ダイズの品種
フクユタカ
- 福岡県
西日本でもっとも多く作られている大豆。たんぱく質が多いので豆腐に向く。豆腐は大豆のたんぱく質が固まってできるため、たんぱく質含量の高い品種ほど歩どまりがよく、しっかりした豆腐になる。
ほかの品種と何が違うのか
たんぱく質が多く豆腐に向く。西日本の主力大豆にあたる。
この品種の要点
- 産地
- 福岡県
この品種が生まれた理由
豆腐は、大豆のたんぱく質ににがりを加えて固めたものにあたる。だからたんぱく質が多い品種ほど、同じ量の大豆から多くの豆腐が作れる。フクユタカが豆腐用として広く使われているのはこの性質による。品種の成分が用途を決めている例になる。
味と食感
たんぱく質が多く、豆腐にするとしっかりした食感になる。煮豆や味噌にも使える。
フクユタカを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどダイズに共通する基本はダイズのページを参照してください。
- マメ科なので根粒菌が窒素を作る。肥料をやりすぎると茎葉ばかり茂って莢がつかない。
- 完熟させて莢が茶色くなり、振ると音がするようになったら穫る。
- 西日本向けの品種にあたる。寒い地域では作型が合わないことがある。
収穫適期の見分け方
- 莢が茶色く枯れ、振ると中でカラカラ音がしたら穫る。
- たんぱく質が多く豆腐に向く品種にあたる。完熟させてから穫る。
- 株ごと抜いて干してから脱穀する。
保存と食べ方
乾燥させれば長く保存できる。豆腐、味噌、煮豆に使う。
よくある失敗
- カメムシが莢を吸うと実が入らない。莢がふくらむ時期は注意する。
栽培カレンダー
ダイズの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ダイズのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- エンレイ長野県長野県中信農業試験場が育成した大豆。粒は丸くて大きく、種皮は黄色。タンパク質含有率が高く豆腐に向くほか、味噌の加工にも使える。熟期は中早生で、一般地では10月上旬に穫れる。北陸を中心に、南東北から中国地方まで広く作られている。
- サチユタカ農研機構九州沖縄農業研究センターが「フクユタカ」を母、「エンレイ」を父として交配した雑種第2代に、再びエンレイを交配して育成した。2003年8月19日に命名登録された(登録番号11367)。熟期は中の晩で、粗タンパク質含量が高く豆腐加工適性にすぐれる。
- ユキホマレ北海道北海道立総合研究機構十勝農業試験場が育成した大豆で、だいず農林118号にあたる。2004年11月8日に品種登録された(登録番号12279)。北海道の優良品種に選ばれている。田植え後の6月上旬にまいても減収しない早生種にあたる。
- 丹波黒大粒大豆たんばぐろおおつぶだいず兵庫県丹波地域で作られてきた黒大豆の在来種系統。百粒重が80〜90g程度と、一般的な黒大豆の約30gに比べて際立って大きい。花が咲いてから成熟するまでが普通の大豆のおよそ1.5倍かかり、そのぶん養分をためて大粒になる。
- 津久井在来大豆つくいざいらいだいず神奈川県神奈川県相模原市の津久井地域で古くから作られてきた在来大豆。粒が大きく甘みが強い。豆腐や味噌にすると風味が濃く出る。一度は栽培がほとんど途絶えたが、地域の取り組みで復活した。固定種なので自分で種を採れる。
- なかせんなり作付けの多い中生の大豆。豆腐や煮豆に広く使われる。大豆は完熟させて乾燥豆にするのが基本だが、若いうちに穫れば枝豆としても食べられる。同じ植物の別の段階を食べていることになる。