ダイズの品種
ユキホマレ
- 北海道
北海道立総合研究機構十勝農業試験場が育成した大豆で、だいず農林118号にあたる。2004年11月8日に品種登録された(登録番号12279)。北海道の優良品種に選ばれている。田植え後の6月上旬にまいても減収しない早生種にあたる。
ほかの品種と何が違うのか
6月上旬まきでも減収しない。北海道の主力にあたる。
この品種の要点
- 熟期
- 早生
- 育成元
- 北海道立総合研究機構十勝農業試験場(2004年〜)
- 産地
- 北海道
この品種が生まれた理由
北海道は生育期間が短く、大豆は早生でないと登熟が間に合わない。ユキホマレは田植えのあと6月上旬にまいても収量が落ちないため、水稲と作業を分けられる。十勝で育成され、北海道の優良品種に選定されている。
味と食感
白目の黄大豆で、煮豆や豆腐に幅広く使える。北海道産大豆として流通するものの多くがこの品種にあたる。
ユキホマレを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどダイズに共通する基本はダイズのページを参照してください。
- 早生なので、まくのが6月上旬になっても登熟が間に合う。
- 北海道向けに育成された品種にあたる。暖地では早く熟しすぎる。
- 水稲の田植えのあとにまける。作業を分散できる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ30cm以上のプランターに株間25cm。早生なので期間が短くて済む。
- 寒い地域でも実る数少ない大豆にあたる。
- 莢が乾いて音がするまで置く。
収穫適期の見分け方
- 莢が茶色く乾き、振るとカラカラと音がしたら刈る。
- 早生なので、同じ畑の中生・晩生より2週間ほど早い。
- 北海道では9月下旬から10月にかけて穫る。
保存と食べ方
よく乾かして密閉し、冷暗所で1年。北海道産は粒がそろうので、選別の手間が少ない。
よくある失敗
- 北海道向けの早生種にあたる。暖地では早く熟しすぎて収量が落ちる。
- 早生なので、遅くまきすぎると株が小さいまま実る。
栽培カレンダー
ダイズの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期です | 6月はタネまきの時期です | 7月はタネまきの時期です | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期ではありません | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 大豆育成品種北海道立総合研究機構
- 大豆「ユキホマレ」を活用した田植え後播種栽培技術農研機構
ダイズのほかの品種
6品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- エンレイ長野県長野県中信農業試験場が育成した大豆。粒は丸くて大きく、種皮は黄色。タンパク質含有率が高く豆腐に向くほか、味噌の加工にも使える。熟期は中早生で、一般地では10月上旬に穫れる。北陸を中心に、南東北から中国地方まで広く作られている。
- サチユタカ農研機構九州沖縄農業研究センターが「フクユタカ」を母、「エンレイ」を父として交配した雑種第2代に、再びエンレイを交配して育成した。2003年8月19日に命名登録された(登録番号11367)。熟期は中の晩で、粗タンパク質含量が高く豆腐加工適性にすぐれる。
- 丹波黒大粒大豆たんばぐろおおつぶだいず兵庫県丹波地域で作られてきた黒大豆の在来種系統。百粒重が80〜90g程度と、一般的な黒大豆の約30gに比べて際立って大きい。花が咲いてから成熟するまでが普通の大豆のおよそ1.5倍かかり、そのぶん養分をためて大粒になる。
- 津久井在来大豆つくいざいらいだいず神奈川県神奈川県相模原市の津久井地域で古くから作られてきた在来大豆。粒が大きく甘みが強い。豆腐や味噌にすると風味が濃く出る。一度は栽培がほとんど途絶えたが、地域の取り組みで復活した。固定種なので自分で種を採れる。
- なかせんなり作付けの多い中生の大豆。豆腐や煮豆に広く使われる。大豆は完熟させて乾燥豆にするのが基本だが、若いうちに穫れば枝豆としても食べられる。同じ植物の別の段階を食べていることになる。
- フクユタカ福岡県西日本でもっとも多く作られている大豆。たんぱく質が多いので豆腐に向く。豆腐は大豆のたんぱく質が固まってできるため、たんぱく質含量の高い品種ほど歩どまりがよく、しっかりした豆腐になる。