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豆類

ソラマメ

莢が空を向いて育ち、収穫期になると下を向く。秋播き越冬が基本で、暖地ほど早播きしすぎに注意。

春・夏
ふつう
育てやすさ
広さが要る
プランター
8〜18
生育適温
4品種
登録品種

Vicia faba原産 西アジア〜北アフリカ

そらまめ / 空豆・蚕豆マメ科

栽培カレンダー

タネまき 10〜11月 / 植え付け / 収穫 5〜6月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期ではありません
6月はタネまきの時期ではありません
7月はタネまきの時期ではありません
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期です
11月はタネまきの時期です
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期です
6月は収穫の時期です
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期ではありません
11月は収穫の時期ではありません
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

地域別の作型

上のカレンダーは一般地を想定した目安です。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。

寒冷地東北・北海道・高冷地

123456789101112
春まき
秋まき

一般地関東〜近畿の平野部

123456789101112
春まき
秋まき

暖地九州・四国・南関東の平野部

123456789101112
秋まき
タネまき植え付け収穫

品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: 栽培暦(失敗しない栽培レッスン)サカタのタネ 園芸通信

ソラマメの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ソラマメ栽培の前提

発芽適温
15〜25℃。10℃以下と30℃以上では発芽率が悪くなる
生育適温
16〜20℃。暑さに弱く、20℃以上で生育が衰える
耐寒性
本葉5枚までの幼苗は強いが、それを超えると落ちる
越冬時の本葉数
5枚以上になると耐寒性が落ちる
耕土が深く重い土が適する。酸性に弱い
連作
3〜4年はマメ科を作らない
発芽までの日数
5〜7日
まき時(一般地の露地)
10月下旬〜11月中旬
育苗日数
約20日(本葉2枚で定植)

品種の選び方

ソラマメは一莢に入る豆の数や豆の大きさで品種が分かれます。冷涼な気候を好み、暑さには強くありません。花芽ができるには低温が要るので、秋にまいて幼い苗のまま冬を越させるのが基本です。幼い苗のうちは耐寒性がありますが、本葉5枚を超えて育つと弱くなり、春に伸び始めると霜の害も受けやすくなります。越冬するときの株の大きさをそろえることが、品種選び以上に効きます。

育て方の手順

  1. 土づくり直まき・定植の2週間以上前

    連作していない畑を選び、苦土石灰を施して耕します。酸性に弱いので石灰はきちんと入れてください。

    苦土石灰
    1㎡あたり約150g
  2. 元肥を入れて畝を作る直まき・定植の1週間前

    堆肥と元肥を施してよく耕し、畝を作ります。畝にシルバーマルチを敷くとアブラムシの飛来を減らせます。アルミ蒸着テープを張るのも有効です。マルチは雑草を抑え、水分と肥料を保つ働きもあります。リン酸を切らさないでください。初期にリン酸が効くと寒さへの強さが増し、根粒菌も着きやすくなります。

    堆肥
    1㎡あたり約2kg
    化成肥料(N-P-K = 8-8-8)
    1㎡あたり約50g
    元肥を成分量で見る場合
    10㎡あたりチッソ70〜100g・リン酸100〜150g・カリ100〜150g
  3. 種まき

    育苗(6〜9cmポリポット)でも直まきでも、種の黒い筋(おはぐろ)を斜め下に向けて土に押し込み、種の尻が地上にのぞくくらいの浅まきにします。ソラマメの種は大きいぶん、発芽に酸素も水も多く要ります。深くまくと酸素が足りず出てこないので、深まきは禁物です。直まきなら1か所に2〜3粒まき、本葉2枚までに1本にします。水をやったあと土が動いたら、薄く土をかけて落ち着かせてください。5〜7日で芽が出ます。種皮に傷をつけて一昼夜水に浸ける方法が知られていますが、かえって発芽が悪くなるので避けてください。ソラマメは種が大きくて栄養があるぶん鳥害が特に多いので、まいたらすぐ不織布をべたがけするか、テグス線を張って防ぎます。

    まき方
    おはぐろを斜め下に向け、種の尻がのぞく浅まき
    1か所あたりの粒数
    直まきは2〜3粒
  4. 定植本葉2枚(育苗約20日)

