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豆類

ダイズ

エダマメを完熟させて乾燥させたもの。同じ作物だが、収穫時期がまったく違う。根粒菌と共生して窒素を固定するため、肥料は控えめでよい。

旬
秋
育てやすさ
ふつう
プランター
広さが要る
生育適温
20〜30℃
登録品種
7品種

Glycine max ・ 原産 東アジア ・ 出典: ウィキペディア日本語版

だいず / 大豆 ・ マメ科

栽培カレンダー

タネまき 5〜7月 / 植え付け — / 収穫 10〜11月

月ごとのタネまき・植え付け・収穫の時期(露地栽培の目安)
作業123456789101112
タネまき
1月はタネまきの時期ではありません
2月はタネまきの時期ではありません
3月はタネまきの時期ではありません
4月はタネまきの時期ではありません
5月はタネまきの時期です
6月はタネまきの時期です
7月はタネまきの時期です
8月はタネまきの時期ではありません
9月はタネまきの時期ではありません
10月はタネまきの時期ではありません
11月はタネまきの時期ではありません
12月はタネまきの時期ではありません
収穫
1月は収穫の時期ではありません
2月は収穫の時期ではありません
3月は収穫の時期ではありません
4月は収穫の時期ではありません
5月は収穫の時期ではありません
6月は収穫の時期ではありません
7月は収穫の時期ではありません
8月は収穫の時期ではありません
9月は収穫の時期ではありません
10月は収穫の時期です
11月は収穫の時期です
12月は収穫の時期ではありません

カレンダーの読み方

  • タネまき
  • 植え付け
  • 収穫
  • その時期ではない

露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。

ダイズの育て方

土づくりから収穫までの手順を、量と時期の数値つきでまとめています。 露地栽培を想定した目安です。

ダイズ栽培の前提

分類
マメ科ダイズ属。未熟なうちに穫ればエダマメ
生育適温
20〜25℃。発芽には15〜25℃
種まき
5〜7月上旬
収穫までの日数
エダマメは80〜90日、完熟ダイズは110〜130日
株間
極早生〜早生20〜30cm、中生25〜30cm、中晩生〜晩生30〜40cm
土づくり
1㎡あたり堆肥2kg・苦土石灰120g・化成肥料40g
肥料の注意
多いと茎葉ばかり茂って莢が付かない
連作
マメ科の連作を避ける

品種の選び方

ダイズとエダマメは同じ植物です。若いうちに莢ごと穫ればエダマメ、畑に置いて完熟させ、豆を乾かして取り出せばダイズになります。日数でいえばエダマメが種まきから80〜90日、ダイズは110〜130日です。国産だけで300種類以上あるといわれ、種子が黄色い「黄大豆」が一般的、正月の煮豆に使う黒い種子のものが「黒大豆」です。産地品種には「ユキホマレ」「エンレイ」「サチユタカ」「フクユタカ」「丹波黒大粒大豆」などがあり、適した品種は地域でかなり違うので、育てる前に確認してください。エダマメとして穫るなら熟期で極早生(80日タイプ)から晩生(100日タイプ)まで分かれており、極早生から順にまいていけば7月初旬から9月のお彼岸過ぎまで切れ目なく穫れます。ここで気をつけたいのが、晩生種を早い時期にまくと茎葉ばかり茂って莢が付かないこと。熟期と種まき時期は必ずセットで考えます。

育て方の手順

  1. 土づくり

    水はけのよい土を好みます。水はけがよいと根が深く張るので、できるだけ深く耕してください。畝の高さは15cmほどが最適で、排水の悪い畑ではもう少し高くします。肥料は控えめが鉄則です。多すぎると茎葉だけが伸びて莢が付きません。マメ科は根粒菌が窒素を供給するので、そもそも多肥を必要としない作物です。

    堆肥
    1㎡あたり2kg
    苦土石灰
    1㎡あたり120g
    化成肥料
    1㎡あたり40g
    畝幅・高さ
    幅1m・高さ15cm程度
  2. 種まき(直まき)5〜7月上旬

    深さ1cmほどの穴を3〜4か所あけ、へそを下に向けて1粒ずつまき、土をかけて軽く押さえます。まいた直後に大雨が降ったり水をやりすぎたりすると、乾いた種が一気に水を吸って膨らみに耐えられず発芽不良を起こします。対策は、種まきの前日に畑へ十分水をやっておき、種まき当日から数日は水をやらないことです。鳥の食害も多いので、テグスや防鳥テープ、発芽までの防虫ネットで守ってください。

    まき穴の深さ
    1cm程度
    1か所あたり
    3〜4粒(1粒ずつ)
    種の向き
    へそを下に
  3. 種まき(ポット育苗)

