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豆類

スナップエンドウ

莢ごと食べるエンドウ。秋に播いて越冬させるのが基本で、早播きしすぎると冬前に伸びて寒害を受ける。

ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
10〜22
生育適温
2品種
登録品種

Pisum sativum原産 中央アジア〜中近東

すなっぷえんどうマメ科

栽培カレンダー

タネまき 10〜11月 / 植え付け / 収穫 4〜5月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期です
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期です
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
秋まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
秋まき
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

スナップエンドウの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

スナップエンドウ栽培の前提

発芽適温
18〜20℃。4℃以上で発芽が始まり、10℃程度でも発芽率は比較的高い
生育適温
12〜20℃。25℃以上になると勢いが急に落ちて枯れ上がる
耐寒性
本葉2〜3枚が最も強く、幼苗はマイナス7℃にも耐える。株が大きくなると失われる
越冬時の草丈
10cmほどが理想。大きすぎると寒害を受ける
土のpH
酸性に特に弱い。苦土石灰を十分に施す
連作
大変嫌う。3〜4年以上エンドウを作っていない場所を選ぶ
発芽までの日数
適温なら5日ほど。低温期は6〜10日
まき時(一般地の露地)
10月中旬〜11月中旬

品種の選び方

エンドウはサヤごと食べるサヤエンドウ、サヤと豆を一緒に食べるスナップエンドウ、豆だけを食べる実エンドウに分かれます。仕立て方でもつるあり種とつるなし種があり、つるあり種は1.5〜2mの支柱が要ります。エンドウは一部の品種を除いて、生育の初期に一定の低温に当たらないと花芽ができません。そのため秋まき春どりが基本になります。まき時は、開花から収穫までがなるべく長く適温にあたるよう逆算して決めてください。早すぎると厳冬期までに育ちすぎて寒害を受け、遅すぎると収穫期に初夏の高温(25℃以上)が来て、つるが急に枯れ上がって収穫期間が短くなります。

育て方の手順

  1. 畑を選ぶ

    最低3〜4年エンドウを作っていない畑を選びます。エンドウは連作を大変嫌う作物です。

  2. 土づくり種まきの2週間以上前

    苦土石灰を全面にまいてよく耕します。酸性土壌に特に弱いので、石灰は多めに施してください。

    苦土石灰
    1㎡あたり150〜200g
  3. 元肥を入れて畝を作る種まきの1週間以上前

    完熟堆肥と元肥を施して再度耕し、畝を作ります。根は過湿に弱く根腐れを起こすので、水はけの悪いところは高畝にします。元肥には効き目の長い有機質肥料を使うとよく育ちます。マルチは雑草を抑え、水分と肥料を保ってくれるのでぜひ使ってください。

    完熟堆肥
    1㎡あたり約1.5kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約50g
    過リン酸石灰
    1㎡あたり約30g
    元肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ70〜100g・リン酸100〜150g・カリ100〜150g。実エンドウは期間が長いのでチッソ120g程度
  4. 種まき

    ビンの底などで深さ3cmほどの穴を作り、1穴に3〜5粒まいて2cmほど土をかけます。1か所に複数まくのは、発芽しなかったときの穴を作らないためです。乾かないようしっかり水をやってください。エンドウをはじめマメ類の種は、水に浸けてからまかないでください。急に水を吸って種皮が破れ、かえって発芽を損ねます。まいたあとは鳥に狙われるので、不織布をべたがけするか防鳥テープを張っておきます。

    まき穴の深さ
    約3cm
    1か所あたりの粒数
    3〜5粒
    覆土
    約2cm

    プランターの場合ポットで育てる場合は6cmポットにまき、育苗約30日、本葉3〜4枚が定植適期です。大きくしてから植えると根付きが悪くなるので、根鉢を崩さないように植えてください。

