い。ショ糖の含量が高いことが食味のよさにつながっている。播種後85日程度の中早生種で、トンネル早穫りから露地の抑制まで幅広い作型に使える。
ゆあがりむすめ
茶豆の甘みと香りを持ちながら、莢が緑で毛が白いので見た目が地味にならない。3粒莢の率が高く、家庭菜園でも食べごたえのある量が穫れる。
ほかの品種と何が違うのか
茶豆の香りを持ちながら、莢は緑で毛が白い。味と見た目を両立している。
この品種の要点
- 熟期
- 中早生
- 種まきから収穫まで
- 約85日
- 育成元
- カネコ種苗
この品種が生まれた理由
枝豆の中でも茶豆は香りと甘みが強いが、莢の毛が茶色く見た目が地味になる。湯あがり娘は茶豆の風味を持ちながら毛が白く豆も緑なので、味と見た目の両方が取れる。家庭菜園でも直売でもよく使われるのはそのためにあたる。
味と食感
茶豆特有の甘い香りとうまみがある。ショ糖の含量が高く、噛んだときの甘みがはっきりする。3粒莢が多いので、莢あたりの食べごたえがある。
湯あがり娘を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどエダマメに共通する基本はエダマメのページを参照してください。
- 播種後85日程度が目安。トンネル早穫りから露地の抑制まで作型の幅が広い。
- マメ科なので根粒菌が窒素を作る。肥料をやりすぎるとつるぼけして莢がつかない。
- カメムシが莢を吸うと実が入らない。莢がふくらみ始めたら防虫ネットをかけると被害が減る。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深型のプランターで作れる。株が倒れやすいので土寄せするか支柱を立てる。
- 莢がふくらむ時期に水を切らすと実が入らない。夏場は毎日水をやる。
- 肥料は控えめにする。マメ科は自分で窒素を作る。
収穫適期の見分け方
- 莢がぷっくりふくらみ、指で押すと豆が飛び出しそうになったら穫りどき。
- 穫りどきの幅は数日しかない。毎日見る。
保存と食べ方
茶豆の香りを持ちながら莢は緑にあたる。穫ったらすぐゆでる。時間が経つと香りが落ちる。ゆでてから冷凍すれば風味を保てる。
よくある失敗
- 枝豆は収穫した瞬間から糖が落ちていく。穫ったらすぐゆでるのがいちばんおいしい。
- 穫り遅れると豆が硬くなり甘みが落ちる。少し早いくらいで穫る。
地域別の作型
エダマメの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 作型 |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 作型 |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作型 |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: エダマメの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
エダマメの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期です | 8月は収穫の時期です | 9月は収穫の時期です | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
エダマメのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 丹波黒大豆枝豆たんばくろまめえだまめ兵庫県兵庫県の丹波地方で作られる黒大豆を、未熟なうちに枝豆として穫るもの。晩生種で、枝豆として穫れるのは10月の一時期だけになる。粒が非常に大きく、濃厚なコクがある。そのまま完熟させれば正月の黒豆になる。
- だだちゃ豆だだちゃまめ山形県山形県鶴岡市の在来茶豆。莢に茶色い産毛があり、莢の見た目は地味で、実の入りもまばらに見える。ところがゆでると強い甘い香りが立ち、うまみが濃い。「だだちゃ」は庄内地方の言葉で「お父さん」を指すとされる。鶴岡市周辺で作られたものだけがこの名前で出回る。
- あけぼの大豆あけぼのだいず山梨県山梨県身延町の在来大豆。粒が非常に大きく、普通の大豆の1.5倍ほどになるとされる。晩生種で、枝豆として穫れる期間は10月の3週間ほどに限られ、その時期だけ地元で出回る。栽培できる地域も限られており、流通量は少ない。
- サッポロミドリ早生の白毛枝豆。莢の付きがよく、作りやすいので家庭菜園の定番になっている。早生種なので播種から収穫までが短く、夏の早い時期に穫れる。味は標準的な白毛枝豆にあたり、茶豆のような強い香りはないが、素直な甘みがある。
- 快豆黒頭巾かいとうくろずきんタキイ種苗の黒エダマメ。播種後およそ80日で穫れる中早生種。黒豆特有の甘みとコクがあり食味にすぐれる。花は白く、毛は薄い茶色。莢は中〜大で、2〜3粒莢の率が高い。草丈が低く作りやすいので、家庭菜園や直売向けに向く。