    直径9cmのポットに育苗培土を8分目まで入れ、深さ2cmのまき穴を3〜4か所あけて1粒ずつまきます。日当たりのよい場所に置き、防虫ネットで鳥よけをします。初生葉(双葉の次に出る葉)が開いたら間引いて1〜2本にし、間引きはハサミで根元を切ります。2〜3週間育てて本葉3〜4枚で植え付けます。セルトレイなら本葉1〜2枚で植え付けてください。

    プランターの場合 — 深さ30cm程度のプランターで作れます。根粒菌がはたらくので元肥は控えめに。枝豆として若どりするなら鉢でも十分に楽しめますが、完熟のダイズまで穫るには株数が要るため、地植えのほうが向きます。

  4. 間引き・土寄せ

    発芽したら早めに間引いて、生育のよいものを1〜2株残します。追肥は基本的に不要ですが、除草を兼ねて土寄せをしてください。間引き後と草丈30cm頃の2回行うと、倒伏も防げます。中生・晩生種で茎葉の勢いが極端に悪いときだけ、1㎡あたり化成肥料20gを株元に施してから土寄せします。

    土寄せ
    間引き後と草丈30cm頃の2回
    追肥(勢いが悪い場合のみ)
    1㎡あたり化成肥料20g
  5. 摘芯

    「秘伝」「丹波の黒大豆」のような晩生品種は、5〜7節目で摘芯します。草丈が抑えられて倒伏を防げ、脇からの枝の伸びもよくなり、莢付きがそろって収量も上がります。早生から中生の品種は草丈がそれほど高くならず脇枝の発生も強くないので、摘芯の効果はあまり期待できません。ただし畑が肥沃で毎年茂りすぎるようなら、これらの品種でも一定の効果があります。

  6. 開花後のかん水

    開花期以降に高温と乾燥が続くと、枝の数が減り花が落ちて収量が落ちます。開花以降に水をやると莢の数が増えるので有効です。気温の高い日は朝夕の涼しい時間に与えてください。

  7. 収穫(豆として)葉が落ちるまで畑に置く

    実取り品種は葉が落ちるまで畑に置いておきます。その後、株ごと引き抜いて雨の当たらない場所で乾燥させます。莢がカラカラに乾いたら豆を取り出します。エダマメとして食べるなら、莢の中の実がふくらんだのを確認して、株の下のほうから順に穫っていってください。

よくある失敗と防ぎ方

起きること原因防ぎ方
茎葉ばかり茂って莢が付かない肥料が多すぎる。または晩生種を早い時期にまいた化成肥料は1㎡あたり40g程度に抑える。熟期に合った時期にまく
発芽しない、発芽しても弱い種まき直後の大雨や水のやりすぎ。乾いた種が急に水を吸って子葉が傷んだ種まきの前日に十分水をやり、当日から数日は水をやらない
まいた種が消えている鳥に食べられたテグスや防鳥テープを張る。発芽まで防虫ネットをかける
実に黒い斑点がある、莢が空カメムシの吸汁この作物で最も被害が大きい害虫。開花期以降は特に注意して防除する
株が倒れる草丈が伸びすぎた。土寄せが足りない土寄せを2回行う。晩生種は5〜7節目で摘芯する
花は咲いたのに莢が少ない開花期の高温と乾燥で花が落ちた開花以降に水をやる。朝夕の涼しい時間に行う

主な病気と害虫

ダイズの育て方の出典

ここに書いた数値と時期は、次の資料で確かめています。

栄養成分

可食部100gあたり / 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/全粒/黄大豆/国産/乾

成分表に生の行が無いため、乾燥・精白した状態の値です。水分が抜けている分だけ濃く出るので、生の野菜の数字とそのまま比べられません。

エネルギー
372kcal
たんぱく質
32.9g
脂質
18.6g
炭水化物
7.0g
食物繊維総量
21.5g
カリウム
1900mg
カルシウム
180mg
鉄
6.8mg
ビタミンK
18µg
葉酸
260µg
ビタミンC
3mg
食塩相当量
0g

「Tr」は微量、「(0)」は推定値としてのゼロ、「-」は未測定を表します。
出典: 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省・食品番号 04023)

主な産地

2024年産 / 全国の収穫量 252,400 t / 統計での作物名: 大豆

  1. 北海道132,400 t52.5%
  2. 宮城県18,900 t7.5%
  3. 秋田県11,300 t4.5%
  4. 佐賀県9,090 t3.6%
  5. 福岡県8,920 t3.5%
  6. 青森県7,730 t3.1%
  7. 新潟県6,850 t2.7%
  8. 山形県6,370 t2.5%
  9. 岩手県5,310 t2.1%
  10. 滋賀県5,220 t2.1%

出典: 作物統計調査(水陸稲、麦類、豆類、そば、かんしょ、工芸農作物)(農林水産省)

ダイズの品種

7品種。カードを押すと特徴と栽培カレンダーが見られます。