  5. 間引き本葉2〜3枚のとき

    込み合ったところと生育の悪い苗を抜いて1〜2本立ちにします。抜くのではなく根元をはさみで切ると、残す株の根を傷めません。

  6. 越冬させる

    秋まきでは、草丈10cmほどで冬を越すようにまき時を選びます。早くまくほど越冬中の分枝が増えて開花も早まりますが、耐寒性が落ちて寒害や凍害を受けやすくなります。適期にまいたものでも、霜が直接当たると傷みます。株元にワラや刈草を敷くか、笹の枝を挿して霜よけにしてください。寒さが厳しくなる12月下旬までに、トンネル支柱へ不織布か寒冷紗をかけておくと確実です。冬は風が強いので、ハウスバンドなどで飛ばされないよう補強します。

  7. 支柱を立てるつるが15〜20cmに伸びた頃

    つるあり種は1.5〜2mの支柱を立てて誘引します。日照が足りないと実の入りが悪くなるので、つるを整理して光がよく当たるように誘引してください。エンドウの茎は中が空洞で折れやすいので、扱いは丁寧に。

  8. 追肥サヤエンドウは土寄せの頃・開花期・収穫始めの3回。実エンドウとスナップエンドウは莢が太る頃に1回

    収穫期間の長いサヤエンドウは3回に分けて施します。実エンドウとスナップエンドウは、莢が太る時期に株の勢いを見ながら1回程度で足ります。2月中旬までに畝の肩へ速効性の肥料を施し、同時に株元へ土を寄せておきます。追肥のときは中耕と除草も兼ねると効率的です。

    化成肥料
    1㎡あたり約30g
    成分量で見る場合
    1回につき10㎡あたりチッソ成分で30g程度(速効性)
  9. 開花期の水やり開花期

    この時期に土が乾きすぎると花が落ちます。乾燥が続くときは水をやってください。莢の着きも見た目の質も、この水やりで変わります。液肥を使うと質のよい莢が穫れます。

  10. 収穫

    サヤエンドウは中の豆が少しふくらみ始めた頃、スナップエンドウは豆が十分ふくらんで莢が鮮やかな緑になった頃、実エンドウは豆がふくらんで莢にしわが出始めた頃が適期です。いずれも穫り遅れるとかたくなるので、若莢のうちに穫ってください。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
冬に枯れる・傷む早くまきすぎて、大きな株のまま越冬した。または霜が直接当たった草丈10cmほどで冬を越すようまき時を選ぶ。12月下旬までに不織布や寒冷紗で覆う
初夏に急に枯れ上がるまき時が遅く、収穫期に25℃以上の高温が来た開花から収穫までが適温にあたるよう、まき時を逆算する
花が落ちて莢が着かない開花期に土が乾きすぎた。または日照不足乾燥が続くときは水をやる。つるを整理して光を通す
種が発芽しない水に浸けてからまいて、種皮が破れたエンドウの種は水に浸けずそのまままく
生育が悪い土が酸性、または連作苦土石灰を150〜200g施す。3〜4年以上空けた畑を選ぶ
根が腐る過湿水はけの悪いところは高畝にする
発芽してすぐ食べられる鳥害まいたあと不織布をべたがけするか、防鳥テープを張る

主な病気と害虫

  • 病気うどんこ病収穫が始まって肥料が切れた株に出やすい。花が咲いたら追肥とかん水で草勢を保つ
  • 害虫ハモグリバエさやができる頃から多発する。葉に白い筋を残す
  • 害虫アブラムシ新芽や巻きひげに付く。ウイルス病を媒介する
  • 病気立枯病マメ科の連作で出る。同じ場所で続けて作らない

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/(えんどう類)/さやえんどう/若ざや/生

エネルギー
38kcal
たんぱく質
1.8g
脂質
0g
炭水化物
4.2g
食物繊維総量
3.0g
カリウム
200mg
カルシウム
35mg
0.9mg
ビタミンK
47µg
葉酸
73µg
ビタミンC
60mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06020

同じマメ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。