    定植が遅れると植え傷みしやすいので、適期の苗を根鉢を崩さずに植えてください。

  5. 防寒12月下旬までに

    本葉5枚までの幼苗は寒さに強いのですが、越冬時に大きく育った株は弱くなります。無理な早まきはしないでください。適期にまいたものでも霜が直接当たると傷むので、寒さが厳しくなる12月下旬までにトンネル支柱へ不織布か寒冷紗をかけておきます。冬は風が強いので、ハウスバンドなどで補強してください。

  6. 整枝と土寄せ春に開花が始まった頃と、莢が太る頃の2回

    次々に枝が出て伸びるので、できるだけ太くて節間の詰まった枝を6〜8本残して整理します。整枝したら株元が隠れる程度に土をかぶせ、通路に追肥をまきます。土寄せのときは、茎が外へ開いて株元まで日が当たるよう、株の内側にも土を入れておくのがこつです。1回目の追肥のあとは除草を兼ねて中耕もします。

    化成肥料(8-8-8)
    通路2㎡あたり約25g
    成分量で見る場合
    1回につき10㎡あたりチッソ成分で30g
  7. 開花・結実期の水やり

    花が咲いて実が着く時期は水を多く要ります。水の量で莢の着き方も大きさも変わるので、切らさないようにしてください。なお、莢が着くのは下から数節ぶんだけで、それより上は下の莢に養分を取られたり気温が上がりすぎたりして着かないのが普通です。上のほうに着かなくても異常ではありません。

  8. 倒伏を防ぐ

    枝が伸びすぎたら、倒れるのを防ぐため上部を刈り取り、もう一度土をかけます。支柱を立てて枝全体をひもで囲むように縛るのも有効です。

  9. 収穫

    上を向いていた莢が下に垂れ、背筋が黒褐色になって光沢が出てきたら穫り頃です。莢を触って豆の大きさを確かめ、はさみで摘み取ります。試しに1つ割ってみて、豆のおはぐろが黒くなる前が適期です。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
冬に傷む越冬時の本葉が5枚以上になっていた。または霜が直接当たったまき時を調整し、小さい株で冬を越させる。12月下旬までに不織布や寒冷紗で覆う
発芽しない深くまきすぎて酸素が足りなかった。または種皮に傷をつけて水に浸けた種の尻がのぞくくらいの浅まきにする。傷をつけて浸ける方法は使わない
莢が着かない・小さい開花・結実期に水が足りなかったこの時期は水を切らさない
植えたあと生育が止まる定植が遅れて植え傷みした本葉2枚の適期苗を植える
株が倒れる枝が伸びすぎた上部を刈り取り土をかける。支柱とひもで囲う
葉にモザイク模様が出る(モザイク病)羽のあるアブラムシがウイルスを運ぶ。10〜12月に暖かく雨が少ないと発生が多い生育初期と育苗中の飛来を防ぐことが要点。シルバーマルチやアルミ蒸着テープを使う。4〜5月は特に増えるので、短期間で急に増えたときは殺虫剤で防除する
発芽してすぐ食べられる鳥害。種が大きく栄養があるぶん狙われやすいまいたらすぐ不織布をべたがけするか、テグス線を張る

主な病気と害虫

  • 害虫アブラムシつきやすい。モザイク病を運ぶ。シルバーマルチやアルミ蒸着テープで飛来を防ぐ。4〜5月に急増する
  • 病気モザイク病アブラムシが媒介する。葉にモザイク模様や枯れ斑が出る

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栄養成分

可食部100gあたり / 野菜類/そらまめ/未熟豆/生

エネルギー
102kcal
たんぱく質
8.3g
脂質
0.1g
炭水化物
13.2g
食物繊維総量
2.6g
カリウム
440mg
カルシウム
22mg
2.3mg
ビタミンK
18µg
葉酸
120µg
ビタミンC
23mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロを表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年文部科学省・食品番号 06124

主な産地

2024年産 / 全国 11,500 t / 統計での作物名: そらまめ

  1. 鹿児島県2,460 t21.4%
  2. 千葉県2,210 t19.2%
  3. 茨城県1,120 t9.7%
  4. 愛媛県483 t4.2%
  5. 宮城県451 t3.9%
  6. 新潟県440 t3.8%
  7. 福岡県329 t2.9%
  8. 熊本県327 t2.8%
  9. 香川県301 t2.6%
  10. 長崎県295 t2.6%

出典: 作物統計調査 野菜生産出荷統計(2024年産)農林水産省

同じマメ科の野菜

同じ科の野菜は同じ病害虫が付きやすく、続けて同じ場所に植えると 生育が落ちることがあります。植える場所を回すときの目安になります。