ミツバの品種
根三つ葉
春に種をまき、土寄せをして育て、葉が地上に出たら根つきのまま穫るミツバ。品種名ではなく栽培のしかたによる呼び分けにあたる。売り場に出回る旬は3〜4月にあたる。糸三つ葉より風味が強く、歯ごたえがある。
ねみつば
「根三つ葉」は特定の品種名ではありません
ミツバのうち、見た目や性質が近いものをまとめて呼ぶ名前にあたります。 この名前の種や苗は売っていないので、育てるときは具体的な品種名で探してください。
品種名ではない名前の一覧 もあります。
ほかの品種と何が違うのか
栽培のしかたによる呼び分け。根つきで穫るぶん風味が強い。
この品種が生まれた理由
ミツバは同じ植物から、栽培のしかたで糸三つ葉・切り三つ葉・根三つ葉の3つが作り分けられる。糸三つ葉は水耕で年じゅう、切り三つ葉は光を遮ってから緑化させて12〜2月、根三つ葉は土寄せして根つきで穫る。売り場での主流は糸三つ葉にあたる。出回りの旬(3〜4月)は産地の作型によるもので、家庭菜園で春にまいた株の穫りどきとは別になる。
味と食感
糸三つ葉より風味が強く、歯ごたえがある。根も食べられ、きんぴらや天ぷらに向く。おひたしにすると香りが立つ。
根三つ葉を育てるときのコツ
この品種だから変わる点だけを挙げています。土づくりや水やりなどミツバに共通する基本はミツバのページを参照してください。
- 春に種をまき、生育に合わせて土寄せする。葉柄が白く長くなる。
- 葉が地上に出たら、根をつけたまま掘り上げる。
- 土寄せの高さが葉柄の白い部分の長さを決める。
プランター・家庭菜園で育てる
- 深さ25cm以上のプランターを使う。土寄せの余地を残して浅めに植える。
- 根まで食べるので、土は清潔なものを使う。
- 半日陰でも育つ。乾燥にだけ気をつける。
収穫適期の見分け方
- 葉が地上に出そろい、葉柄が白く伸びたころ。
- 根つきのまま掘り上げる。切らずに抜く。
- とう立ち前に穫りきる。花茎が立つと硬くなる。
保存と食べ方
根つきのまま湿らせた紙に包んで冷蔵。根は泥を落として別に調理する。
よくある失敗
- 栽培のしかたによる呼び名なので、種袋で「根三つ葉」を探しても見つからない。
- 土寄せを省くと葉柄が短く、糸三つ葉と変わらない姿になる。
栽培カレンダー
ミツバの一般的な時期を表示しています。
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タネまき | 1月はタネまきの時期ではありません | 2月はタネまきの時期ではありません | 3月はタネまきの時期です | 4月はタネまきの時期です | 5月はタネまきの時期ではありません | 6月はタネまきの時期ではありません | 7月はタネまきの時期ではありません | 8月はタネまきの時期ではありません | 9月はタネまきの時期です | 10月はタネまきの時期ではありません | 11月はタネまきの時期ではありません | 12月はタネまきの時期ではありません |
| 収穫 | 1月は収穫の時期ではありません | 2月は収穫の時期ではありません | 3月は収穫の時期ではありません | 4月は収穫の時期ではありません | 5月は収穫の時期です | 6月は収穫の時期です | 7月は収穫の時期ではありません | 8月は収穫の時期ではありません | 9月は収穫の時期ではありません | 10月は収穫の時期です | 11月は収穫の時期です | 12月は収穫の時期ではありません |
カレンダーの読み方
- タネまき
- 植え付け
- 収穫
- その時期ではない
露地栽培(屋外の畑・プランター)を想定した目安です。ハウスやトンネルを使うと時期は前後します。同じ露地でも北海道と沖縄では1〜2か月ずれるため、 旬のおおよその位置をつかむものとしてご覧ください。
このページの出典
- 切り三つ葉、根三つ葉、糸三つ葉!日本educe食育総合研究所
ミツバのほかの品種
4品種。果実の大きさや産地で見比べられます。
- 白茎三ツ葉(関東系)しろくきみつばかんとうけいタキイ種苗の軟化栽培向きミツバ。関東地方の軟化栽培に適し、春まきと秋まきで幅広く穫れる。とう立ちが安定していて栽培しやすい。草姿は立性で、葉柄は淡緑色で長く、軟白したあとの色合いもよい。
- 白茎三ツ葉(関西系)しろくきみつばかんさいけいタキイ種苗の青ミツバ向きミツバ。関西系の青ミツバ栽培に適し、施設を使えば周年栽培ができる。草姿は立性で、香りの強い葉は三小葉からなる。生育旺盛で病気にも強く、播種後2〜3か月で穫れる。水耕ミツバとしても使われる。
- 糸三つ葉いとみつば軟白せずに日に当てて育てた三つ葉。茎まで緑色で、香りがもっとも強い。根元まで食べられる。三つ葉は栽培方法で糸三つ葉・切り三つ葉・根三つ葉に分かれるが、いずれも植物としては同じもので、育て方が違うだけにあたる。
- 切り三つ葉きりみつば軟白栽培して茎を白くした三つ葉。光を遮って育てるので葉緑素ができず、茎が白くやわらかくなる。香りは糸三つ葉より穏やかで上品になり、吸い物に使われる。品種ではなく育て方によるものにあたる。