サンショウの品種
ぶどう山椒
- 和歌山県
- 有田川町
実が大粒で、ブドウの房のようにまとまって付く。房ごと摘めるので収穫の手が速く、栽培に向く系統にあたる。有田川町(旧清水町)と紀美野町の特産で、実山椒と乾燥山椒の2回に分けて穫る。
ぶどうざんしょう
ほかの品種と何が違うのか
実が大粒で房状に付く。房ごと摘めるので、産地の栽培品種になっている。
この品種の要点
- 産地
- 和歌山県 / 有田川町
この品種が生まれた理由
和歌山県は国内の実山椒の収穫量の約8割を占める。その中心にあたるのが有田川町で、1968年にしみず山椒生産組合が結成され、栽培技術と、生産から乾燥・出荷までの品質管理をそろえて行ってきた。高齢化が進む中山間地で地域を支える産業になっている。つぎ木苗を植えて10年目ごろから穫れ始め、そこから5〜10年がよく穫れる時期で、木の寿命は20〜25年になる。
味と食感
大粒なので、実山椒として佃煮やちりめん山椒にしたときに粒の存在が残る。乾燥させて挽いたものは香りが立つ。
ぶどう山椒を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどサンショウに共通する基本はサンショウのページを参照してください。
- つぎ木苗を10アールあたり70〜80本の割で植える。
- 雌木10本に対して雄木1本を植える。雌木だけでは実が付かない。
- 根が浅く広がるので除草剤は使えない。草刈機で刈る。
- 冬から春にせん定して堆肥を入れると、翌年の実付きがよくなる。
収穫適期の見分け方
- 実山椒は5月中〜下旬。青い未熟な実を房ごと摘む。
- 乾燥用は7〜8月に摘む。
- 炎天下の手摘みになる。実が傷まないよう一房ずつ摘む。
保存と食べ方
実山椒は穫ったその日に下ごしらえをする。乾燥山椒は産地が乾燥まで一括して管理している。粉に挽いたものは香りが飛ぶので冷凍で置く。
よくある失敗
- 穫れ始めるまで10年ほどかかる。年数を見込んで植える。
- 開花期に天気が悪いと昆虫が動かず、実の付きが落ちる。
- 枝に鋭い棘がある。せん定と収穫では手と腕を保護する。
栽培カレンダー
サンショウの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | あり | あり | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり |
| 収穫 | なし | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり | なし | なし | なし | なし |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 栽培技術と品質管理 ぶどう山椒とはぶどう山椒オフィシャルサイト(有田川町)