ソラマメの品種
初姫
豆の表面が赤いソラマメ。莢は一般のソラマメと同じ緑色で、むいて初めて赤が出る。1991年に品種登録された。2粒莢が中心だが着莢数は多い。粉質でやわらかく、甘みが強い。耐寒性があり、越冬も難しくない。
はつひめ
ほかの品種と何が違うのか
莢は緑なのに、むくと豆が赤い。ゆで方しだいで色が残る。
この品種の要点
- 育成元
- ミカド協和(1991年〜)
この品種が生まれた理由
ソラマメの豆は緑か薄茶が普通で、赤い豆は珍しい。初姫はその赤を持つ品種として1991年に登録された。赤はゆでると抜けやすいが、塩に加えてミョウバンを少量入れると色が残る。色を残せるかどうかは、品種ではなくゆで方で決まることになる。
味と食感
粉質でやわらかく、甘みとコクがある。ソラマメらしいえぐみが少ない。皮ごと食べても口に残りにくい。
初姫を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどソラマメに共通する基本はソラマメのページを参照してください。
- 草勢が強く分枝も多い。伸ばしすぎると倒れるので、6〜7本に整理する。
- 耐寒性があり越冬しやすい。寒い地域でも作りやすい部類にあたる。
- 2粒莢が中心だが莢数は多い。1莢の粒数で判断せず、株全体の莢数で見る。
収穫適期の見分け方
- むいて豆が赤くなっていれば熟している。緑がかっているうちは早い。
- 莢の背の筋が黒く変わったら穫る。ここは他のソラマメと同じにあたる。
- 2粒莢が中心になる。粒数の少なさは不作ではない。
保存と食べ方
莢のまま冷蔵し、2〜3日で食べきる。ゆでるときに塩とミョウバンを加えると赤が残る。
よくある失敗
- ふつうにゆでると赤が抜けることがある。色を残すなら塩にミョウバンを少量加える。
- 莢の外からは赤いことが分からない。むくまで普通のソラマメに見える。
地域別の作型
ソラマメの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
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| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
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| 秋まき |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: ソラマメの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
ソラマメの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期です | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ソラマメのほかの品種
5品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- おすすめ河内一寸そら豆かわちいっすんそらまめ大阪府1粒が一寸(約3cm)になる大粒種。大阪府の河内地方で生まれたとされ、ソラマメの大粒系統の代表として多くの品種の親になっている。1莢に2〜3粒入る。皮が薄く、ゆでたときのほくほく感がある。
- お多福そら豆おたふくそらまめふっくらとした丸みのある大粒種のソラマメ。名前は福々しい形からきている。莢は最初上を向いて付き、実が入ると重みで下がってくる。この下がるタイミングが穫りどきの目安になる。1莢に2〜3粒入る。
- 陵西一寸りょうさいいっすん3粒莢が付きやすい大粒のソラマメ。ソラマメは1莢に2粒入るのが普通だが、この品種は3粒入る莢の割合が高い。実の入りがよいので、同じ株数でも収量が増える。一寸系の大粒種にあたる。
- 駒栄こまえい耐寒性のある中生種のソラマメ。莢の付きが安定している。ソラマメは秋にまいて冬を越すので、寒い地域では越冬できるかどうかが最初の関門になる。耐寒性のある品種を選ぶと、そこでの失敗が減る。
- ポポロ生で食べられるサラダソラマメ。莢は長さ25〜30cm、幅3cmほどで、6〜7粒莢が中心になる。草丈110〜140cmと大きく、放任すると18〜20本に分枝する。イタリアには大粒のソラマメを生のままチーズと食べる習慣があり、その使い方ができる品種にあたる。