ミツバの品種
切り三つ葉
軟白栽培して茎を白くした三つ葉。光を遮って育てるので葉緑素ができず、茎が白くやわらかくなる。香りは糸三つ葉より穏やかで上品になり、吸い物に使われる。品種ではなく育て方によるものにあたる。
きりみつば
「切り三つ葉」は特定の品種名ではありません
ミツバのうち、見た目や性質が近いものをまとめて呼ぶ名前にあたります。 この名前の種や苗は売っていないので、育てるときは具体的な品種名で探してください。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
この呼び名にあたる品種:白茎三ツ葉(関東系)
ほかの品種と何が違うのか
白い茎は品種の色ではなく、光を遮って育てた結果にあたる。
この品種が生まれた理由
軟白栽培は、光を遮ることで葉緑素を作らせず、やわらかく白い部分を作る方法にあたる。ウド、黄ニラ、潮江菜と同じ考え方になる。切り三つ葉の白い茎も同じで、同じ種を日に当てて育てれば糸三つ葉になる。
味と食感
やわらかく、上品な香りになる。吸い物、茶碗蒸し、和えものに向く。糸三つ葉より香りが穏やかなので、繊細な料理に合う。
切り三つ葉を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどミツバに共通する基本はミツバのページを参照してください。
- 光を遮って育てる。遮光しないと普通の緑の三つ葉になる。
- 強い日ざしを嫌う。半日陰か、他の作物の陰になる場所が向く。
- 乾燥を嫌う。土が乾いたら水をやる。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ25cm以上の容器を使う。白い茎は光を遮って育てた結果にあたる。
- 覆いをかけて光を遮る。かけないと緑の三つ葉になる。
- 半日陰でも育つ。日当たりの悪い場所で作れる数少ない野菜になる。
収穫適期の見分け方
- 光を遮って白い茎が20cmほど伸びたら穫る。
- 白いのは品種の色ではなく、光を遮った結果にあたる。
- 覆いを外すと緑になる。
保存と食べ方
吸い物、茶碗蒸し、和えものに。香りが飛ぶので最後に加える。
よくある失敗
- 遮光しないと白くならない。品種を手に入れただけでは同じものにならない。
- 香りが飛びやすい。加熱は最後に短く。
栽培カレンダー
ミツバの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
ミツバのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 白茎三ツ葉(関東系)しろくきみつばかんとうけいタキイ種苗の軟化栽培向きミツバ。関東地方の軟化栽培に適し、春まきと秋まきで幅広く穫れる。とう立ちが安定していて栽培しやすい。草姿は立性で、葉柄は淡緑色で長く、軟白したあとの色合いもよい。
- 白茎三ツ葉(関西系)しろくきみつばかんさいけいタキイ種苗の青ミツバ向きミツバ。関西系の青ミツバ栽培に適し、施設を使えば周年栽培ができる。草姿は立性で、香りの強い葉は三小葉からなる。生育旺盛で病気にも強く、播種後2〜3か月で穫れる。水耕ミツバとしても使われる。
- 根三つ葉ねみつば春に種をまき、土寄せをして育て、葉が地上に出たら根つきのまま穫るミツバ。品種名ではなく栽培のしかたによる呼び分けにあたる。売り場に出回る旬は3〜4月にあたる。糸三つ葉より風味が強く、歯ごたえがある。
- 糸三つ葉いとみつば軟白せずに日に当てて育てた三つ葉。茎まで緑色で、香りがもっとも強い。根元まで食べられる。三つ葉は栽培方法で糸三つ葉・切り三つ葉・根三つ葉に分かれるが、いずれも植物としては同じもので、育て方が違うだけにあたる。