ミツバの品種
白茎三ツ葉(関東系)
タキイ種苗の軟化栽培向きミツバ。関東地方の軟化栽培に適し、春まきと秋まきで幅広く穫れる。とう立ちが安定していて栽培しやすい。草姿は立性で、葉柄は淡緑色で長く、軟白したあとの色合いもよい。
しろくきみつばかんとうけい
ほかの品種と何が違うのか
軟化栽培(切り三つ葉)向き。青ミツバ栽培には向かない。
この品種の要点
- 育成元
- タキイ種苗
この品種が生まれた理由
ミツバは同じ株から、光を当てて青く育てる青ミツバと、光を遮って白く育てる軟化ミツバが作れる。ただし品種には向き不向きがあり、関東系は軟化に、関西系は青ミツバに向く。関東系を青ミツバとして育てると葉質が硬くなる。
味と食感
香りがよく、吸物や煮物の彩りに向く。軟白した葉柄は長く白く、正月の雑煮や吸物に使われる。
白茎三ツ葉(関東系)を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどミツバに共通する基本はミツバのページを参照してください。
- 好光性の種なので、まいたあとは種が軽く隠れる程度に覆土する。
- 発芽までは乾かさない。ここで失敗することが多い。
- 青ミツバとして育てると葉質が硬くなる。軟化栽培に使う。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ20cm以上のプランターで作れる。軟化するなら覆いをかけて日を遮る。
- 好光性なので覆土は薄く。発芽までは新聞紙をかけて乾燥を防ぐ。
- 半日陰でも育つ。日当たりの悪い場所を活かせる。
収穫適期の見分け方
- 軟白した葉柄が長く伸び、白く仕上がったころ。
- 根元で切って収穫する。株を残せば翌年も出る。
- 青ミツバとして穫るなら別の系統を選ぶ。
保存と食べ方
湿らせた紙に包んで冷蔵し、2〜3日で使う。香りが飛ぶので刻むのは使う直前にする。
よくある失敗
- 覆土が厚いと発芽しない。好光性の種にあたる。
- 青ミツバ栽培には不向き。葉質が硬くなる。
栽培カレンダー
ミツバの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 白茎三ツ葉(関東系)ミツバタキイ種苗 品種カタログ
ミツバのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 白茎三ツ葉(関西系)しろくきみつばかんさいけいタキイ種苗の青ミツバ向きミツバ。関西系の青ミツバ栽培に適し、施設を使えば周年栽培ができる。草姿は立性で、香りの強い葉は三小葉からなる。生育旺盛で病気にも強く、播種後2〜3か月で穫れる。水耕ミツバとしても使われる。
- 根三つ葉ねみつば春に種をまき、土寄せをして育て、葉が地上に出たら根つきのまま穫るミツバ。品種名ではなく栽培のしかたによる呼び分けにあたる。売り場に出回る旬は3〜4月にあたる。糸三つ葉より風味が強く、歯ごたえがある。
- 糸三つ葉いとみつば軟白せずに日に当てて育てた三つ葉。茎まで緑色で、香りがもっとも強い。根元まで食べられる。三つ葉は栽培方法で糸三つ葉・切り三つ葉・根三つ葉に分かれるが、いずれも植物としては同じもので、育て方が違うだけにあたる。
- 切り三つ葉きりみつば軟白栽培して茎を白くした三つ葉。光を遮って育てるので葉緑素ができず、茎が白くやわらかくなる。香りは糸三つ葉より穏やかで上品になり、吸い物に使われる。品種ではなく育て方によるものにあたる。