コムギの品種
ゆめちから
たんぱく質が多い超強力粉向きの小麦。農研機構が北海道向けに育成した。日本の小麦は本来たんぱく質が少なくパンに向かないが、この品種はパンが焼ける水準に達している。たんぱく質が多すぎるため、中力粉とブレンドして使われることが多い。
ほかの品種と何が違うのか
パンが焼ける国産小麦。日本の小麦は本来パンに向かない。
この品種の要点
- 育成元
- 農研機構
この品種が生まれた理由
パンがふくらむのは、小麦のたんぱく質(グルテン)が生地の中で網目を作り、発酵のガスを閉じ込めるためにあたる。日本の小麦はたんぱく質が少ないのでパンに向かず、輸入小麦に頼ってきた。ゆめちからはその状況を変えるために育成された品種になる。
味と食感
たんぱく質が多く、こねると強いグルテンができる。パン、中華麺に向く。単独では強すぎるので中力粉とブレンドすることが多い。
ゆめちからを育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどコムギに共通する基本はコムギのページを参照してください。
- 秋にまいて冬を越し、初夏に穫る。夏作の前後に組み込める。
- 冬に麦踏みをする。踏むことで根張りがよくなり、倒れにくくなる。
- 北海道向けに育成された品種にあたる。
収穫適期の見分け方
- 穂が垂れて、実が茶色く硬くなったら刈る。
- 指で潰して硬ければ適期にあたる。乳白色のうちは早い。
- 刈ったら束ねて干してから脱穀する。
保存と食べ方
パン、中華麺に。他の小麦とブレンドして使うことが多い。
よくある失敗
- たんぱく質が多すぎて単独では扱いにくい。ブレンドが前提にあたる。
- 収穫期に雨が続くと穂発芽して品質が落ちる。
栽培カレンダー
コムギの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期ではありません | 4月はタネまきの時期ではありません | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期ではありません | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期です | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期ではありません | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
コムギのほかの品種
1品種。果実の大きさや産地で見比べられます。