ソラマメの品種
お多福そら豆
ふっくらとした丸みのある大粒種のソラマメ。名前は福々しい形からきている。莢は最初上を向いて付き、実が入ると重みで下がってくる。この下がるタイミングが穫りどきの目安になる。1莢に2〜3粒入る。
おたふくそらまめ
ほかの品種と何が違うのか
莢が上を向いて付き、実が入ると下がる。この動きが穫りどきの合図にあたる。
この品種が生まれた理由
ソラマメの「空豆」という名は、莢が空を向いて付くことに由来するとされる。実が入って重くなると莢が下を向くので、この向きの変化がそのまま収穫の合図になる。数える必要も切って確かめる必要もない、分かりやすい判断材料にあたる。
味と食感
ふっくらとした丸みのある大粒で、ゆでるとほくほくする。塩ゆで、焼きそら豆、豆ごはんに向く。
お多福そら豆を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどソラマメに共通する基本はソラマメのページを参照してください。
- マメ科なので根粒菌が窒素を作る。肥料をやりすぎると茎葉ばかり茂って莢がつかない。
- アブラムシがつきやすい。先端の新芽に集まるので、莢がついたら摘心すると被害が減る。
- 秋にまいて冬を越し、春に穫る。苗を大きくしすぎて越冬させると寒さで傷む。
- 莢が上を向いて付き、実が入ると下がる。この動きが穫りどきの合図にあたる。
収穫適期の見分け方
- 莢が下を向き、背の筋が黒くなったら穫りどきにあたる。
- 莢の表面に艶が出て、外から豆の形が浮いて見えたら適期。
保存と食べ方
塩ゆで、焼きそら豆が定番。莢つきのまま焼くと風味が逃げない。莢から出すと急に味が落ちるので、食べる直前にむく。
よくある失敗
- 収穫後すぐに味が落ちる。「おいしいのは3日だけ」と言われるほどなので、穫ったその日に食べる。
- 莢が上を向いているうちに穫ると実が入っていない。下がるまで待つ。
地域別の作型
ソラマメの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 秋まき |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ソラマメの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ソラマメの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期です | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ソラマメのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ河内一寸そら豆かわちいっすんそらまめ大阪府1粒が一寸(約3cm)になる大粒種。大阪府の河内地方で生まれたとされ、ソラマメの大粒系統の代表として多くの品種の親になっている。1莢に2〜3粒入る。皮が薄く、ゆでたときのほくほく感がある。
- 陵西一寸りょうさいいっすん3粒莢が付きやすい大粒のソラマメ。ソラマメは1莢に2粒入るのが普通だが、この品種は3粒入る莢の割合が高い。実の入りがよいので、同じ株数でも収量が増える。一寸系の大粒種にあたる。
- 駒栄こまえい耐寒性のある中生種のソラマメ。莢の付きが安定している。ソラマメは秋にまいて冬を越すので、寒い地域では越冬できるかどうかが最初の関門になる。耐寒性のある品種を選ぶと、そこでの失敗が減る。
- 初姫はつひめ豆の表面が赤いソラマメ。莢は一般のソラマメと同じ緑色で、むいて初めて赤が出る。1991年に品種登録された。2粒莢が中心だが着莢数は多い。粉質でやわらかく、甘みが強い。耐寒性があり、越冬も難しくない。
- ポポロ生で食べられるサラダソラマメ。莢は長さ25〜30cm、幅3cmほどで、6〜7粒莢が中心になる。草丈110〜140cmと大きく、放任すると18〜20本に分枝する。イタリアには大粒のソラマメを生のままチーズと食べる習慣があり、その使い方ができる品種にあたる。