シュンギクの品種
株張り中葉春菊
株ごと引き抜いて収穫する中葉春菊。葉が密に付き、1株あたりの収量が多い。摘み取り型のように何度も穫ることはできないが、一度にまとまった量が穫れる。鍋物のように一度に量を使う料理に向く。
かぶはりちゅうばしゅんぎく
ほかの品種と何が違うのか
株ごと抜くタイプ。一度にまとまった量が穫れる。
この品種が生まれた理由
シュンギクの収穫方法は株張り型(株ごと抜く)と摘み取り型(側枝を伸ばして何度も穫る)に分かれる。株張り型は一度に量が穫れるので、鍋物のようにまとめて使う場合に向く。時期をずらして少しずつ播けば、収穫を分散できる。
味と食感
香りが強く、シュンギクらしいクセがはっきりある。鍋物、おひたし、白和えに向く。
株張り中葉春菊を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどシュンギクに共通する基本はシュンギクのページを参照してください。
- 株ごと抜くタイプにあたる。摘み取りでは次が伸びない。
- 時期をずらして少しずつ播くと、収穫を分散できる。
- アオムシやヨトウムシの被害が出やすい。植えたらすぐ防虫ネットをかける。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ20cm程度のプランターで作れる。株ごと抜くタイプなので、株間20cmを確保する。
- 一度にまとまった量が穫れる。鍋をする日に合わせて作ると使いきれる。
- とう立ちすると味が落ちる。春は早めに穫る。
収穫適期の見分け方
- 株ごと抜くタイプにあたる。草丈25cm前後になったら株元から抜く。
- 一度にまとまった量が穫れる。使う予定に合わせて穫る。
- とう立ちすると味が落ちる。
保存と食べ方
株ごと抜くタイプにあたる。一度にまとまった量が穫れるので、鍋をする日に合わせて穫る。濡れた新聞紙に包んで冷蔵する。
よくある失敗
- 一度抜くと終わりになる。長く穫りたいなら摘み取り型を選ぶ。
地域別の作型
シュンギクの一般的な作型を表示しています。 暖地と寒冷地では作業の時期が1〜2か月ずれます。 品種によってさらに前後するので、正確な時期は種袋の作型図を確かめてください。
寒冷地東北・北海道・高冷地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 春まき | ||||||||||||
| 夏まき |
一般地関東〜近畿の平野部。種袋では中間地と書かれる
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
暖地九州・四国・南関東の平野部
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 春まき | ||||||||||||
| 秋まき |
品種によってさらに前後します。正確な時期は種袋の作型図をご確認ください。
出典: シュンギクの育て方・栽培方法(失敗しない栽培レッスン)(サカタのタネ 園芸通信)
栽培カレンダー
シュンギクの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期です | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期です | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期です | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期ではありません | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期ではありません | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期です |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
シュンギクのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 金沢春菊かなざわしゅんぎく石川県大葉種の春菊で、葉の切れ込みが浅く肉厚。クセのない香りとやわらかさが持ち味になる。生育適温は15〜20℃。露地の春作をトンネルで覆う作り方が中心で、一部はハウスで作る。
- 大葉春菊おおばしゅんぎく葉の切れ込みが浅く肉厚なシュンギク。関西で好まれる。香りが穏やかで、生でサラダにもできる。株ごと抜き取って収穫するタイプにあたる。関東で一般的な中葉春菊とは、葉の形も香りの強さも違う。
- 中葉春菊ちゅうばしゅんぎく葉の切れ込みが深く、香りが強いシュンギク。関東で一般的にあたる。摘み取り型は、主枝を摘むと側枝が次々に伸びるので、1株から長く穫り続けられる。株ごと抜く株張り型もある。
- さっと菊さっとぎく葉が薄く火の通りが早いシュンギクの系統。名前のとおり、鍋に入れてさっと火が通る。シュンギクは煮すぎると香りが飛んでしまうので、火の通りが早いことがそのまま扱いやすさになる。鍋物向きにあたる。